NOVELS ROOM

我が家の看板息子と管理人

―小説「7th Spirit」より―


アンテナ君

「7th Spirit」の主人公。
本編より、アンテナ君の彼女――里美とデートをするはずだったのだが、待ち合わせ時間に間に合わないと急いだ結果、トラックと正面衝突し幽体離脱。
死神と名乗った少年――リースに、生き返るための試練を与えられ、散らばった「魂のカケラ」を集めることになった。
性格はとても人思いで優しい。少し子供っぽいところがあったりなかったり・・・。
「アンテナ君」というのは、頭にアンテナのようなアホ毛があるため。不思議なことに、頭をぐしゃぐしゃにされてもすぐに立つし、本人の感情に比例するように動く・・・らしい・・・。
ちなみに、小6の頃大好きだった女の子が命を落としてしまったため、それ以来恋には鈍感である。

「・・・いや、まだ死んだと決まった訳じゃねぇ。空飛んでるけど、まだ死んでねぇ!!」


柊 里美(ひいらぎ さとみ)


アンテナ君の彼女。19歳。少し気が強くて、周りから見たらとても可愛らしい女の子。
アンテナ君と同じ学園に通っていて、その学園の中でマドンナと周りから謳われているが、本人は特にそんなことは思っていない。学園新聞に取り上げられたと後日知る事になるが、そのおかげで男子生徒に結構な頻度でジロジロ見られるようになる。
そんな彼女に、一目惚れしたアンテナ君に告白され、里美も一目惚れであったためその告白を受け入れ、恋人同士になる。(なお、アンテナ君も学園内のイケメンだと学園新聞に取り上げられている)
アンテナ君のことを名前のあだ名で呼んでいるが、キャラ対話でそれを言うとアンテナ君の名前がネタバレしてしまうため「キミ」と呼ぶことにしている。

「私の名前は、柊里美(ひいらぎさとみ)。19歳。ここにいるアンテナ君って呼ばれてる子の彼女だよ」


死神リース

アンテナ君に生き返るための試練を与えた、現・死神部隊第一部隊隊長。
もともと人間だった。けれども、3年間に及ぶいじめにより、自分の存在がなくてもいいと思い始める。
本編よりヴァリスと出会い、小学校の屋上から飛び降り幽体離脱。
魂が散ってしまったため、ヴァリスの誘いにより何故か死神になるための試練を行うことに。
そして、その試練を始めたのはいいのだが・・・。
ちなみに「こうちゃん」と呼ばれるのを、ものすごく嫌う。
一緒にいるクロアになら「こうちゃん」と呼ばれても何も動じない。
以前の性格は臆病だったが、ヴァリスと合ったことで、意地っ張りで負けず嫌いになり、そして、気に入らないことを言われるとすぐに怒るほどの短気にもなった。
いつも一緒にいるクマのぬいぐるみ――クロアのことが大好き。
ちなみに、リースの本体となる体は、病院の集中治療室で眠っている。

「さて、僕の番だ。期待してるよ。フフフフフフ・・・アハハハハハハ!」


藤沢アンズ

プラノズがリースに謎の薬を投与した事からすべては始まった。
リースが不定期に女性の姿になる事に困り果て、ヴィッセンに薬の効果を取り除いてほしいと頼み込む。
しかし、長いこと体の中に成分が張り付いていた結果、取り除いた時に女性のリースという存在が生まれるかも知れないと告げた。
取り除いた結果、かなりの量を抽出できた事から、データに変換し、そのデータに体を与え、アンズが生まれる。
人種としては、イオナと同じような存在。つまり、「ロックマンエグゼ」のようなネットナビと同じようなもの。
現在、戦闘用プログラムも組み込まれ、ネット界でウイルスと戦うことが可能であり、P.A(プログラムアドバンス)デスストームを使うことも可能である。
性格は、リースとはまるで違い、とても利口で素直。「藤沢アンズ」という名前は、リースが付けた。ヴィッセンとプラノズを「パパ」と呼び慕っており、リースから生まれ姿がほぼ同じというところから「お兄ちゃん」と呼んでいる。
なお、すべてのお話は、 こちらにまとめてある

