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2004/11/05

｢大豊 TAIHOH｣を読んでみた

(2)

カテゴリ：虎党

本屋にて見慣れた一本足打法と目立つ白い文字で｢大豊｣というまさに無骨そのものな感じの本を発見。

そう、中日＆阪神で活躍したあの大豊泰昭氏の自伝なんですね。

少年時代の大豊が、憧れの756号男・王の載ってる雑誌を小遣いを叩いて購入し、その記事の小さな写真を真似してた事から、

旧知の呂が巨人で活躍してる中を大学・職員として5年間をつぶしていた事。

88年にドラ2位で中日入団し、92年の憧れの一本足打法へとフォーム改造。本文でも書かれてましたが、王と違い29歳での一本足挑戦は失敗すればフォームがガタガタになってしまうでしょうから大変な決断だったと思います。

そして、打法完成の94年には落合の移籍でポッカリ開いた一塁に滑り込み、本塁打＆打点の二冠王にベストナイン輝き、96年には6番山崎7番大豊の恐怖の下位打線を築くも、

98年にナゴヤドーム完成により構想外になり、甲子園で過ごした苦虫を噛み潰したような3年間。

01年に古巣に戻り、恩師星野監督との再会。そして煮え切らない引き際。

この信じられないような物語すべてが大豊その物なのだと思わさせられました。
変な某小説よりもこっちのほうがよっぽどドラマチックで心に残るので大豊ファン、阪神ファン、野球ファンだという方は是非！

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