悠遊自手記@kyoto

ふろう閑人

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2022.02.05

また豪邸が消えるようです。

(18)

カテゴリ：京町家

京都女子大の前を通っていますと、この奥の方から・・・

明らかに家を潰したと思われる廃材を載せたトラックが出て来たのです。
この辺りは何回も書いていますが、丸物百貨店、キンシ政宗など京都の名門企業の社長宅が並んだ豪邸街だったのですが、徐々に京都女子大が買収してキャンパスにしてきたところです。

また、豪邸が潰されるのかと、ヒマ人ですから「視察??」に滅多に足を踏み入れない奥の方へ行きますと・・・
やはり豪邸が潰されつつあるところでした。

仮設校舎と言う事は、また他の場所で既存の校舎を建て替えするためのものと思います。

メインな校舎が大規模な建て替えが終わったと思ったら、また何処の校舎が建て替えになるのか興味が湧きます。
丁度智積院が次々工事を続けているのとよく似たものです。

さて、潰されているのは敷地が200～300坪、(否もっと広いかも知れませんが) の隣接した邸宅が2軒でした。

何しろ今までは大きな門と良く茂った生垣で中の建物はほゞ見えなかったので、こんな家が建っていたのか・・・・と言う感じの眺めでした。

私の記憶では多分どちらかの家が、作曲家で歌手の平尾昌晃さんの一族で戦前に化粧品会社を経営していた方の家だった筈で、「平尾」と言う表札があがったいたのでした。
この潰される2軒の家は・・・元中村錦之助の邸宅で今は女子大の法学部の校舎になっている場所の東隣です。

隆盛を誇る京都女子大の拡張により又、2軒の大正か昭和初期の趣のある建物が消えることになるようです。

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