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気がついたら窓の向こうに鮮やかな若葉が風に吹かれてそよいでいる。先々週くらいから、この南仏の田舎の一角に優しいピンク色のつぼみをキャンドルのようにたくさん載せた木が美しい。フランス語で coignaser マルメロ。アカシアの花も咲いている。バンカー・ロイ 「裸足の大学」解決策は内側にある安達博文 テンペラ ひとつの物差しでははかれない絵画世界池田靖史 パリの画家 パリの空気が詩情豊かに伝わる絵画マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joe川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
April 27, 2012
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つい最近、ブログで腰痛の文字を書いていたら、主人が腰痛になり、3日前ほどから寝たきり状態...(...って何だかジンクスみたい。うーん、と、いうわけでわけもなく、次の言葉を。健康、幸福、喜び、愛情、清らか)フランス語で腰痛はlombalgieというそうです。ちなみにぎっくり腰はtour de reinsとも言うらしい。で、おとといはお医者さんに来ていただいた。40歳代くらいのフランス人のお医者さん。ベッドに横たわる主人を見て、「どうしましたか」「腰痛です」「ああ、それなら」ああ、それなら、僕も知っています、とばかりにお医者さん、まんじりともせずに、はおっていたセーターを少しあげた。見えたのが、腰の周りのコルセット。内心、笑ってしまった。「この間レバノンから戻って来たんですが、向こうでぎっくり腰になって3週間動けなくて」と、体験談。聞いている内に期待の魔法の杖はでるのかでないのか。「3週間ほど安静にしているしかありません」と、あきらめきった様子で処方箋だけ書いてくださった。腰痛ベテランドクターだった。と、いうわけで今日も主人はベッドに横たわっていた。でも、今夜はさすがに起きてきて映画でも観たいと思っているみたい。ドクターは医者と弁護士の街エックスオンプロヴォンスから、この数十キロ離れた南仏の田舎にあるドクターの交代で来ているという。エックスの石造のアパルトマンの表札はほんとうに医者と弁護士が多い。一体、みんなどうやって生活費を稼いでいるのだろう、と思うくらい。でも、こうしていろんなところに行くんですね、きっと。
April 26, 2012
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近所のフランス人のおばさんがちょっぴり困った表情で苦笑しながら、「主人が庭仕事をしながら、なんだか庭がどんどん大きくなってるような気がする、と疲れた顔で話したから、私は、あら、家の中も大きくなっちゃうみたいよ、って返事したのよ」言えてるなあって二人で笑いました。ほんとうに家の中も庭も行くところ行くところにやることが一杯あって、感覚的にわかるなあ。
April 26, 2012
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古い昔のコットンでできた白いシーツなどを主人の家族や知人から譲り受けた。大きくて、比較的厚手のフランスの重いコットン。少なくとも半世紀以上前のコットン。中には麻布と織り交ぜたのか肌にさっぱりした感触のあるコットン生地もある。感触がすごくいいので驚いている。最近、このようなコットンは少なくともフランスのスーパーや通販でも見つからない。しかし、洗濯機のない時代にこのようなコットンを洗うのは大変だっただろうなあ。絞るのも干すのも一仕事!フランスには特に村に行くと洗濯場がある。屋根だけがついたプールなどがある。村の特に女たちが集まってお喋りでもしながら洗濯したのかなあ。フランスでは手動式の木製洗濯ボックスは1830年に発明されたそうだ。電動式の洗濯機の普及はフランスでは1950年以降になるらしい。我が家にある洗濯機はイタリア製かなあ。水の省エネ対策とかで、音はよくて、思い切り回っているのかな、と思ったら、中は動いていなかったりする。でも、一応、洗ってはくれる。それでも、何となく物足りない。日本製が時々恋しくなる。
April 20, 2012
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体を動かして体力の衰退を防ぐことを話題にしたブログが結構あっていいことだと思う。フランス語で書いているケベックの人 Christian Lamontagnesさんはブログで、「ドイツの研究者たちの報告から、体を動かすことは細胞の老化防止になる」と書いていた。で、走る?いつ頃だろう、走ると膝を痛めるので、一番いいスポーツは歩くことだと読んでから走るということに若干懐疑的。(...怠け者は影響されやすい...)でも、やっぱり走る?確かにジョギングをするように心がけている女性で妊娠も2回し現在40歳、それでもお腹辺りがすっきりしている。さて、走り方を間違えてはいけない、とある英語の記事で書かれていた。Common Running Mistakes to avoid by Christine Luff足に合わないシューズで走ると体のどこかで無理をするので返って害になる。シューズは足に合ったものを選ぶ。ウオームアップをしないでいきなり走り出すのはよくない。最初はストレッチをしてそれから歩き出す。徐々に走る。ジョギングの場合は熱い炭の上を走るような感じで走ることがコツだそうだ。ほかにもいろいろアドヴァイスが書かれているが、喉が渇いたら潤すことを忘れない。無理をしないで走る。疲れたら歩く。あとは食後にすぐに走りに出ない。全速力で走りながら、いきなりストップをかける動きの多いサッカーのような運動をしている人たちはよく膝の問題を抱えてしまうという。膝のお皿、クッションの役割をしている部分で半月板と呼ばれる部分は年と共に弱くなり、場合によっては、手術して取り除くこともあるようだ。さて、歩くだけでも腰痛が治ることは可能みたいで、たとえばパリの街を一日中、背中をまっすぐにして歩けば、腰痛は消えてしまう。ポイントは背中をまっすぐにしてお腹を若干ひっこめることを意識して颯爽と歩く。日本は比較的どこでも段差の少ない平坦な道が敷かれているので、この歩きはできると思う。南仏の田舎では道がでこぼこしていることもあって、背中をまっすぐにして歩くと、たまに段差のある場所で思わぬショックを受けてしまうこともあり、颯爽と歩くのは難しかったりする。...と、いうより、これは車がスピードを落とすためにわざわざ設けられた段差で、サルコジー大統領政府のアイデアらしい。確かにくねくねした道の多い南仏を猛スピードで行く車が多い。どうして、あの速さで走れるのか、といつも不思議に思う。ラリー南仏。ラリーヴァ-ル県。こういう道は跳ねるように走った方がいいみたい。ゆえに走る?ラストスパート (リトグラフ) ロシア系フランス人作家 Victor Spahn専門医が教える。間違ったエクササイズはもうやめよう。阪河朝美(ユンブル)記
April 20, 2012
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妄想にかかった老人たちは腰痛に苦しむ妄想にかかった老人たちはお腹がでても年だから当たり前だと開き直る妄想にかかった老人たちは昔のように声がでないと嘆く顔にしわが増えて、心にもしわが増えたと妄想する「老人」という言葉に酔いしれてお酒と聞いただけで酔ったような気がしてしまうようにだから20代の頃のようにロックも踊れないと開き直るそんな妄想をしていられない老人たちは妄想に浸る暇もなく走る妄想にかかった老人たちもやがて走り始める妄想から解き放たれて走る彼らは走る ひたすら走る 何十キロと 場所と時間があれば走り出す彼らは踊る 彼らは歌う顔にしわが増えても、ああ、なんて軽やかな身のこなし(...ちょっと過激なつぶやきかしらこれを書いた明日から走る気持ちになるかなあって、あはは)世の中はお金と権力がすべてという人がいるけど、世の中はやっぱり体力なのよ。専門医が教える。間違ったエクササイズはもうやめよう。阪河朝美(ユンブル)記バンカー・ロイ 「裸足の大学」解決策は内側にある安達博文 テンペラ ひとつの物差しでははかれない絵画世界池田靖史 パリの画家 パリの空気が詩情豊かに伝わる絵画イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