「いい名前つけてくれてありがと!お兄ちゃん!」


クロア

いつもリースと一緒にいて離れない、黒いクマのぬいぐるみ。
本当は、リースの双子の兄で、その事は本人には伝えてはいない。
まだクマのぬいぐるみに憑依する前、普通にリースと生まれてきた。しかし、1年もたたずに病気に侵され、命を落としてしまい、おもちゃ屋のクマのぬいぐるみに憑依した。いつかリースが買ってくれることを願って。
その後、奇跡的に買ってくれ、いつも抱かれていたのだが、リースが小学生に上がる時に、押し入れにしまわれ、以後魂のみで見つめるという形になった。
リースが死神になり、ようやく動き話せるようになり、それからずっとリースのそばを離れない。
性格は、リースと180度違い、弟思いのしっかり者。いつもリースのことを心配している。
自分のことを大事に思ってくれるリースのことが大好き。鎌に変身することができる。

「これからこうちゃんといっぱい話せるね♪あ・・ごめん・・・リースだったね。」


ヴァリス・ストレジア

元・死神部隊第一部隊隊長、現・死神部隊第一部隊副隊長。
閻魔大王の息子。
母親の体が弱いがために、カプセルから生まれてきた。
父親の閻魔の仕事ぶりを見て、自分も死神になりたいと思いその学校へ行くのだが、いつも失敗ばかり。そのため、周りの生徒にからかわれてしまう。
そして、ヴァリスが暴走してしまうという事件が起こる。その時に、ヴァリスのもう一つの人格「アリス」が生まれる。
リースに死神になるための試練を与え、戦った時にアリスと自分の能力一式を奪われてしまう。
性格は、多少やんちゃ。アンテナ君と少し似たところもあり、他人には優しい方。
とある人が死んでしまったせいで、少しの期間だけ、無口で無表情になっていた。
どういうわけか、リースの事が好き(?)らしい・・・。

「ふ~ん・・・リースが試練与えたって聞いたから、どんな感じかと思ったけど、まだ一人目なんだな。」


ゼノン・ルシタール

故・死神部隊第一部隊隊長。
ヴァリスを隊長格にまで育て上げた張本人。
死神の中で一番強いはずだったのだが、リースと戦い結果的は・・・。
性格は、普段優しいが修行などをするときは、ものすごく厳格な性格になる。
右目を隠す包帯の下には、恋人――ライラの目が移植されている。
自分のせいで、ライラを死なせてしまう結果になり、自分の右目も回復できないほどまでにつぶれていたため、代わりに彼女の眼を移植した。
だが、そんな辛い過去を忘れてしまいたいがために、包帯を巻きつけている。

「何があったかは知らないけど、真実は受け入れなければならない。例え、どんなつらいことがあろうとも・・・。」


フランシス・R・シュータス

死神界の貴族。そこのお坊ちゃま。
ミジョルとは幼いころの仲で、言い名付けでもある。その為二人ともラブラブなわけだが、第一部隊に入る際、ミジョルはフランシスよりリースを選んでしまっているので、今はほっとかれている。
しかし、名コンビということには変わりない。
ちなみに、貴族は死神になることを許されていないのだが、フランシスの父――ラチナスが「子供の将来は子供が決める。まわりがとやかく言うことじゃない。自由にしてやるのがいい。」といったおかげで、フランシスとミジョルは死神でいられるのである。
性格は気障で、赤いバラの花がお気に入り。自宅の花でにぎわっている庭の一部には、バラの庭園がある。
本編より、リースの秘密をアンテナ君に話すのだが・・・。

「こんな美しい花壇を作ったのであるならば、きっと心も美しいんだろうなぁって思ってね。」


ミジョル・L・デスタンス

死神界の貴族。そこのお嬢様。
男の子だったのだが、両親が生まれたばかりのミジョルの体を女の子にしてしまった。
その後、自分が男と分かっていながらも女として生きていくことにした。
「男」だと言われるのがものすごく嫌。
性格はおしとやか・・・と自分で言っている。しかし、はたから見れば強引な性格。
フランシスの事が好きなのだが、リースの力に惚れ、今ではフランシスよりも好きなほど・・・。

「あらあら、カッコつけちゃって。あたしを撃てるものなら撃ってみなさいよ。」


ラチナス・R・シュータス

元・死神部隊第一部隊隊長/元・死神部隊第一部隊副隊長。
ゼノンとは幼いころからの中。というか、ゼノンの面倒を見ていた。
当時、隊長、副隊長だったゼノンの父親と母親に隊長を託された。ちなみにその時はわずか10歳。
性格はとても自由。周りの事はあまり気にしない。
フランシスの父親。息子のことになると、いつまでも語れるほどの親バカである。
ちなみに、本編での年齢だと時系列的に56歳だが、日記に登場する際はパラレルワールドなので37歳である。

