《クリスチャンになろう Day 15》
もう 遠慮
はいらない
これまで、クリスチャンになるための具体的な4つのステップ皆さんと確認してきました。もし今、あなた自身の罪を 「1. 認め」
、イエス・キリストが 救い主であることを 「2.信じ」
、罪のゆるしと永遠の命を 「3.受け取り」
、 戸口でノックをしておられるイエス・キリストをあなたの人生に 「4.迎え入れる」
ことが、神様があなたにのぞんでいらっしゃる最善の道であることを確信し、それを心から願うのなら、ご一緒に神様に祈りましょう。
もしも、今日初めてキリストをお迎えしようとされる方々の中には、「 どのように祈ってよいかわからない
」と戸惑っている方もいるかもしれません。具体的に、キリストを迎え入れる祈り方について学びましょう。 祈り方には三つのポイント
があります。
ポイント1.天の父に呼びかける
どのように祈ったらよいか分からない、という戸惑いは弟子たちも持っていました。ある日、祈り方がわからずに悩んでいた弟子の一人が、「 わたしたちにも祈りを教えてください
」(ルカ11:1)と主イエスに聞きました。すると、主は「 このように祈りなさい
」と言って、祈り方を教えてくださいました。
「 天におられるわたしたちの父よ
、御名が崇められますように。御国が来ますように。御心が行われますように、天におけるように地の上にも。わたしたちに必要な糧を今日与えてください。わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください。」(マタイ6:9-15)
ご存知の方も多いと思いますが、これは教会などで一般に広く祈られている「 主の祈り
」と呼ばれる祈りです。主イエスが直々に教えてくださったこの祈りは、私たちが祈るべき神の御心があますところなく盛り込まれた「 祈りの真髄
」とか「 祈りの中の祈り
」と呼ばれています。例えば、突然の災難や事故に襲われ、心が大きく動揺し、どのように祈ったらよいか分からないときも、「 暗唱していたこの主の祈りが、とっさに口から出てきて、神様が守ってくださった
」、というような証をよく聞きます。
主イエスが教えてくださった「祈りの中の祈り」の中の、 最初の出だし
に注目してください。
「 天におられる父よ
」と、父なる神様を呼びかけることを教えています。主イエスが個人的に祈るときは、いつも親しみを込めて「 アッバ、父よ
」(マルコ14:36)と呼びかけて祈っていました。この「 アッバ
」とは、「 お父ちゃん
」とか「 パパ
」「 ダディー
」というように、幼い子どもが父親を親しみを込めて呼ぶ呼び方です。父のふところにいた独り子イエスは、弟子たちにも同じように「天の父よ」と親しみを込めて呼んでいいことを教えたのです。
それは弟子たちにとって、とても驚くことでした。「 ええー!?わたしたちもイエスさまのように、そんな風に祈っていいの!?
」 あたかも、父親の愛のふところに飛び込んでいく幼子のように、 大胆に「お父ちゃん!」と呼びかけて天の父なる神様に駆け寄ることができる恵みに彼らは驚いた
のです。
同様に、あなたにも「天の父よ」と親しみを込めて呼びかけることを主は願っています。
神の霊によって導かれる者は皆、 神の子
なのです。...この霊によってわたしたちは、 「アッバ、父よ」と呼ぶ
のです。(ローマ8:14-15)
1コリント1:9は、このように証します。 「 神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。
」 つまり、主イエスを人生に迎え入れ、親しい交わりをもつならば、あなたは神の子とされます。神の子であるならば、主イエスのように遠慮することなく大胆に「アッバ、天の父よ」と呼びかけることができるのです。
天の父は、あなたを愛するがゆえに、御子イエスを送ってくださいました。あなたの救いのために、すでに大きな犠牲が捧げられたのです。それは、あなたとの交わりの回復のためです。さあ今、真心をこめて、あなたの肉親の父親以上に親しみを込めて「天のお父さん」と呼びかけてみましょう。父なる神は、大いに喜んでくださるでしょう。 その呼びかけこそが、あなたが主イエスを迎え入れ、その交わりに入ったことの目に見える証なのです。