April 20, 2012
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インドのバンカー・ロイがインドの辺鄙な村にある大学を作りました。証書よりも実力。緑のなかった場所に緑が生まれ、文盲たち、貧しい女たちも手に職を持ち、電気の通らなかった村にソーラーパネルを作り設置し、とそのポジティヴな動きは大きく広がっていきます。裸足の大学の創設者は語ります。「解決策は内側にあります」バンカー・ロイ 「裸足の大学」昔よく「親子の断絶」という言葉を耳にしたもので。子供たちは反抗期にある種の錯覚を持ち、中には自分は母親や父親より何でも知っている、と錯覚する子供もいるかもしれない。子供たちの中には親にライバル意識を持ち、親より何でも知っていると誇示しようとすることもあるかも知れない。そんなわけで仮にそんな子供たちがたとえばインドの辺鄙な村に行って文盲のおばあちゃんに出会えば、はなっから馬鹿にし切ってしまう可能性もないではなく。先進国とされる国の子供たちが途上開発国の人々を自分たちよりレベルが低いと思い込んでしまうこともあるかもしれない。プライドが邪魔する、ってことかなあ。悲しいかな、こんな意識では学べるものも何も学べない。反抗期の子供たちは実は彼らも奥底ではコンプレックスの塊なのか。親や学校の先生やクラスメートたちやクラブ仲間、彼ら全員から無意識の圧力を受けて。で、その目に見えない圧力に自分ではっきりと気づいていないから余計始末が悪い。その圧力はもしかしたら、テレビで放映されるようなコマーシャルの中の可愛い学生服姿の女の子でスクリーンの向こうの砂糖菓子の世界の同じ世界に自分がいない、という単純なものだったりするかもしれない。何か一つの物差しでしか図れない世界での圧力だったりする。ともかく「反抗」でもしないと自らのアイデンティティもプライドも消えかけた炎と同じなのかも知れない。しかしながら、「反抗」すればするほど、墓穴をほる子供たちもたくさんいそうな気がする。どちらにしても、近所で一番ぼおっとしていそうなおばあちゃんに聞くと意外に簡単に解決してしまうこともあるかも知れない。解決策は内側にあるかあ。ほんとうはそうなのねえ。で、うーーん。何を解決したいの?求めよ。さらば与えられん。Valerie TSENOV 1961年生まれ ロシアの画家ロシア出身1961年生まれの夢想画家 ヴァレリ TSENOV 夢想と幻想の色彩豊かな美しい絵画安達博文 テンペラ ひとつの物差しでははかれない絵画世界池田靖史 パリの画家 パリの空気が詩情豊かに伝わる絵画イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
April 15, 2012
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この世は何にでも執着しないようにできている雨のしずくの冠も朝の光にきらめいてやがて消えてゆくせめて美しい夢をみて
April 10, 2012
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フランスの環境関連ニュースを扱う LES ECO DE LA TERRE に載っていたペンギンの写真にちょっと受けた。南仏のアンティーク家具のお店でこれに似た形の家具で下の木製部分に18世紀風の恋人たちを描いた家具がある。愛らしい家具で見るたびにため息がでる。この写真の家具も大事に使われてきたのね。浮き彫りを施す木工職人もフランスではもう少ないのだろうが、たまに城を持つ主がそういう職人に仕事を頼むこともあり、決して消えてしまったわけではない。日本では、富山の井波の伝統を守る彫刻家たちがまた素晴らしい。直線と曲線、そして植物の彫刻。可愛らしさと品の良さをあわせ持ったフランスアンティーク家具...価格:289,000円(税込、送料別)親日家のフランス人や、特にそういうわけでもないフランス人もこういう空間には魅了されてしまう。日本の古い家って小さな美術館みたい、と。特にお茶をたてる小さな空間の美しさ。自然の息吹に培われた、歴史と風格の美。古都シリーズ 茶棚A120価格:367,500円(税込、送料別)【高さ2Mを超える存在感と収納力! お買得価格で本物フレンチアンティーク家具!】フレンチキ...価格:276,500円(税込、送料別)フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Romance deco galerie d'art - oil painting gainsbourough ◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は2011年4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。富山県ののどかな田舎で家を売っている。のコピペで楽天ブログ検索で探してね♪産地から、新鮮な採れたての蜂蜜をいただきました。富山県産とち 300g 純国産最高品質 雅蜂園 ...価格:1,450円(税込、送料別)
April 5, 2012
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久しぶりの雨で樹木も花も喜んでいるみたい。雪でダメになってしまった顔をしているオリーヴよ、お願い、生き延びて、とつい。オリーヴの木が樹齢400年ほどもあるのをスペインからとんでもない高額で仕入れて庭に植えるフランス人がいる、と聞いて主人と二人で驚く。
April 4, 2012
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南仏の最近の花たちです。野生のさくらんぼの木の花です。ブーケのように咲いてくれた。水色のパンジーです。 またまた野生のさくらんぼの木です。名前を知らない純白の花です。ちょっと大き目のさくらんぼの木です。実はもう蟻さんにかなり食われている木です。でも、去年は小粒ながら結構甘くておいしいさくらんぼを実らせてくれて、食べ切れなくて、ご近所におすそわけしました。ほかにも小さなほんとうに小型の黄色い水仙が咲いています。今朝はとても美しい夢を見ました。もしかしたら、とてもいい夢かもしれないので、おすそわけです。朝焼け、爽やかなそよ風の中、いろいろな花がたくさん咲いている広々とした道が続く丘があり、思わず誘われるように上っていくと遠くにきらめく水色の海とブルーグレーの小さなお城が見えた夢でした。もしかしたら、こんなに鮮やかな色彩の夢を見るのは単に神経が疲れているだけ、かもしれませんが。川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
April 2, 2012