「ゼノン、今言った言葉、まさか自分に対して言った言葉じゃないだろうな?」


ヴェロニカ・R・シュータス

ラチナスの奥さんであり、フランシスの実の母親。
元死神部隊第四部隊の隊長を勤めていたが、ラチナスとの結婚により寿退社。
死神部隊にいたときは、部隊メンバーをまとめることがとても上手く、とても頼れる隊長しとて君臨していた。
怒るととても怖いらしく、ガッツリ怒るのではなく、威圧を出しならが怒るらしい。
普段は、フランシスやミジョルにとっても優しいお母さん。
孫のミリックには溺愛するレベル。
なお、本編時の年齢だと49歳だが、対話の世界はパラレルワールドなので、30歳の年齢である(童顔の30歳)

「管理人さんに教えてもらったの。ここに来ればいつだって会えるって」


ミミ・ルディア&ナナ・ルディア

とってもやんちゃで好奇心旺盛の双子の女の子。ショートカットの方がミミで、ロングヘアーの方がナナである。
ちなみに、どちらが姉でどちらが妹なのかわからない。
二人はもともと人間で、5歳の誕生日の日に行方不明となり、そのまま帰らぬ人となり魂として浮遊していた。
しかし、何らかの理由により二人は一つの悪霊となってしまった。
ゼノンが二人を見つけ、閻魔大王にさりげないお願いをしたところ、二人は純粋な死神として生まれ変わることができた。
ちなみに人間だったことろの名前は、桃川魅々(ももかわみみ)と桃川奈々(ももかわなな)である。
リースの事が大好きで「こうちゃんって言うな!」と言われても構わず「こうちゃん」と呼び、リースになつく(それを見てるヴァリスは嫉妬する。)

ミミ「こうちゃん大好き~!」
ナナ「大大大だ~い好き~!」



チビヴァリス

管理人がヴァリスを簡略して描いたところから生まれた。
ヴァリス本人とは性格が全く違い、物凄く甘えんぼで極度のキス魔。所構わずキスを迫る。
その相手はアンテナ君で、見つけるたびにキスを迫る。
ちなみに、アンテナ君がそばにいないとさびしい。

「ねぇ~ちゅ~しよ~?」


ライラー・スターナイツ

ゼノンの恋人。おしとやかな見た目でとても可愛らしいのだが、実は見た目とは裏腹に、とても活発で元気な女の子。
死神という種族でありながら、目の色は赤ではなく輝くエメラルドグリーン。親はからは、突然変異と言われている。
だからといって、その目の色のせいでいじめにあったりせず、むしろ周りの人にその目の色を褒められたり羨ましがられたりした。
ゼノンとのデートの時に、悪霊に出くわし命を落とすが、日記の中ではパラレルワールドなので特に触れることはない。
が、管理人が招待したこの彼女は、命を落とす前の彼女なので、自分自身が死ぬなんて思っていないという変なところで時系列。
かなりのヒーローマニアで、ヒーローの話になるととまらなくなる。
好きなヒーローは、敵に対して冷酷非道すぎる凍てつくヒーロー、マフラーナイト・コールドシルフィー。

「わかった!それもしかして、眼帯戦士ウィンドマンΩの真似しようとしてるのね!」


ヴィッセン・ティフィック

死神界の天才科学者。常に何かの研究に没頭しているため、1週間に1日しか睡眠をとらない程の研究バカ。
年齢は62歳なのだが、自分で研究し制作した不老長寿の薬を、作っては自分を実験台にしているため、いつの間にか年齢とはかけ離れた顔になっていた。むしろ、若返りの薬作ってるんじゃねーのって思う。
が、本人が不老長寿と言っているので、おそらく長生きできる薬の副作用だと思われる。
フランシスとミジョルの間に生まれたミリックが誕生するまでの手助けをしていた。
好きなことは言わずもがな研究。嫌いなことは特にない。
本音を包み隠さず言うので、相手に嫌われたりすることもあるが本人は至って気にしていない。

