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April 11, 2010
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カテゴリ: SF映画
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 人と人とのコミュニケーションは、難しいものだ。
言葉など表面に現れるのは、一部分である。一人の人間と他者は、生きてきた過程が違えば価値観も違う。自己の内なる思考なり感覚なりをパーフェクトに他者と共有することはできない。だから、自分としては伝えたと思っても、相手には伝わっていないことが往々にしてある。

 生活エリアや言語を共有する同国の者同士であってもそうなのだから、文化が違う外国の人とはさらに違うところが出てくる。例えば、日本人が好んで食べるイカやタコを西洋文化の人たちは、デビルフィッシュなどといって忌み嫌い、口にすることなんてとんでもないという(食べられる人もいます。もちろん)。

 そうであるから、異星人になると、共通理解することがもっともっと難しい。

 南アフリカ共和国、ヨハネスブルグの上空に、突如宇宙船が停泊する。中には体の弱った大勢の宇宙人が。

 『ウルトラマン 侵略者を撃て(1966)』では、20億のバルタン星人が乗る宇宙船が地球に漂着する。防衛軍は、その宇宙船を核ミサイルで攻撃し、あげくのはてにウルトラマンがスペシウム光線で破壊してしまう。
 常識ある21世紀の地球人としてはそんなことはできない。人権にも配慮しなければいけないというわけで、地球上に住まわせるわけだ。しかし、エビと呼ばれる異星人たちと地球人は生活習慣や文化が異なり、共存することはとってもとっても難しく、様々な問題や争いが起きてしまう。当然エビ排除の動きも出てくる。

 さらに、人間とは残酷なものだ。建て前は異星人の人権に配慮していていも、裏では彼らに人体実験を施すなどしていた。

 その一方で、地球人とエビとの間に、共闘、友情も生まれる。それは、地球人が薬品によってエビ化することがきっかけになっているところがなんとも皮肉。

 このように、『第9地区』は、宇宙人という分かりやすい例を出すことにより、異文化交流の難しさを描き、それでも高度知的生命体としての人間の可能性を示唆しているように感じた。

 猫を飼っていると、人間側の思いと猫の生態が食い違う場面がある。例えば、人間としては、餌をきちんと残さず食べてほしいと思うわけだ。しかし、猫にそんなしつけはできない。猫は、完食するときもあるし、平気で食べ残すこともある。猫にとって、人間のようなもったいないとか行儀よくという概念はない。気ままに食べ散らすだけ。
 けれど、猫は人を慕って、餌をねだりにくる。そして人間は、そんな猫をかわいいと思い、餌をあげる。そこに心のふれあいがある。

 エビ星人は、仮面ライダーシンに似ていた。胴が細く、着ぐるみでは映像化できない。

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Last updated  April 11, 2010 05:35:30 PM
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