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夕べは2000年に制作されたフランス映画を観た。タイトルは oui, mais...「ええ、でも」17歳の高校生が自分のお小遣いでわざわざ心理カウンセラーに通い、そのためにハンバーガーの店でバイトすらする。彼女は親からの目に見えない圧力や恋の悩みをカウンセラーに語ることで現実のさまざまなジレンマを乗り越えていく爽やかなタッチの映画。カメラワークも素晴らしく、主人公の高校生の素直な美しさがうまく浮き彫りにされていた。カメラワークはすでにいろんな映画を撮ってきたパスカル・コベール Pascal Caub?re。Yves Lavandier イヴ・ラヴォンディエが監督。シナリオも彼が手がけている。女優の ?milie Dequenne エミリー・ドゥケンヌが主人公の17歳の高校生を演じている。この女優さんはベルギー出身。俳優で心理カウンセラーを演じるのは、ジェラール・ユグノー G?rard Jugnot。このフランス映画にはかかせない丸顔のベテラン俳優はよくぶち切れてしまうコミックな役柄が多いので最初はそれをちょっぴり期待して観た部分もある。が、この映画の中では常にクールな心理カウンセラーでなんとなく安心感が持て信頼できる学校の先生みたいでかなりのはまり役だった。日本にはこの映画、紹介されていないのかなあ。さて、今日は郵便局の間違いで一枚の手紙がうちの郵便受けに入っていた。住所はこの界隈のみ書いてあったので、散歩がてらに外に出てあて先の主を探した。しかし、結局どこにも名前を見つけられず持って帰ることに。月曜日に郵便局員の人に渡すしかない。南仏の田舎の外はいいお天気で静か。自分が砂利道の上を歩く音、小鳥のさえずり、そよ風の音くらいしか聞こえてこない。途中、この界隈に住んでいるおまわりさんにも聞いたり。おまわりさんは非番で庭に出ていた。彼の大きな犬は前を通るといつも吼えるが今日は静かだった。また散歩中のご老人にも聞いた。遠くからいつも見るだけのご老人だった人は、近くで見ると血色のいい人。その人もこの界隈に長いはずだがあて先の名前は聞いたことがないという。「そういえば、マルセイユの市長と同じ名前だなあ」今日の南仏の田舎、まるで夏のように暑い。散歩ついでに村の中心部まで歩いて行った。村の中心部には中世に建てられた石壁の塔の廃墟があり、その廃墟の周囲を村人が長年、ラベンダーやローズマリーやタイムといった南仏特有の植物を植え、そしてほかにも花を植えたりして村人たちの公園のようにしている。村は小山の高台にあるので、そこまで行くとちょっとしたパノラマを眺めることができる。一応、観光名所といってもいい場所なのに、村人の洗濯物がそんな貴重な塔のすぐ近くに広がっていたり。太陽の下は暑いが、石のアパートが建ち並ぶ日陰の部分は涼しいので、くねくねと続く細い路地を通って、パン屋さんと村の郵便局を兼ねているお店に行ったが、そこも昼のせいか閉まっていた。いつもは水が噴出している1789年造の石のフォンテーヌも今日は水が切れていた。村を離れて再び家に戻る途中、うちの近くの界隈の緑の垣根の向こうから初老男性の会話が聞こえていた。Ah;c'est la vie, qu'est-ce que tu veux, c'est comme ?a...自分もよく口にするセリフ。人生とはそういうものよ、みたいな意味であきらめきった表情で「ねえねえ、あなたもそう思うでしょう」と誘わんばかりにフランス人はよく口にする。いつのまにかそう言って甘んじてしまうほうが楽なこともあるので自分もこれは身についてしまった。彼らはどうもこの冬の南仏の雪で犠牲になった庭の木々の話をしているようだった。初老の男性は「杏の木は大丈夫そうだ」と語っているのが聞こえてきた。そう言った後で嬉しそうに笑っていた。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
March 31, 2012
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自分が選んだ道を後戻りできないと感じることは人生生きていてたまにあること。あるフランス人の人が若い時に砂漠への旅を始めた。砂漠という詩的な言葉に憧れたからかどうかは知らない。彼は砂漠に出てしまってから、辛くてフランスに戻りたい、と思ったりもした。けれど、もう後戻りできない、前に進むしかない、と。そして砂漠にいても人の助けなしでは生きていけないと。旅から戻り、1992年にエッセイを出した。「白い遊牧民 Nomade Blanc」Philippe Frey という人。その後、砂漠とその砂漠の住民の専門家に。民俗学の博士号を取得し、ストラスブルグとムルハウス大学で講義もしているそうです。一度だけノルマンディの町で行われた文学サロンで顔を見たことがあって、彼のエッセイを買ってサインをもらおうとしたら、すでに彼はサロンを去った後でもらえなかったのだけれど。人間って時々、覚悟が必要になる時がある。こんなはずではなかった道を前進するしかない時がある。後戻りしたくても後戻りしても何も状況は変わらないと。そういう時は学びの心が大切。何かの資格のための勉強もそういう時に身につきやすい。何かがくやしいから必死に涙も抑えて勉強したりする。そしてそういう暗いトンネルを手探りで出た時に人生が大きく好転することもある。でも、人間って甘いからそこでまた油断して天狗になったりしてまた墓穴を掘りながら年月を過ごしていく。軌道修正しながらの人生。「白い遊牧民」の本ではないけれど、遊牧民の女性と生活をともにした日本女性の本。 ↓
March 29, 2012
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今回は今朝見た夢日記です。階段を上って二階に上がると正方形の窓に青緑の大きな波が押し寄せてくるのが見える。これは大津波だ、もう手遅れだと思ったが、波が引いてゆく。階下に下りて別の窓から大きく波がうねりながら引いてゆくのが見る。そして、今度は赤土を巻き上げながら青緑の大きな波がまた押し寄せてくるのが見える。二階に再びあがり、中庭に面した窓を見ると、母親たちに小銭をもらってフランスパンを買おうとしている子供たちの姿が見える。窓から、私は叫ぶ。早く家に戻って。どこか、みんなで高台に行かなくては。でも、自分はこの地域を知らない。そうこうしている内に二階の正方形の窓のある方向にもう一部屋があり、そこに工事用のヘルメットや作業服を着た男性たちが津波から人を守ろうと自分たちを犠牲にしようとしている。必死になって次の波が来る前にその人たちに別の安全な場所に移ってもらおうとほかの人と一緒に出てもらう。中庭に波が押し寄せ、波に巻き込まれた女性を助けようとした人たちも一緒に波の中に消えてしまう。しかし、別の救助隊たちがその女性は助かったと言っているのが聞こえる。犠牲者はゼロ。良かった、と思っているところで夢から覚める。夢の中では自分はニースの海の近くにいる。家の中は日本的な家。登場人物の子供たちはほとんどみんな何故かイタリア人か東ヨーロッパ系フランス人。作業員の救助隊は何となく日本人ぽい。夢の中に出てきた津波はとても大きくてリアルだった。海沿いに住んでいるわけではないのに、何故こんな夢を見るのかわからない。昨年、フランスにいながら、黒い大きな波の夢を見てからしばらくして日本を襲った大地震と大津波にショックを受けてから、波の夢を見た時はこうしてブログに書こうと決めた。その時はただただ黒い波が大きくうねっている、というだけの夢だった。海から大きく遠くに潮が引くのは津波が起こる前触れだそうです。その時は陸地の高い場所に向かって必死で走って逃げることだそうです。もう、日本に何も起こりませんように。ちなみに夢占いでは感情の高まりを示しているとかいろいろ書いてあり、今回は割りに個人的なものが津波として現れたのかもしれない。空回りしていることは沈着冷静に傍観し、自分を変えていくために何かにチャレンジする、と。チャレンジかあ。人生一生学びの場。日差しを浴びる木々を眺め、小鳥のさえずりを聞きながら。【送料無料】東日本大震災津波詳細地図(下巻(福島・茨城・千葉))価格:3,990円(税込、送料別)イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
March 29, 2012
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今日は26日火曜日。3月。日曜日24日にフランスは夏時間になった。昨日の午後は歩いて3kmほど離れた郵便局に行った。歩いて見てわかったのだが、枯葉の間に小さな青紫の匂いスミレがたくさん咲いていた。プラタナスやナラの大木の根元、小川に沿って、ずっと咲いていた。時々、青いムスカリも愛らしく咲いていた。そして、薄紫の小さな花をつけたローズマリー。川の中に10cmくらいの魚や中には30cmくらいの太った魚も見た。郵便局から戻る頃には、静かに釣り糸を垂れる人が二人いた。最近、釣りも解禁された、と近所の人が話していた。いいなあ、自然って。小山のふもとも今は美しいだろう。遠くから子羊たちの声も聞こえたりして。夕方、真っ赤な夕焼けを見ながら、バドミントンをしたりして。就寝前にふと手にした絹の薄い羽織からスミレの香りがして何故だろうと思ったら、そう、この間買ったマルセイユ石鹸 ル・セライユのスミレの精油を入れた石鹸を洋服タンスに入れておいたからだ、と。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
