とってもナイスなツール「アクセスGET!」ですが、欠点というか制限が何点かあります。 ※ 2010 年 1 月現在、「アクセスGET!」さんはサービス停止しているようです
※URLとはホームページのアドレスだと思ってください。
実はこれらの欠点というか制限は、Webブラウザとして、Internet Explorer(IE)だけでなくNetscape等、他のも組み合わせて使うとある程度克服できます。しかも、「アクセスGET!」は基本的にIEで正しく動くように作られているので、他のWebブラウザを使うと挙動が多少変わって、面白い効果が得られます(得てして、IEを単体で使った場合よりもユーザーにとっては有利な効果が得られます)。それでは、上記制限の克服についてと、私が試した範囲で各Webブラウザの特性を書いていきたいと思います。
■複数URLの登録
これは単純に、IEだけでなく他のブラウザを使うかあるいは複数のPCからアクセスすることで可能です。つまり、ブラウザ1種類につき1つのURLというイメージです。
■登録URLの確認
繰り返しになるんですが、複数種類のブラウザを使っていると、別のブラウザで自分が登録したホームページを見てしまうことがあります。これで、アクセス数が1つ減ってしまうんですがそんなに頻度は高くないので確認用ということでいいと思います。間違ってURLを入力しているのに気がつかないよりはよっぽどマシです。どきどきエラー画面がでていたら自分の登録したページではないかどうか確認したらいい思います。
■登録ページのアクセス頻度アップ
前節で書いたとおり、実際に自分の登録したページの表示頻度はそれほど多くないです。経験上、1つの登録あたり1日に100アクセスといったところです。いかに様々な人が登録しているか分かります。なので、「もっと目立たせたい!」「もっと表示頻度をあげたい!」と思うかもしれません。その場合は、複数ブラウザを使うことを逆手にとります。つまり、全てのブラウザで目立たせたい同一URLを登録してしまえばいいのです。これで多少はアクセス頻度がアップするかも?
■IE以外のWebブラウザを使う
「Webブラウザ?何それ」ということになるかもしれませんが、ようするにホームページを見るためのソフトです。ほとんどは、Windowsの機能として組み込まれているようなものなので、あまり意識してないかもしれません。Windowsを使って、あまり意識してない場合は、それは無意識のうちにIE(Internet Explorer)を使っている(使わされている?)ということになります。とりあえずIEからはじまって、各ブラウザの簡単な紹介とアクセスGET!使用感をお知らせ。
Internet Explorer
大変スタンダードなWebブラウザ。以前ほどではないですが、ときどき「html(ホームページを記述する呪文)が規約にそってない!だせー!」と指摘する専門家きどりな人が多かったですが、それでもIEはどんなにひどくて規約外のhtmlを書いてもきちんと表示する上それが業界標準なのでもう誰も何もいわなくなりました。
世の中の多くのホームページは、htmlの規約ではなく、IEできちんと表示されるように作られています。どっちっかっていうと、IEが規約じゃん?
機能無難、表示速度無難、追加機能ほとんどなし、ということでともかく「色々なホームページを作者の意図どおり表示できる」こと以外、これといった特徴もないです。唯一すばらしい機能としては、コンピュータ・ウィルスを自動的にばらまく支援ですかね(爆)。最新版はIE 8.0。古いバージョンは、時期にマイクロソフトのサポートがなくなる上にコンピュータウィルスによる危険性を減らすため、最新版にしましょう。おすすめ<なんでやねん。
アクセスGETで使う上では、ウザイページをブロックする機能がほとんどないので使い勝手は最悪(IE6)です。比較対象がない場合がほとんどですが、以下にあげるブラウザを使うと、それがわかります。唯一よい点は、IE以外のブラウザがウザくて重いCGI系のページにばしばしアクセスすると、クラッシュしておちてしまうことが多いですが、IEはあまりありません。IEはどちらかというと、全然関係ないところで突然おちます(爆)。
Netscape
古くはIEと対をはっていたというか、こちらがWebブラウザ元祖といえます。昔Webブラウザが売られていた時代、マイクロソフトはIE無料配布作戦にでて、しかもWindowsと切り離せなくしてしまったためにシェアを急拡大、Netscapはもう一部のマニアしか使わなくなりました。タイムワーナーA○LがNetscapeを飼い殺してしまった感も否めません。その昔は、ホームページ作ったらIEとNetscapeで動作確認してたんですが、今は無視ですね。
とはいえ、機能豊富です。タグブラウジング機能(1つのウィンドウ上で、複数ページを表示可能で、該当するタグをクリックすれば簡単にページの切り替えが可能)がついてるので、アクセスGETで効率よく作業するにはうってつけ。また、アクセスGETに登録されているウザイページ第1位「5つも6つもポップアップウィンドウを開くページ」のポップアップを抑止する機能がついているので、使わない手はありません。ナイス!ときどき表示が乱れたり、CGI系のいけてないページの場合「ダウンロードします」といわれることがありますが、アクセスGETで使う場合は見ることが目的でないのでいいのでわ?
