風とこころ

風とこころ

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涙はらはらと・・・




「髪、切りました?」

「うん。変?」

「変というか何というかー―――」

管理人の髪型を見て、口を閉ざすゼロス。

それもそのはず。管理人は前髪を切りすぎた。

ああ、そうさっ!!可笑しいさっ!!これのどこが悪いっ!?前髪まっすぐ切っちゃっただけじゃないかっ!

少々ヒステリック気味に泣き叫ぶ管理人。

自分で髪の毛を切ったのだ。

「まあ。まあ。小学生みたいでいいんじゃないですか?」

「それ、 かーちゃんにも言われたよっ!! 馬鹿にしてんのか ゴルァ!!

「ちょっと落ち着いてくださいよ。管理人さん。」

「ふ、ふえ・・・・」

「え、ちょ、ちょっと・・・?」

「ふえーん・・・・(泣)」

「ど、どうしたんですか。管理人さんっ・・・(汗)」

管理人がいきなり泣き始めた。ゼロス、動揺。(爆)

「阪神大震災、恐ええー・・・・(泣)」

いきなり、それですかっ!? 」ゼロス、突っこむ。

「いや、だってテレビ入ってたし。」

「関係ないでしょう!!」

「何か泣けてくるよねえー」

「知りませんよ。僕魔族なんだし。」

(ヤケ!?/爆)

「ははは。そうだねえ。うちも別になんてことないんだけどねえ。人間は身体の中で怒りとか、悲しみとかで変質した悪玉とかそんなのを涙で流すからねえ――――」

「よく知ってますねえ。」

「うん。」

はらはらと管理人の目から涙がこぼれる。

「あわわ。(汗)泣かないでくださいよ、管理人さん;」

「しょうがないじゃん。泣けるんだから。」

「はあ。人間って不思議ですよねえ。」

「だねえ。それじゃ、今日はコレくらいで。」




P.S
実際には泣いておりません。泣きません。泣かないもん!(>ω<) (爆)2005.01.14



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