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りゆき家体験談 3

子供たちが小学生になりいろんなお金がかかるようになりました。
給食費や学校でいる道具代に文房具代。制服ではないので子供服代。
それ以外にもいろいろとかかるようになりました。小さい頃のように欲しいものが
すぐに手に入る生活はできませんでした。そんな生活の中気になることが
できてきました。

それは「買ってもらえるからいい」という考え方です。
わたしとしてはできるだけしょうもないお金は使わず年一回の家族旅行に
お金をかけたり家族で楽しいひとときを過ごすことにかけたいなーという
気持ちでいます。いずれ一緒に過ごしたくても過ごせなくなります。
それを考えると子供が思い通りについてきてくれる今を大切にしたいんです。
まず価値観を教えたいと思いました。

それには実際自分でお金を使って管理することがいいって思いました。
そんなときに出会った本が○○なんです。
この本を読んで子供たちに実際やらせてみることにしました。
はじめは使いすぎたり足りなかったり計算が合わなかったり・・。
いろいろありましたが1年もたつころには貯金もさせていたので2人とも
2万円くらい貯めれていました。頑張ったなぁと思います。
今ではお金を使う喜びも貯める喜びも知りました。
だから物を大切にするようになりました。

気になる実母ですがあれから考えを変えてくれたみたいで
時々おやつを与えるだけになりました。子供たちが
頼ることばかりを覚えてしまう前に教えれてよかったと思います。

この次に教えたいと思ったことはお金を稼ぐのは容易ではないってことです。
お金を使う喜び、貯まる喜び、物を大切にする心を学んだ後の今ここで
教えたいって思いました。

少し話は脱線しますが
我家では何でも自分のことは自分でするようにしていってます。
もちろん今の子供たちのレベルに合わせて。
細かく書くと朝起きたら自分で食べる朝食の用意を自分でする。
我家はトーストがほとんどなのでパンを焼いてマーガリンを塗ったりハムをのせたり
好きな食べ方で食べていいことにしています。
あと飲み物の準備です。秋冬はホットココアで
春夏はアイスレモンティーです。食べた後の食器は
当然自分で運ばせます。

着替えたあとの服は洗濯機に入れたり持ち物などはいっさいわたしの方で
点検しません。(学校から特別なものを持ってくるように
言われたときだけ確認します。)
学校から帰ったら洗濯するものはすべて洗濯機に放り込む
ことになっています。入れなかった場合は洗濯しません。
宿題や勉強のあとは机のまわりの掃除機かけと机周辺を雑巾でふいて
きれいにしてから終了です。
その後自分の布団は自分で敷きます。あとお小遣い帳は
お金を使った日に必ずつけることが約束です。

こういったルールもお小遣いをはじめてから徐々に増えていきました。
ルール違反した場合お小遣いからいくらか差し引くことになっています。
けっこうルールを忘れてしまってかなり引かれたりすることも多いんです。
ちなみに差し引くのはルールを決めてすぐにはしません。
慣れてきた1ヶ月後くらいからスタートしています。

その差し引かれたお小遣いを取り戻す場もいるなぁと感じたわたしは
「なら働いて稼いでもらおうやん」と思いつきました。
あくまでもお手伝いではなく仕事として・・。
だから時間もきっちりだし少々きついことをさせてます。
子供とわたしの休みがあいそうな月に2回程度をアルバイトデーにしています。
強制ではないので家の中で張り紙をして募集します。

「アルバイト募集!
ふだんお手伝いをしてる人だけできます。
時間13時~17時
休憩時間15時~15時20分おやつ付き
1時間100円」

こんな感じで2週間前くらいに貼りだします。
そしたら「1時間だけやる!」とか「友だちと遊びたいからその日は無理
やけど来週のはやる~!」とか「全部やる~」とか
そういった感じで参加してきます。もちろん仕事なので
時間はきっちり。だらだらと仕事をすると休憩時間が減ったり
終わる時間が少し延びたりすることも子供たちは学んでいます。

「仕事はどうやったら正確で早くできるかを考えながら手を動かすこと」と毎回そういいながら仕事を与えています。

最初は仕事の
取り合いでケンカしたり要領が悪かったのですがだんだんと
慣れてきました。わたしが言いたいのはお金を稼ぐのは大変だということ。
だったらマイナスになるようなことはしないで
決まりやルールを守ってマイナスをなくしプラスだけを取り込むのが
かしこいやり方だということを伝えたいんです。
これは差し引かれたことばかりでなく
お金の使い方も考えなさいという意味もこめてます。

子供たちに自立していってほしいと思うのはもちろんしっかりして
ほしいという気持ちもありますがわたしが病気をしてしまって過去に辛いことが多かったことや主人が入院して大変だったことが
きっかけですね。それまではいつかいろいろさせようと思っていました。

いつかいつかでのびてた気がします。あともうひとつは主人の店に
アルバイトにきてる学生さんの話を聞いていて強く思うようになりました。
どんな話かというと与えた仕事がまともにできたことがないんだそうです。
本当に単純なことでもなかなか理解しないし行動に時間がかかりすぎる・・。
きっと何でもお母さんがやってきたんだろうなぁということでした。

周りを見ていると何かと自分の親を頼ってる人がいます。
同級生で早くして結婚したので子供ももう 成人し、結婚しましたが何かと頼ってくるようです。
金銭的なことだったり子供の面倒を見たりなどなど・・
頼ってきた人は頼られるんだなぁと思っています。
なぜなら彼女は今まで金銭的なことから子供の面倒まで親を頼って生きてきました。
そして今自分が頼られるようになって頼られてきた親の気持ちがわかったようです。

我家は子供たちに家を買うから頭金出してよ!とか生活費が足りないから
月々3万円援助してよ!・・なーんて言われても余裕はなく
してあげれないと思います。だからこそ自分で何とかできる力を今から・・・
と思っています。長年身についてきたことはちょっとのことで崩れない
と思うからです。だから子供たちが何でもできるように、
考えられるようにしたいと始めました。
自立して自分のことは自分で責任をとれる大人になってほしいです。



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