途中「義母&義姉の突撃訪問」の記事が入ったけど、再びドイツ国際平和村訪問日記の続き。
私達は子供に「口腔衛生」を教えるのがメインなのだが、その前後は子供達と歌ったり踊ったり、 お遊びの時間 をもうけている。
アンゴラ、アフガニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン等の子供達の共通語は、 ドイツ語 !
子供達って、すごいよねー。
ドイツに来て数ヶ月なのに、ドイツ語で喧嘩してるもん。
ああ、ドイツに1年半居たのに、もう何も話せない。。。とほほ。
やっぱ、使わない鍬は錆びるのだ。
でも、遊びって言葉を必要としないのよね。← 開き直り!
一回に付き、20人弱の子供達(男女別)のグループがやって来て、4つのテーブルに別れて座って遊び始める。
女の子と遊ぶのは同性だけに簡単だ。
折り紙、お絵描き、ダンスなど。
松葉杖を使っている子も、松葉杖を投げ捨てて踊っているからビックリする。
大丈夫なの~?
今回は思う所あって、中央アジアの子供達とお喋りしてみたよ。
だって、彼らの住んでいる場所について何も知らないんだもん。
でも共通語はドイツ語なので、私のめちゃくちゃなドイツ語を分かってくれる、ちょっぴり大人びた子供達に話しかけてみた。
小さな子供よりも、私の言わんとする事を分かってくれそうだったから。
「あなたはウズベキスタン~、あなたはタジキスタン~。(言葉)理解出来るの?」と無茶苦茶なドイツ語で質問。
側に居たアフガニスタンの子が助け舟を出してくれた。
「似た言語なので、理解出来るのよ」と。
その後、アフガニスタンの女の子達(二人とも13歳 )とお喋り。
とても魅力的な大人の女性になりつつある感じ。
こっちもドキドキしちゃった。
「毎日4回お祈りしている、平和村ではベールを使わないけど本国では使用している、ドイツでの生活は悪くないけど、お母さんの居る所に帰りたい、お母さんのご飯が食べたい」など、控え目に話してくれた。
そうだよねー、お母さんのもとが一番だよね。
見た目には障害の部位は分からなかったので、二人ともきっと内臓疾患なのだろう。
私と話しながら、さらさらと絵を描いていたアフガニスタンの女の子が、帰り際に彼女の作品↓をくれたよ。
へえ~、何も見ないで緻密にデザインするものだ。
とっても奇麗!
刺繍の下絵に良さそうね。
さて、次は男の子のグループ。
小さな男の子達だったら、女の子のグループと同じ様な遊びでいいけど、12、13歳の少年になりかけている男の子はどうするよ~。
急に、「腕相撲大会」が始まった!
年上の男の子達にはこういう方が面白いみたい。
仲間の男性達と中央アジアの男の子達、マジで真剣勝負。
仲間に「少しは負けてやれよ~」 って思ったんだけど、少年達もかなり力強い。
一度、仲間が10歳位の男の子の腕に助けを出そうとしたら、止められてた。
男のプライド
イスラムの男の子達は、 もうこの段階からすでに男気がある。
それにしても、顔を真っ赤にして全身の力を込めて腕相撲している姿をみると、何処に具合の悪い所があるの~?って思ってしまう程、皆元気なのだ。
一緒のグループで来た年下の男の子達は、お兄さん達と同じ遊びは出来ないから、折り紙やお絵描きで遊んでいたんだけど、一人、皆の折り紙をじーっと見ているだけの8歳か9歳位の男の子(多分アフガニスタン)がいた。
「一緒に折り紙する?」って聞いた後、失敗したーって気が付いた。
折り紙をする両手が無かったのだ。
両方とも肘から数センチ残して、その先は無かったのだ。
爆弾で失ったのかな。。。
おもちゃに爆弾が仕掛けられている事もあって、それを拾った子供達が犠牲になっているらしい。酷い話だ。
映像で観た知識なのだけど、多分この男の子には、肘から先の部分の骨を成長させる器具をいれ、骨の十分な成長後、肘から先を2分割(骨は2本あるから)するオペを行い、物がつかめる様にする治療が行われるのだと思う。
彼には、お絵描きも折り紙も難しいので、側に居た子供達で「神経衰弱」(メモリーゲーム)をしよう!と言うことになった。
トランプではなくて学生達が用意したお手製のイラストカード(2枚同じイラストがある)を使っての「神経衰弱」。
手が無いとは言え、彼は残っている腕の先端部分を両方使って上手にカードをめくる事が出来る。
ほほ~。
彼はこのゲームに真剣になって、記憶力も抜群でたくさんのカードをゲットしていた。
残りのカードが少なくなると、仲間の男性が「シャッフル、シャッフル~」って、度々カードをかき混ぜていた。
ゲームに参加していた子は、記憶させていた場所が異なってしまうので「ああ~。。。」って残念そうな声を出していた。
他の男の子達は 「シャッフル、シャッフル~」って言葉を覚えた様子。
その後もつぶやいていたよ。笑
その腕の無い男の子、ゲームに参加している他の子がカードをめくる時に、「これだよ、これっ!」ってワザと間違ったカードを教える。
しかも何回も。
「お前、悪い奴だな~。」 って、仲間の男性。
で、彼がカードをめくる番になって、仲間が「これ、これっ!!」って間違ったカードを教えると、素直に信じて間違ってしまう。
「人を騙す様な行為はするけど、結構他人の言う事を信じてしまう素直な少年の心は残っているね」と私達。
ピュアな部分は変わらないでいて欲しいな。
続く。。。
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