「ここからは僕の仕事だ」


ミリック・R・シュータス

フランシスとミジョルの間に生まれた子供。普通に考えたら絶対に生まれることなど不可能なのだが、それを可能にしてくれたのが、天才科学者のヴィッセンだった。
それは、ミジョルのホルモン治療から始まり、その間にヴィッセンは子供を生まれさせるための機械の調整を行っていた。
治療が済んだあとに、ヴィッセンの協力のもと、子供が生まれるまでの作業を行った。
フランシスとミジョルは第一部隊に所属していたため、育てるのは少々難しいということで、7歳の状態で生まれるように作業を続けていた。
しかし、生まれる前日に声帯がないことが判明した。ここまで来たのだから、このままでいいと言ったふたりは次の日に機械から、子供――ミリック――を取り出した。
当然のように、言葉を話せないので、ヴィッセンは会話できるようにと、言語認識インカムとタブレットを作成。
それでようやく言葉を話せるようになった。
ミリックは好奇心旺盛で、何故か脱走グセがある。そのせいで周りを困らせることもしばしば。
普段はヴィッセンの研究所に預けられていて、いつもヴィッセンの研究を眺めているが、よくわからなくて眠ることが多い。
将来の夢は科学者になることらしい。

「理由を話したいけど、全然声出ないからなぁ・・・」


言語認識タブレット

声を出して会話できないミリックには無くてはならないアイテム。
ミリックが耳につけている言語認識インカムから送られてくる言語データをタブレットが読み取り、タブレットに言葉が表示され声も出るようになっている。
ミリックがこのタブレットから離れた場合、自動的に捜索モードに切り替わり持ち主を探す。
タブレットは浮遊と追跡が可能だが、確実に距離が離れた場合静止する。
自動的に捜索モードにはなるが、静止するので誰かが探しに行かなければ、ずっと静止することになる。
ヴィッセンは、その部分を調整しないといけないと思っているらしい。

「こちら、ミリック・R・シュータス様の言語認識インカムです」


アイス・シルフィード

小説「ヒーローはここにいる!」に登場した、人気売れっ子俳優、氷室柊弥(ひむろとうや)
しかしその正体は、ヒーロー達が住む星、プラネットヒーローから地球に迷い込んでしまった、地球外生命帯。簡単に言うと宇宙人。
自らの星で、ヒーローとして数々の星を救ってきたのだが、ひょんな転送ミスにより地球にやってきてしまった。
迷っているところを、後にマネージャーとなる人物に俳優としてスカウトしてもらい、特撮ヒーロー番組「マフラーナイト・コールドシルフィー」で見事にデビューを収める。
なお、変身シーンと敵と戦う場面は、本人がガチのヒーロー、マフラーナイト・コールドシルフィーのため、スタントいらずらしい。
番組終了後も、数々のドラマやバラエティ番組に出演している。
「ヒーローはここにいる!」にて、正体をバラしてからというもの、人命救助に呼ばれることもよくあるようだ。
好きな事は仕事。嫌いなことは朝早く起きること。なお、嫌いな食べ物は納豆である。

「僕はヒーローだ!人々を守るために生まれたヒーローなんだぁあ!!」


マフラーナイト・コールドシルフィー

アイスが変身するヒーローの姿。氷系の技を使って、相手を凍らせる事ができる。
必殺技は、強烈な吹雪を相手に向かって放つ技、シュネー・トライベン!
ほかにも、相手や物を氷の塊の中に封じ込めてしまう技、グラキエースエスパシオなどの技がある。
特撮ヒーロー番組「マフラーナイト・コールドシルフィー」では、監督に言われた通りの演技をしていたため、冷酷非道すぎる凍てつくヒーローと称されたが、本当はとても心が温かく優しい。
自分の正体を明かした時から、人命救助などに出向かうことも多くなり、戻ってくるときは変身したままの状態で帰ってきてしまうという天然さを持っている。

「長いマフラー靡かせて!悪を倒せと轟き叫ぶ!!助けを呼ぶ声聞こえれば!!冷たい風吹き現れる!!マフラーナイト・コールドシルフィーとは私の事だ!!」
(効果音:ババーン!!」



金城 優樹(かねしろ ゆうき)

小説「ヒーローはここにいる!」に登場する、アイス(氷室柊弥)のマネージャー。
以前は、凄腕ディレクターとして仕事をしていたのだが、突然のスランプに陥りそこから抜け出せなくなったので、当時右腕だったADに自分の仕事を受け継がせ、マネージャー業に転職した。
地球に迷い込んだ、地球外生命体をスカウトし、後に彼のマネージャーとなる。
大きなお友達に大ヒットした特撮ヒーロー番組「マフラーナイト・コールドシルフィー」のおかげで、毎日ほぼ休みがないほどの大忙しになったが、別段彼は気にしておらず、仕事があることに大いに喜んでいる。
好きなことは仕事。嫌いなことは、アイスの寝坊ぐせが治らないこと。

「ヒーローなのによく寝坊できるよな。なにが「良い子は早寝早起きだぞ!」だよ。言ってる本人が寝坊してるとか、聞いて呆れるよ」


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