*今日よりもっと幸せになろう*

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出発~6合目



お盆の時期でものすごい人+台風による悪影響で、8合目までしか行けなかった。
今度こそ山頂まで登るぞ! と思いつつ、誰も一緒に行ってくれる人がいないまま月日は経ち、 
富士登山なんてすっかり忘れていた今年の7月、突然「富士山に行かない?」とMちゃんからのお誘い。
「行きたいっ!」 すぐにスイッチが入った。

それからあっという間に時は過ぎ、8/23深夜、夜行バスで、大阪から静岡県 富士宮口
(ふじのみやぐち)へ向かったのでした。


8/23 7:30頃、富士宮口の出発地点、新5号目に着く。
標高2400メートル。すぐに空気の薄さを感じる。もってきた朝食のあんぱんは、気圧の低さで
袋がパンパンに膨れていた。売店へ行こうと階段を上がるも、1・2段上がっただけで、
息が切れて苦しい。やっとの思いで売店へ着き、金剛杖に新5号目の焼き印をおしてもらった。(\200也)
もうすでに眼下に山、雲が見え、別世界にきたみたい。

9:17 新5号目を出発。天気は快晴で半袖でも十分だけど、リーダーが長袖を着ていたので
それにならうことにした。2時間近く新5号目で身体を慣らしたというのに、歩き出すとすぐに息が切れる。
心臓がバクバクする。少し歩いては休憩、少し進んでは水を飲みを繰り返しながら、
ようやく6号目に着いた。

6合目。標高2500メートル。Mちゃんはすでに到着していた。山小屋で6合目の焼き印を押してもらう。
小屋のおばちゃんが温かいお吸い物(?)を出してくれた。
塩がよくきいているけど、疲れているせいか逆にそれがおいしく感じられる。
今日はいい天気なので紫外線が強い。標高の高い山は特にそう。なので長袖を着た方がいいらしい。
前回は8合目までしか登れなかったから、せめて今回も8合目までは登りたい。
でも登れるのだろうか・・・。

6合目を出発。相変わらず少し歩いてはすぐ休憩で、みんなよりも随分遅れて歩いていた。
「高山病にならないようにするには、こまめに水を飲んだほうがいいよ」
「思いっきり深呼吸して。ゆっくり息をはいて」
「前回は8合目まで登ったんだ。大丈夫、大丈夫、登れる、登れる!」
Tリーダーが後ろをついて歩いてくれる。
周りの景色を見る余裕もなく、ただひたすら歩く。せっかく持ってきたカメラもまだ使っていない。
下山してくる人の中には、すれ違う時に「こんにちは」と挨拶してくれる人もいたが、
「こんにちは」と返す元気もなく、ただただリーダーの言う通り、『こまめに水を飲み、休む』
を繰り返すだけで精一杯だった。


「新7合目~山頂」へ続く











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