March 27, 2012
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一昨日から日本のアニメマンガをフランス語の字幕つきで夜になると観まくることに。久しぶりに日本語が聞けて嬉しい。しかし、フランス人の若い子たちがこうして日本語を聞きながらアニメマンガを見ているんだ、と思ったら日本に憧れるフランス人の若い子たちが増えるのもわかるような気がする。インターネットのチャット欄でフランス人の子が「フランスには何もない。日本に行きたいなあ」という文さえ読んだことがある。フランスに憧れてフランスにやってきた自分だからその逆パターンの気持ちがよくわかる。ちなみに私が見たマンガは「ナルト」と「デスノート」。え?今まで知らなかったのだ。と、いうか、二つとも全部見る暇もないのだけれど。話のストーリーがよくできていて面白いが、デスノートに関しては主人公の少年のあまりの浅はかさに途中から腹が立ってきたりして。自分を助けようとした無実の人間を平気で殺してしまう、なんてあたりから人間ではなくなっている。でも、そういうことを考えさせる、気づかせるのもマンガや小説のような架空の世界だから、できることなのだろう。近所にも映画作りに余念のない高校生のアントニー君とはまた違うもう一人の高校生の男の子がいて、彼もこのマンガファンで独学でひらがなやカタカナをちょっと習ってみたという。何となく、そういうことを聞いて嬉しかったりして。それにしても、「ポーの一族」を創った萩尾望都さんのサイン会がフランスのどこかであった、と聞いてこれだけはちょっといけなかったのがくやしい。
March 23, 2012
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うちの目の前に住む高校生のアントニー君が友人たちと作った映画がユーチューブに載っていたので紹介。アントニー君の短編映画最新作予告編 Le Gardien背の高い金髪の高校生がアントニー君。よろしく。画面の中のアントニー君はやたら大人に見えてしまうが、実物はもっとやっぱり少年っぽい。アントニー君はほかにもいろいろ短編映画、作っているのね。アントニー君の映画パート1 Le Cercle Vanomienアントニー君の映画パート2 Le Cercle Vanomienパート2の最後はNGシーンで、若き俳優たちの笑顔が見える。笑顔見てるほうがいいなあ。近所の南仏の風景も載っていて、これも個人的に嬉しかったりして。フランス語がわからなくてもアクションと音楽が多いので楽しめるかも。フランス語がわかる人は、ごめんね、時々、4文字言葉が出てくるので、もしあなたがまだフランス語初級者ならば、絶対真似しないでね。初級者で4文字言葉を使うと、あなたの人格を疑われてしまうので。4文字言葉といっても、意味的には単に「こいつはほんとにおバカ」とか「この子、何もわかっとらん」「だまれ」とか、そういう意味のことなんだけれど、どうもフランス語ではそこに4文字というか結構辛らつな表現が入ってしまうので日本人の私としては毎回ちょっぴりショックを受けてしまうのだ。なんかピストル持ってるシーンがあって、物騒な感じだけど、南仏は静かな田舎。フランスは基本的に銃社会ではないし、銃を持つには登録が必要。主人はフランス人だけど、ピストルなど手にしたこともなし。この間、アントニー君のご両親に会った時は、息子は映画のシナリオから撮影までやっちゃうんで忙しそうにしている、と。確かに何か一つを形にするというのは、一過性の情熱だけではできない。忍耐が必要になることもある。作る過程を楽しむことも重要で、その「楽しみ」の意味も受身の「楽しい」、というのと違ってくる。だから、何かこうパッと簡単にできないことがくやしい、とか苦しい、とかいう自分で納得できない事がたくさんあっても、何度も何度も乗り越えようと試みてしまう、それも実は「楽しみ」の大きな一部なのだ。と、思うので、たとえば、絵を描いている、とか映画を作る、とか楽器演奏とか歌うとか自分で何かやっている過程で、苦しみの度合いが自分をまじで傷つける寸前まできたら一歩引いて時間を置いて最初の頃、何もできなかったほんとうに最初の頃をふと思い出してみるのも大切なことだと思う。さて、Anthony Boscher 君、今のうちにサインもらっておこうかなあ。え、あなたも欲しいって?
March 20, 2012
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今朝は蛇の夢を見て怖くて目が覚めた。自分は外にいて、ふと、小さな蛇がみえて、うちの猫がじゃれているようであるのが見えた。猫よ、追い払ってくれ、と思っていたら、次の瞬間、家の中に蛇が踊りこむように入り、夢の中、心の中で「ぐええ!」しかも鮮やかな空色と黄色の模様をつけて元気一杯に拡大している。猫が必死で追い払おうとしているが、蛇が大きすぎる。怖いよう、とうなる自分の声で目が覚めた。この間も森の中を歩いていたら、いきなり、地面が小さな蛇だらけになって、やっぱり怖くて目が覚めた。蛇は縁起がいい、とかいうけれど、やっぱり夢の中でも必死で逃げてしまう。あんなに怖い!と思っているのに、ほんとうに縁起がいいのかなあ。で、蛇の夢を見て何か特にいいことがあったかどうかはわからないけれども、最近は何事もなく地道に平凡に終わる一日が一番幸福なことではないか、と思う。花も咲いているし。そう、南仏はローズマリーの薄青い小さな花がたくさん咲いている。3月11日はフランスで6万人が手をつないでアヴィ二ヨンからリヨンまで平和的に原子力発電に頼る時代から抜け出そうというデモが行われた。日本の不幸を振り返る日ともなり、石巻の女性が東北大地震大津波の大災害を象徴するマドンナとされ、当時は英仏のジャーナリストたちは彼女の名前も居場所もわからずにいたが、探したんですね、今年は彼女の名前と現在の姿が写真に載っていた。彼女の言葉もフランス語で訳されていて、「何もかも失ってみて、毎日生きていることが奇跡なのだとわかりました」と書かれていた。美しい心の花がたくさん今年咲きますように。
March 20, 2012
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フランスのテレビで日本の映画を観た。「誰も知らない」映画の最後のあたりで何故か昔パリのシャンゼリゼ通りで物乞いをしていた少年を思い出してしまった。11歳か13歳か、少年はジプシーだったのだろうか。ブティックから出てくる人々に手を差し出しては相手にされず困った表情だった。まっすぐな賢そうな正直そうな目をしていた。で、自分はたまたまその少年をお昼時にオフィスから出たところで見たのだった。あの少年が自分の息子だったら、どうしたかなあ、と思いながら、ハンバーガーを二つ買って、その紙袋を少年の両手にさっと渡した。少年の目は驚いていた。私は頭の中で、育ち盛りの彼の口にそのハンバーガーがちゃんと入りますように、と祈って。いや、これも昔、インドネシアでウクレレをかかえてちょっと歌を歌っていた6歳児くらいの小さな少年にボールペンをあげて、それが今までこの世に生まれて見たこともないそれは嬉しそうな笑顔を満面に浮かべてくれた少年、にこちらが感動してしまったのだけれど、その後、16歳くらいのそれはハンサムな少年が、なんとウクレレの少年からボールペンを奪って走って逃げ、ウクレレの少年はその後を泣きながら追いかけるというそんなシーンを見てしまったからである。何年経っても今でも頭にくる。もう、会えないウクレレの少年。さて、この三日間ほどエックスやマルセイユに行っていた。でも、頭の中は猫や咲きはじめた花のことでいっぱい。川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年
