風とこころ

風とこころ

52

美少年☆




「ん・・んんん・・・」

今見ていた夢の記憶を辿りながら目を開けてみると、黒い髪の毛が目の前に広がった。

最初は母親が父のいびきに耐えられなくてやってきたのかと思ったのだが、どうやら違うらしい。

紙の艶が違う。

目を擦りながら黒髪の持ち主を確認してみると、なんと・・・・・美少年だった!!

目を見張るほどの。

「・・・・・(食べていいのか・・・・・?)」

そんなことが頭をよぎる。

(何だこいつ。サンタさんからの贈り物か?それとも三田さんか?・・・・・いやいや、そんなことはどうでもいい。問題は、この少年を食うべきか食わざるべきか、のどちらかだ!!)

眠っている少年に今ここで犯罪に手を染めようとしている奴を止められる者はいるのだろうか、いや、いない。(オイ

とりあえず、欲望の塊というか何というかのヨダレを拭き取り(ただ単に寝ているときに流したヨダレ)、美少年に魅いった。

(・・・・・美しい!!というか、可愛い!!w 好みにジャストミート!w)

激しい動悸と、息の荒さで尋常でない者だということがいやでもわかる。というか、変質者だ。

(それにしても、どうするべきか。この少年・・・・・)

顔立ちの整った少年を覗きこむようにして見ていると、少年が目を醒ました。

まつげが長い。

少年は私を見て一瞬固まった。そして、

「だ、誰ですか?」

「オメーが誰だよ。オイ。人の寝床にかってに忍び込んできやがって!サービスかとおもっちまったじゃねえか。ええ?何か言ってみろや、コラ。」

「あ、ごっごめんなさい。ここはあなたのお部屋で・・・・・?」

少年は思わず謝った。大きな瞳が印象的だ。

「そうだけど。何でいんの?」

「え、いや・・・なんででしょう?」

少年は首を傾げた。

どうやら自分がなぜここにいるのかわからないようだ。

夢遊病?

まあ、そんなこんなで少年をひろっちまったい。

拾ったというか何というかだね。

はてさてこれからどうなることやらな。(笑)

今日はここまで!w 2005.02.12



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