RiSu*が飛ぶ♪

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Glüh Wein(グリュー…

+++ ドイツの美味しいもの +++

グリューワイン


寒い夜にぴったりの飲み物、グリューヴァイン…
グリューヴァインは赤ワインの中に、シナモン、クローブ、オレンジピール、
お砂糖などを入れて暖めて飲む、ホットワインです。初めは、“げっ、あったかい
ワインなんて飲めるかいっ”と思っていたのですが、飲んでみるととてもおいしい!身体も温まるし、香りもスパイシーな香りで、気持ちも穏やかに暖かい気持ちになります。

 クリスマスの時期になると町では“クリスマス市”が立ちます。日本で言えば縁日みたいな感じでしょうか。ニュールンベルグのクリスマス市が有名です。夕方になれば早々と日が暮れてさむぅーくなるのに、みんな市に繰り出してきます。移動遊園地あり、お菓子やあり、民芸品やあり…ぶらぶら歩くだけでも楽しいものです。でもね~、やっぱり寒いんです!そこでみんなグリューヴァインやさんに集まって、一杯やるわけです。小耳にはさんだ話では、市に出ているグリューヴァインやさんは、それぞれ丸秘のスパイスの調合があるらしいです。私にはよくわかりませんでしたが…でもおいしかったぁ… 

 日本でもこの頃デパートなどで、1L入りのグリューヴァインが売られるようになりましたね。ラベルがクリスマスの絵柄になっていて、大きい瓶のものがそれです。これだと暖めるだけなのでお手軽です。(暖めないで、そのまま飲むとおいしくないです)
 あとはグリューヴァイン用のティーパックというのもあって、これは赤ワイン1瓶分をおなべか何かに入れて、その中にこのティーパックとお砂糖を入れ暖めて飲むもの。こっちだと甘さ加減が調節できて良いですね。まさか日本じゃ売っていないだろうと思ったら、紀ノ国屋で売られていたので、輸入食品を扱っている大手のスーパーに行くとあるかもしれません。ただこれだと保存が難点です。
 もうひとつの方法は、自分でスパイスを調合してしまう方法。使うスパイスはシナモンとクローブとオレンジピール。どれも手に入りやすいと思います。全体の量は赤ワイン1瓶に対してティーパック1個分弱くらい。割合はお好みだけれども、クローブはとても匂いがきついのでちょっとで十分です。そうだな~…形のある(種?のままの)クローブだったら半分くらいで十分だと思います。これでも多いかもしれない。入れすぎると“太田胃散”のフレーバーになってしまいます。この匂いが苦手な方はシナモンとオレンジピールだけでも良いかもしれません。ご自分の好みの組み合わせが見つかるといいですね。
 あと気をつけなければいけないのは、暖める時にアルコール分が飛んでしまうので、沸騰させないようにします。(アルコールが苦手な方は沸騰させるとよいですね!)そしてゆっくり暖めた方が、香りもよく出ますがこれはお好みで。

 余談になりますが、クリスマス時期にフレーバーティーを売っている紅茶屋さんに行くと、よく“クリスマスフレーバー”の紅茶が売られていますが、これもこれらのスパイスの香りがします。どのスパイスも身体を中から温める作用があるので、やはり昔の人たちの知恵なのでしょうか。
 そういえばリースなどにもシナモンやドライにしたオレンジの輪切りを飾ったりしますね! 


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