○妊娠まで○
雑誌の文通相手募集で知り合ったEちゃんからの紹介で
前夫を紹介されたのを良く覚えてる。
高校受験で友達も一応頑張ってて…
りみゅはｹﾞﾚｸﾞﾚだったけど行きたい高校があった。
けど親の借金やら考えたら行きたいとか言えなかった。
ギリギリまで行動も起こさずにいた時の事
前夫は夢を追いかけて中学も卒業せず東京に出てきた。
同じ歳でバンドをしていた。
当時ﾋﾟｯﾁとﾍﾞﾙ時代だったりみゅ達はﾍﾞﾙで
連絡取ったり電話したり仲良くなるのに時間はかからなかった。
デートして
電話して
オールして
そんな矢先りみゅがタバコでｾﾝｺｳにバレ…
面倒になり前夫と駆け落ちしたｗｗ
前夫の実家まで逃げて回ってた。
有り金全部持って、朝方駅まで歩いて
新宿からたった。
知らない土地も知らない友達も全然苦にならない。
夜中友達の家に来ては語ったり…
前夫の溜まり場で朝迎えた事もあった。
そんな中りみゅは告白？された？
付き合う事になった矢先に兄貴から怒りの電話が鳴った。
東京に戻り初めて現実と向き合った。
それから一緒に暮らして
りみゅの実家で共同生活した。
前夫の進めもあって定時制に入った。
今まで1人ぼっちだったりみゅを
いつも一緒に居てくれる安心感
初めて人を愛する事を知った。
お金が無くてシケモク吸って
家中の10円玉集めてタバコ買って
彼の色に染まる幸せって信じられなかったけど。
悪い気がしなかった…
それでも彼女して家事してバイトしてってすごく負担が多かった…
その中で1番りみゅにいらなかったのは高校
勝手に辞めちゃって
一回別れたりもしたけど
そんなこんな送り
16歳の終わりに妊娠をした事に気がつく。
始めは迷ったよ？
馬鹿みたいに喧嘩もしたし…
暴力された事もあったし…
金はないし
浮気された事もあったし
それでもこのお腹にいる赤ちゃんを身勝手に殺そうとは思わなかった
やりたい事もあったし
夢もあったし
すごぉ～～～～い悩んだ。
前夫に相談もした。
前夫は
りみゅのしたいようにして結婚はりみゅとしようとずっと
思ってた。早いも遅いもね？
俺頑張るから。
その言葉でりみゅは産もうと決めた。
16歳の3月にりみゅは決めた。
親にも言った。
怒られもしなかったが喜ばれもしなかった。
前夫の親は猛反対ｗｗ
歯医者さんだし世間体やこれからの事も
りみゅにお母さんが居ない事も
色んな事ぼろくそ言われたっけｗ
けど前夫は守ってくれた。
妊婦をバイクで引くような前夫でしたが…
酔っ払って調子こいて大事なお腹にパンチした前夫でしたが…
いつまでも夢を追いかけてるような前夫でしたが…
りみゅは心のそこから愛してました。
何度も別れを考えましたが…
今のりみゅには前夫を超えるほどの人を知りません
怒り出すと止まらない前夫なだけ…
そぉ思ってた。
りみゅを叱るお父さんみたいな物だと思ってた。
不思議な物で…
15歳の前夫はりみゅにとって
お父さんのような
兄貴のような
親友のような
友達のような
彼氏のような
すごい大きな人だと
その当時のりみゅは思えた。
愛してくれてた事は知ってる。
お腹を気にしてくれてお風呂洗いしてたような人だもん
高校まで迎えに来てくれたりもした
中学のときも卒業式に来てくれたっけ
今では信じられないけど…
何でもない事が幸せだったんだ。
一緒にご飯食べるだけで
一緒に馬鹿な事してるだけで
我慢大会とか言って鼻を摘みあったり
買い物しては万引きして
パチンコ行って
16歳で頑張って働いてくれてたもん
お父さんになる為に朝早くから働いてくれてた。
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