March 17, 2012
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その一昨日のフランス人の訪問者の方は家作りをめぐるほかにも面白い話をしていたのでメモ。最初は屋根を土で埋めて花とか草とかで、とにかくグリーンに染めたかったらしい。が、住んでいる村の規則で屋根は村の概観を壊すものであってはいけないので、その斬新なアイデアは却下された、と。彼と主人の会話も可笑しかった。「壁にその藁を使うのはいい、として、まぐさはだめなのかなあ」「まぐさかあ。腐りやすいんじゃないか」「そうかあ」主人が「僕たちも自分たちの手で家を増築しようと思っていて」と言いかけたところで思わず私はギョッとふっとびそうに。作り始めて終わらない家作りの旅を始めたいの?仮にできても、雨が降ったら、ぐしゃんと溶けて倒れるど素人の土壁の家だったりして。絶望的な笑い話はできても、家はどこに消えたのって。最近、イギリスで民家を自分たちの手でリフォームしたというカップルのインタビュー記事をちょっと思い出した。この話、もう書いちゃったかな。「いやあ、結婚していたら、今頃は離婚してますよ。 それほど大変だった。二人とも疲れてしまって、壁に ぶち当たっては、絶望的になったりして。でも、何とか 結果的に大満足に終わりました」リフォームにしろ何にしろカップルで何かを一緒にする時疲れがたまって大変なことになったりもする。結果的に良い具合に終われば笑い話にもなるけれど。ふと、主人のおじさんで元新聞記者で北フランスに海岸の石を拾っては壁を築いて行ったという真っ暗な建物を思い出した。それはそれなりに芸術的なのだが実用には向いていない感じで。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
March 9, 2012
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一昨日、エコロジーな家をほとんど自分で建てたというフランス人を昼食にご招待した。建築家ではない。もともとIT関連の分野の人である。が、家はフランスの広々とした場所に自分で建てる、といろいろ勉強して、できる限りリサイクル可能な資材を使って建てた、というので主人がとても会いたがっていた人である。実際に建築関連の現場で仕事をしている人たちとコミュニケートも随分したというが、彼の話し方が可笑しかったので思わず笑ってしまった。IT分野の人間って結局、概念が先走りしていろいろクリエイティヴに想像しちゃう、そういう癖があって、実際、建築現場の人間とどうしても普通に話ができたことがなかった、と。「建築現場の人たちって重いんですよ」「重いんですか」「そう、ずしんと重いんですよ」 lourd.... と、熊のような重い表情を真似てみせる。つまり、建築現場の人は何ミリと間違えてはいけない、一つどこかで間違うと後の工程がすべて狂ってくる、そういう笑えない結果を常に慎重に避けながら仕事をしなくてはいけないので、会話をしても、重いらしい。ふとイタリアのピサの斜塔を思い出した。しっかり傾いていますからね。でも、傾いていてもちゃんと倒れないのがまたすごい。で、彼の話を聞いていると、昔の日本の民家みたいだ、と思えてしようがなかった。彼が建てた家の話をした時主人は最初意味がわからずとまどっていた。「僕の家は釣り下がっているんですよ」suspendue...?「え?」「なんというか、地面に直接ついていなくて」ますます怪しげ、浮いているの?「下を空気が通るようになっているんです」要は木の柱が地面とぶつかる部分はコンクリートになっていて、床と床下の地面は直接ついていない、日本の木造家屋なら当たり前の建て方で。日本の民家の木の柱は石の上に載っていたなあ、と。コンクリートの代わりに。彼の家に対する考え方を聞いていると日本の昔の民家の素晴らしさへの褒め言葉を聞いているような気がした。資材はこの辺にある安くて丈夫な資材で、燃やしたら有害な煙をださないようなもの、何も豪奢な大きな家を建てることもない。子供たちのために家を建てると親は思うが、子供たちは子供たちで彼らの道を行くわけで外国に行って住むのも出てくるかもしれない。だから、おいしい空気を感じることのできる自然な素材を使った家が一番いい。自分も400年生きるわけではないし。今時は家を一軒建てるのにどれだけ有害な物質を使っているかわからない、半永久的に燃やせないものも使われていて、そんな家を建て替える度にどれだけ環境汚染しているかわからない。そう語る彼を日本の田舎へ連れて行っていろんな民家を見せてあげることができたらいいのになあ、と思った。彼はご両親が菜食主義者だったので子供の頃はどっぷりとそういう環境にいたそうである。が、彼にとっては普通のことでも人の家に招待されてお肉料理がでてくると否応に反社会的存在者のように感じることがあまりにも多くて純粋な菜食主義者は止めたそうである。そういえば、信州みそをつかったカブとおじゃがとお魚のお味噌汁を出したらおいしいとおかわりをしてくださった。受けますよ、信州みそ、フランスで。彼の住むというローヌアルプス地方の話も興味深いものだった。19世紀か20世紀初頭にコレラで伯爵の位を持っていた村人が全滅。その後、村おこしのためにイタリアから人間を連れてきたので、イタリア人をご先祖に持つ家が今では多いのだそうだ。南仏にしろ、ノルマンディにしろ、歴史を追いかけ始めるといろいろ出てきます。歴史の好きな人は退屈しないことは確かです。その中で女の歴史を見逃すことはできません。18世紀のフランスの調度品などを見たりするのが好きですが当時の女性は社会的には存在しないも同様だったようです。社会的にあるいは経済的自立なんて概念も今日とは違うようです。しかも当時のフランスはキリスト教でかためられている。女は男のあばら骨から生まれた、とバイブルに書いてあれば、女は男の言いなりになって当然、と考える男たちの社会であった、と考えてもいいくらいなのです。1789年、女たちは一人の独立した女性とは考えられていないのです。よって家庭の中の仕事のみできれば良いのです。19世紀もその状況はさして変わらないのです。ただ、法律の前では裁かれる時はしっかり裁かれ、税金も払う時はしっかり請求がきたようです。先日100年ぐらい前の良家のご婦人方が編んだという古いレースを購入したのですが、夫の陰で黙々と作ったのかなあ、といろいろ想像してしまいました。時々うちも19世紀の夫婦みたいだなあ、と思うことがあるのは、ああ、何故でしょう。主人に f?e de la maison 家の妖精 などと褒められたりして最初は嬉しかったのですが、最近はいいかげんにして とついハシタナク思ってしまったり。【送料無料】リヨンのルイーズ・ラベ価格:4,200円(税込、送料別)イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
March 8, 2012
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薄いクレープ生地に長ネギをきざんでのせ、その上にとろけるチーズそして燻製のお魚をのせてはい、出来上がり。結構美味。古い話でヴァレンタインディーに主人と二人でレストランに行った。ポピュラーなレストランで列ができていた。が、出てきた料理にがっかり。これなら家で作ったほうがまだおいしい。(えへん!)特に主人が頼んだ鮭。見た目もまずそうだったが、ほんとうに焼けているのとつい疑いたくなるような。家で料理したらどうなるかと言うとフライパンにオリーヴオイルを少量。たまねぎを軽く刻んで入れる。そして鮭を入れ、さらにコニャックか白ワイン、あれば日本酒を上から垂らす。あれば、タイムを少量。塩コショウ少量。そしてフライパンに蓋をする。鮭がそろそろ焼けてきたら、上にほんの少しバターをのせる。そして最後に長ネギのきざみをパラパラと。
March 5, 2012