他にも、見た目も標準で変えられるし、それなりに表示しれるし、IEむけのJavaScriptによるウザイ制御(ウィンドウを揺らしたりとか)に影響されないのでおすすめ。以下サイトからダウンロード可能です。もちろん、無料。最新安定板は、Netscape 7.1。
http://wp.netscape.com/ja/downloads/index.html
ちなみに、WindowsでWebブラウザをインストールするときの注意としては、標準で使うブラウザをIEから置き換えてしまうものが多いということです。たとえば、何も考えずに[はい]を連打してNetscapeをインストールすると、ホームページのショートカットアイコンをクリックしたら、IEでなくNetscapeが立ち上がるようになってしまいます。インストール中にhtmlとの関連づけをするかとか、標準のブラウザにするかときかれたら「いいえ」と答えるとか、チェックボックスをはずしましょう。
Mozilla(現 FireFox)
歴史的背景は、大幅に割愛するとして、すべてはここからはじまった由緒あるブラウザ。
BBS(って何の略だかわかってつかってるんだろうかみんな)にWebブラウザのユーザーエージェント(WebブラウザとかOSの種類を識別するコード)も表示するものがあります、IEですらも、
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; ...
とかなっていて、実はMozillaベースであることがわかります。
とはいえ、今提供されているMozillaは基本的に名前だけを拝借したもので、元祖の開発ラインはとっくに消滅しております。歴史的背景は大幅に割愛するといったわりには、色々と書いてしまいましたが、実際には一冊の本ができるくらいディープなので、興味のある方々はネットで検索してみたください。
現行のMozillaはNetscapeと同じです。正確にいうと、NetscapeがMozillaをベースに作られてます。違いは、見た目だけでほとんど同じです。なのでアクセスGETでの使用も最適。アクセスGET用としては、イチオシ。以下のサイトからダウンロード可能。もちろん、無料。最新安定板は、1.7。
http://jt.mozilla.gr.jp/products/mozilla1.x/
なお、肥大化して「IEよりも重い」という反省から(IEも十分重いですが)、余計な機能をカットした、Mozilla Firefox が中心の開発ラインになるようです。まだ、バージョンは0.9.1。
OPERA
年々、多機能・肥大化していくWebブラウザ。起動にとっても時間がかかるとか、古いパソコンで使うととっても重いとか、そういう現象が起こってきました。
そんななか、OPERAはうまれました。必要な機能を厳選し、軽く動作するよう1から開発された新基軸Webブラウザです。
ホームページの表示は、他のWebブラウザに比べきびきび高速表示してくれます(そもそも、ネットワークが遅いとその恩恵もうけられないですが)。ウィンドウを開くだけなら、起動も早いです。
結構動作が軽いのに、機能面も豊富です。タグブラウジング、MDI表示可能(ウィンドウの中に、各ページをさらに小さいウィンドウで表示)で、OPERAを開けばその中の1つウィンドウとして、メールができたり、ニューズグループがみれたり、もちろんホームページがみれるので、あまりごちゃごちゃと重いアプリケーションを立ち上げたくない非力なパソコンで使えます。
問題は、Netscape以上に表示が乱れるホームページが多い、Netscape以上によくクラッシュする、無料版は広告がつく、パスワード補完機能がIEに慣れてる人には使いづらい、ホームページをたくさん開きすぎると意外とマシンパワーを消費するので非力なパソコンでは他のアプリケーションと併用すると重い(単体で使う分にはいいんですが)かも、ってとこです。一応、弁解しておくと、クラッシュしてもクラッシュする直前の状態からスタートする機能があるので、それによって作業が中断されることはあまりないです。
アクセスGETでの使用感は、ポイント抽選時間が他のに比べて長い、効率的に作業をすすめるには標準設定を結構いじる必要があるってとこです。
広告表示をなくすため、お金を払ってまでもOPERAをこよなく愛するヘビーユーザーむけ。下記サイトからダウンロード可能。日本語版の最新安定板は、7.23。広告をはずすには、お金を払って買う必要があります。
とりあえず無料版もあるので、NetscapeやMozillaも含め、今まで何も考えずにIEを使ってきた人は、一度ためしてみるといいと思います。Windowsを使っていれば、他にとくに買い足す必要はないですが、コンピュータ・ウィルスがはやっている昨今、自己防衛も含めて色々なソフトを吟味して使いやすい環境にするのも一興かと。
IEのタブブラウザ化?
IEにタグブラウジング機能や、ウザイページ抑止機能があれ、アクセスGETでも使えて、なんといっても業界標準!ホームページをきちんと表示できる…。実は、そういった機能をIEに追加するソフトがあるんですね。たとえば、以下のサイトをご覧ください。
それこそ、無料・有料含めてたくさんあります。個人的にはおすすめなんですが、インストーラが含まれてないことが多かったり、設定項目が多すぎたりと、ビギナーレベルでは敷居が高いです。
■けど結局…
「各Webブラウザの使い勝手を議論したところで、複数のホームページを登録するには、結局全部駆使しなきゃならないんだよね?」と疑問がわくと思います。
大変ですね、インストール。しかも、IEベースのタグブラウザを複数インストールしたところで、結局IEなのでアクセスGETへの登録は共通となってしまうので無意味です。
どうしたらいいんでしょうかね?あきらめるしか?
実際、quitadaも一時期は、IE 6.0、Netscape 7.1、和ジラ 1.4、Opera 7.11、Mozilla Firebird 0.6.1+の5つのブラウザを駆使し、5つのサイトだけしか登録・アクセスアップできてませんでした。ポイントは「してました」という過去形であることです。さてさて。
→ 『アクセスGET!』攻略~禁断編 に続く