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夕べの月夜の晩 薄明るい外に出たら 何かちょろちょろとすばやく動くものの影が見えた。ねずみならば結構大きく、もしかして生まれて間もない子猫かあ、もしかしてハリネズミか。エックスオンプロヴォンスの市内の閑静な住宅街では結構頻繁に見たハリネズミ。この南仏の田舎に着てから実はまだ一匹も見たことがなかったので不思議に思っていた。ろうそくを照らして見たら、やっぱりハリネズミ。もうどうしていいかわからぬ、といった怯えた様子。そっと言葉をかけてその場を離れた。驚かしてごめんね。Quelle ?l?gance!アンティーク セーブルスープカップ&ソーサー価格:284,000円(税込、送料込)フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。Artiste Peintre E.M.Romance deco
March 4, 2012
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最近ようやく南仏らしい太陽が戻ってきました。今日のお昼は庭のテーブルで食べたり。プリムベラの愛らしい花も咲いています。暖炉を炊かないと昼間は家の中にいるほうが寒い。しかし、今年の2月の南仏は寒かった。今でも夜中は凍るようで、猫用に外においている水も分厚い氷が張っていました。ちなみに最近、試験的に日本にいる姉にガラス瓶に入った南仏のハチミツと石鹸を送り、無事に届いた、とこれだけならばどうってことない話。プチプチが中に張ってある紙袋にそのままポンとガラス瓶を入れたので、最悪のシナリオで行くとガラス瓶が壊れて中はぐちゃぐちゃ、でもフランスの郵便局では局員さんが「送れますよ」と一言。じゃあ、と軽い気持ちで、冒険的に発送。しかし、姉から届いた、という知らせが来るまでの一週間、不安は不安でした。フランスの郵便局、結構信頼できるのかなあって。さて、フランスのコメディアン、ジャンデュジャルダンがオスカーを勝ち取りましたね。彼はフランスではかなりの人気者で、アメリカのジム・キャリー昔のビートたけしのような存在かなあと思います。笑わせるシーンをちりばめながらもとってもいい映画にも出ています。今、ぱっとタイトル名がでてこないけれども。彼がフランスのバカロレア試験(日本の大学入学試験みたいなもの)を得た時、苦笑しながら「これはおかあさんにプレゼント」と言って大学は進まずコメディの世界に飛び込んでいったようなことをテレビのインタビューで昔茶目っ気たっぷりに語っていました。そろそろ暖炉に火をつけようかなあ。それとも庭にでるかなあ。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
February 29, 2012
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フランスで2月10日に白い雪が降っているのは北フランスのノルマンディでもストラスブールでもパリでもなくフランシュコンテ地方の高マルヌやシャンパーニュアルデンヌ地方の一部、そして南仏プロヴォンス。何故ノルマンディに降っていないのだあ。気象情報ではエックスオンプロヴォンスもマルセイユも雪が降っているらしい。と、いうことは地中海にも白い雪が降っているのね。ただいま南仏、午後の3時過ぎ。しんしんと白い雪が降っています。真っ白。美しい。それにしても降りかたが厚い。これは積もるかも。乙女なマグカップフランス伝統陶器<GIEN> ジアン スイカズラ マグカップ【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_のし...価格:5,250円(税込、送料別)猫ちゃんPlan de Paris コローレ 「ねこ」 マグカップ価格:1,050円(税込、送料別)フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。Artiste Peintre E.M.Romance deco
February 10, 2012
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南仏の田舎も寒波に見舞われている。近所の家にもつららが。ああ、南仏のつらら。さすがの寒さに主人は牛肉入りのポトフをリクエストしたり。テレビでは、温暖なはずのコルシカ島も雪が降っているのが放映されていた。海に降る雪。またダ・ヴィンチも建築に参加したらしいシャンボールのお城もその広大な庭も雪に覆われていて、これもテレビで見たが、なんて幻想的。可哀想なのはこの寒さの中のホームレス。フランスのテレビニュースの一場面で、ジャーナリストがダンボール箱の中に眠るホームレスに冬場の臨時施設に何故行かないのかと聞かれ、年老いたホームレスは「行きたくない。絶対行かない」と話す。実は2009年の冬だったか、まだエックスオンプロヴォンスの市内に住んでいた時だった。台所のガラス窓を覗く一人の女性に気づいて、ドアを開けると「寒いので中に入れてください」という女性は異臭を放つ明らかにホームレス。やはり外は相当寒かった。そのまま台所に入ってもらい、ポタージュとかチャーハンみたいなものを作って食べてもらった。少しでも力をつけてもらって何とか切り抜けてほしい、と。シャワーもすすめたが、水道水に触れると肌が痛いので、と彼女は拒否した。普通にしていれば、美しい女性なのに。こんな寒い時は施設に行ったほうがいい、と話したが、彼女は絶対いやだ、と話していた。単なるプライドではないと思う。切れるような痛くなるほど寒い夜をダンボール箱でしのぐ方が施設に行くよりましだと考えるのは、またそこをいつかは出されて再び路上に放り出されてしまうことがわかっているからか。人間が人間を助けるのは簡単なことじゃない、と思ったものだった。最近、黒猫が2匹頻繁にうちの周りに来るようになり、うち一匹は時々できる時に、主人に内緒でベランダで寝かせている。ベランダも寒いけれど、外の切れるような寒さよりはましかと。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
February 6, 2012
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この間のブログで書いた中世から伝わる南仏プロヴォンスの聖マルセルの写真紹介。可愛いコックさんスタイルの男の子やプロヴォンスの伝統の布のドレスをまとった女性たち音楽隊や飾り付けをされたフォンテーヌさて、このお祭り、なんと、老若男女関係なく全員が、教会の中でいきなり始まる単調な音楽に乗っていきなりぴょんぴょん跳ねるような踊りを繰り広げてしまうのだ。フランス人の主人もこれはパンクだ、とバカ受けしていた。動画で観たら、なんと教会の僧侶の方も踊っていたが、顔はしかめていて、もしかして心の中で「いや、これはあり得ない」と呟いているような気がした。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
February 3, 2012
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南仏、といっても海沿いのニースやカンヌではなく、奥地の南仏の私の田舎はドンと冷えて雪が降り、2011年の雪のようにさらっと消えず、今日は一日お天気は良かったが、積もったままだった。おとといの雪降る夜、2時間くらい停電し、その時、薪でくべる暖炉とキャンドルがあって良かった、と心底思う。さて、うちではその雪の降る日の前日に水道の元栓を止め、部品交換準備に入っていた。水道会社から異常な水道量のためチェック勧告を受けて外の土中に設置された元栓の水漏れを確認。お隣のご隠居さんと若いパパさんのお陰で部品交換をなんとかすませたが、3日間水道の水が使えなかった。洗い物の鍋がたまり始め、洗濯も水拭きもできず、シャワーも使えず、貯めておいた水で歯みがきやミニタオルで体を拭く程度のことしかできない。主人はどうと思っていなかったようだが、私は限界を感じていた。お隣さんのヘルプがなかったら、と思うと今でもゾッとする。文系で、自分でなんでも試してやってみたがる主人にやっぱり文系でこういうメカっぽいものに苦手な妻はこういう状況ではほんとうに情けない。ちなみにお隣のご隠居さんはこの南仏でこんな雪は見たことがない、と話していらした。今朝はお隣のご隠居さんからお借りした道具についた赤土を拭きとって綺麗にしてからお返しに行った。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
February 3, 2012
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1月21日22日と緑の南仏と呼ばれる地方の小さな町で662回目の聖マルセルのお祭りがあった。年に一回行われるお祭りだそうで662回目ということは14世紀から行われているお祭りということになる。映画に出てくるようなヨーロッパ中世のコスチュームに身を包んだ老若男女が町内を練り歩く。ちょっぴり感動。南仏プロヴォンスの布やレース、ルネッサンスを思わせるような女性の衣装も中にはあって。音楽隊もいて単調な音楽を演奏し、その音楽にあわせて簡単なステップを踏むような踊りで前進する。実は牛の丸焼きも準備されている。下記のお祭りの様子は去年2011年のもの。緑の南仏の661回目の聖マルセルのお祭り今年2012年は4年に一度のちょっぴり規模の大きいお祭りだそう。ヨーロッパの中世と言えば、ペストに襲われ多くの人間が失われた時期もあった。南仏プロヴォンスのこの辺の小さな村も当時はペストのために無人地域になったこともあるそうだ。les cosutumes au moyne ?ge【送料無料】中世ヨーロッパの服装価格:306円(税込、送料別)川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
January 22, 2012
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日本にいた時 豆炭ごたつをわざわざ購入して使っていたあったまり方がやっぱり違うので、ぜひともおすすめフランスでどうしてこういうのがないのかなあ暖炉があるからいい、としても日本人としては何十年フランスに住んでも畳の上のコタツが恋しい安いのです豆炭 (マメタン) 5kg 豆炭あんか・豆炭こたつに価格:980円(税込、送料別)頭は冷えて足が暖かいのは勉強にも向く 室内温度にも限界があるけれど豆炭こたつ 90cm価格:25,580円(税込、送料別)フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。Artiste Peintre E.M.Romance deco
January 16, 2012
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最近フランスの通販でモヘア100%の毛布を購入した。モヘア100%の生地って何て軽くて柔らかいんだろう。軽くて手触りがふかふかして、まるで猫を抱いているようなしなやかな感触で自然とついニコニコしてしまう。毛布は100%フランス製と書いてあった。と、いうことはフランスにもアンゴラヤギがいるのだろうか。モヘアはアンゴラヤギとかアンゴラウサギの毛を使っているそうだ。気になって原産地を探すとトルコが主要産地の一つらしい。が、一応モヘアフランスという団体があり、そのサイトを訪れるとフランスのアンゴラヤギは1980年代初頭から飼育されているらしい。2010年にはアンゴラヤギの飼育農家は140軒登録され、16000kgを産出したと記録されている。団体はミディ・ピレネー地方にあるが、ブルターニュ地方やロワール地方でもアンゴラヤギの飼育から製品製造販売まで行うお店があったりする。ミディ・ピレネーやブルターニュ地方というのは気候がそれなりに違っている。アンゴラ山羊は結構、いろんな環境に適応する、とフランスのモヘア団体のヴィデオが語っている。結構、あったんですねえ、フランスのモヘア。フランスのモヘア団体によると、フランスではアンゴラ山羊の毛は生後6ヶ月から毛の刈り取り専門の人が行い、その後、抜き取り検査でランク付けをされてから初めて工場で洗剤を含んだお湯で洗われ、やがてモヘアの糸へと変身していくようだ。日本でアンゴラ山羊を飼育している人はいないのかなあ。
January 16, 2012
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短気は損気ある日の午後、一人で何かにぶつかって、いきなり勝手にキレ始めた主人たまたまそこに居合わせた妻(私)にも大声でなにやらわめき始めたたまんニャイこうして迷惑なのがトバッチリを受ける時買い言葉に売り言葉で自分も大きな声をあげればさらにただ無駄に喧嘩が盛り上がってしまう自分はその時のんびりと実に平和な心持で編み物をしていた5回ごとに編み方を少し変えるような編み方をしていたので、1、2、3、4、5、と無意識に数えながら編んでいたこの1.2.3.と数える感覚が自分の心を落ち着けてくれたこの意外な効果に自分でもびっくり数を数えると心が落ち着く、ということに気がついた何か焦った時とかくじけそうになった時には心の中で美しい音楽を想うのもいいま、それでも主人からのトバッチリ攻撃がおさまる気配はなかったので、一人荒れ狂う一人芝居の主人をほったらかしてお天気のいい外に出、庭掃除を黙々と始めた薪なんかして思うに主人もそこに私がいなければ一人芝居のお怒りぐらい自分で処理したはずあるいは大声さえ全くあげなかったかもしれないそこに誰もいなければ泣き止む幼子のようにしばらく経ってから何事もなかったかのような顔をして主人が庭に現れた信じられない、なんなんだあ毎回のこのパターンは心得ているつもりの私でもほんとうにマジあきれてしまうニコニコして私を眺めているちょっとさすがに頭にきてフクレテ見たが、何故か可笑しくなって自分も笑ってしまったはあ、まったく、いつものことでこうして主人は頑固爺さんになっていき、私は憧れの、世界で一番とぼけるのがうまいおばあさんになってゆくのかもしれないなんとなく、ふっと自分が猫のようにも思えた猫は大声や大きな音を聞くとサッと身軽にその場を離れるそうか、いつのまにか猫に教えてもらっていたのかなあこういう時の対処方羊はノルマンディでよく見たけれど、南仏の田舎に住むようになってからも羊をよく見る。近くから羊の声が聞こえることもあるし、羊の群れを見ることもある。あの羊たちの毛がこうして日本にも行っているのね。メリノ100% 希少価値のメリノウール。ダルマ プロヴァンスのメリノ 1袋5玉価格:2,016円(税込、送料別)パリ近くの薔薇の公園、そしてマリー・アントワネットのお忍びの場所でも知られる優雅を極めるバガテル公園をイメージして作られた香水 そっと甘くて優しい爽やかさがほのかに香るすごく甘いのは苦手な方におすすめ後払い・コンビニ払いOK!【送料無料】 ジャルダンバガテール EDT・SP 100ml 【ゲラン: 香水・...価格:11,865円(税込、送料込)優雅な気持ちにさせる香り 万人に愛される香りどの香りにしようと迷ったらシャネル5番がおすすめですすれ違った時にほのかに風に漂うように少しだけつけます≪送料無料≫【シャネル】 No.5 オードパルファム・スプレータイプ 50ml価格:11,130円(税込、送料込)フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。Artiste Peintre E.M.Romance deco
January 16, 2012
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わらと土壁の家はフランスにもある。ボランティアでそういう家作りに2週間参加した人のブログを紹介。フランス語がわからなくても写真である程度は様子がつかめるようになっているのでどうぞご覧あれ。フランスのわらの家わらの壁なんて大丈夫、と思っていたが、壁が厚くなるので冬は室内の熱を比較的守るらしい。下のサイトでは1920年建築のわら壁の家の写真が載っている。つたに覆われた家がそう。と、いうことは耐久性も優れている、ということ。1921年建造のフランスのわらの家【送料無料】草のちから藁の家価格:1,575円(税込、送料別)フランスのブルターニュ地方で茅葺の屋根職人が頑張っている、とインテリア雑誌で読んだことがある。日本では昔、武蔵野美大の民俗学の先生が少なくなりつつある日本の茅葺職人の研究をしていた。そういう自然素材はもう日本では手に入りにくいのかなあ。職人もほんとうにいなくなったのだろうか。思うに家もアパートもは10年も建てば何のかんのと人の手入れが必要になる。何でも大事に使って少しずつ直して長く使うのが一番だなあ。そういえば、日本の田んぼの真ん中にあった喫茶店、中に暖かい暖炉があって、外も室内も木造りで来ている客も静かに雑誌を眺めながらコーヒーを飲んでいい雰囲気だったなあ。フランス出発の航空券は何ヶ月か前から予約をすると格安便が手に入りやすい。ロマンス デコ Romance deco フランス発送イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏◎富山県下新川郡で1980年築木造建(床面積240m平米)付の土地(水田含む)約8千m平米を売りに出している人がいます。詳細は4月5日のブログに掲載。さらに詳しくはロズモンドにメッセージをお送りください。個人のプライバシーは厳重に守ります。Artiste Peintre E.M.Romance deco
January 14, 2012
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知り合いのフランス人女性はパリに行った時日本の本屋さんで書道の本を購入と見せてくれた。ひらがなをくずして書いた写真が中に載っていた。なんて美しい。彼女は書くことが好きで書道をぜひ始めてみたい、とか。ちなみに彼女が書くフランス語は美しい。彼女は鮮やかな色彩の歌舞伎の写真入りの雑誌も見せてくれた。自分は、馬鹿正直に、「小さい頃はテレビに歌舞伎が映るとチャンネルを変えていた」ちなみに「玉三郎以外」と。中学でフランス文学の教鞭をとっていた彼女は私を慰めるためか、「まあ、フランスでも作家ラシーヌの『フェードル」』の作品を小中学生に紹介しても興味を覚える子供は少ないわね」とため息をついていた。南仏フランス人の友人カップルは日本の緑茶が大好きで茶壷から茶碗にいたるまでコレクションし、御茶ごとに何度でお茶を入れるかまでリストを作り居間には掛け軸、お刺身もお寿司も大好きで南仏のおいしい日本レストランを何軒か知っている。日本の緑茶といえば、埼玉県のお茶の老舗が風評被害でお店を閉じたとニュースで読んで残念だなあ、と。しかし、あとからお宅のお茶を飲んで癌になった、なんて告訴されればそれも大変なこと。今の日本で原子力と放射能の話で信頼できる人の一人に小出裕章氏がいると思う。人のためになると思い、原子力の研究と原子力反対を続けて来られた。本物の学者とはこういう人を言うのではないだろうか。何か日本には核武装が必要だと話す政治家がいるみたい。核武装と言うのは、どこかで実際に核実験をしなくてはいけない。どこでやるつもりなのだろう。フランスもかつて故ド・ゴール大統領の時代から故ミッテラン大統領や元シラク大統領の時代まで核実験をしたそうだ。どうも210回くらいの核実験がすでにアルジェリアのサハラ砂漠やポリネシアで行われたそうだ。アルジェリアでは1960年から1966年まで17回、1966年から1996年までムムロアなどフランス領ポリネシアで193回行われたそうだ。ポリネシアの核実験の写真などフランス国立健康医学研究所のある一人の研究者が太平洋の島民たちと核実験の現場近くの島民の健康を調べ、結果、後者の甲状癌の発生率がほかの島民に比べ2倍になっていると報告した。フランス政府はこの研究者の調査結果を無視し、国際原子力機関の報告結果のほうを取り上げた。当時の事務局長はスエーデンのブリック氏。当機関の調査結果は1996年に作成され、短期的にも長期的にも何らの問題もない、とのことだった。2009年3月にはようやく一人の政治家で当時国防省のエルベ・ムラン氏が核実験の影響で発生する18の病気を公的に認め、核実験の被害者はようやく補償を得ることができた。フランスは原子力発電所がたくさんあって、地元住民はやはり不安を覚えているニュースを見たことがある。これが他国から爆弾でも落とされてしまうと一体どういうことになるんだろう、と思ってしまう。南仏にもある。南仏も地震の危険のある地域がある。何故、人間たちの手に負えないそんな危険なものを作るんだろう。1986年のチェルノブイリの放射能を帯びた雲はフランス東部とコルシカ島にその影響を及ぼした。コルシカ島の医者たちは子供の癌の急増を政府に訴えていたそうだが政府からは無視され続けたそうだ。原子力発電はクリーンではない。放射能汚染物質処理は土中深く埋められると言うが、地震で地形が動けば、どこにどう動いてしまうかわからない。また世の中には人為的に地震を起こすトラックのような物も存在する。また石油を求めて海底深く掘ればそれが地震の引き金にもなるそうだ。しかし、原子力の専門家、研究者は日本にはこれからも必要だと思う。それは世の中に核武装をしている国があるから。南仏に Cadaracheという原子力及びその他のエネルギー研究所がある。日本人の研究者が結構きていたように地元の人から聞いたことがある。カダラッシュに着たという中国人の若い研究者にも偶然知人宅で会ったことがある。この研究所のサイトを訪れると限られた化石燃料(ガス、石油類)資源とオゾン層破壊に面して原子力は新たな挑戦だと書いてある。そしてやたら安全性を強調している。何かそういうお題目が必要なのか、と思う。こんなお題目がなくても、日本にも世界にも原子力の研究者は必要だと思う。それはいざ何か問題が起こった時、原子力の専門家たちの意見が人類を救うことになると思うから。しかし、生産性のないものは販売もできないので、経済的には無駄ということになるのだろう。だから何らかのお題目が必要になるのだろうか。それでも世の中には地球に似た別の惑星を探す研究もされていたりする。地球は最終的にいつかは太陽に飲み込まれてしまうから、そうなる前に別の惑星を探して移動しなくちゃ、という長期的展望での研究らしい。ちなみに、小出裕章氏によれば、化石燃料資源は実はまだたくさんある、と話しているヴィデオを見た。確かにオゾン層の破壊を食い止めるために火力発電も二酸化炭素を出すのでクリーンではないのだろう。車の排気ガスそのものが健康にいいとは思わない。オゾン層破壊の主要原因は地球上のありとあらゆる場所から出る水蒸気だと一般向けのフランスの科学雑誌で読んだことがある。その時はとても驚いたのでよく覚えている。水蒸気なんて海からどんどん出ちゃえば太刀打ちできないじゃない、と。しかし、人為的なフロンガス、二酸化炭素を制限することでオゾン層破壊を少しでも食い止めることができるはずだ、というのが主旨で、これまでに人間の手で破壊された環境を思えば決して無駄ではないとは思う。今、日本国内で福島県民、またその他、放射能汚染被害区域の住民を長期的に守ろうとする何か具体的な対策がとられているのだろうか。特に細胞分裂の激しい子供たちや妊婦を抱える家族を守る何か対策が取られているのだろうか。日本に行きたいけれど、行き損なってしまったフランス人たちのためにも美しい日本、美しい東北に戻りますように。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
January 13, 2012
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クリスマスの時に主人のご両親からいただいたノルマンディの焼き菓子の箱を開けるのをすっかり忘れていたが、夕べ思い出して早速開封。すこぶるおいしかった。なんでも1903年以来の老舗のクッキーとか。La maison du biscuit という「ビスケットの家」というそのまんまの名前。http://www.maisondubiscuit.fr/クッキーというよりスポンジとクッキーの中間くらいの感じ。材料は、たまごの白身、バター、アーモンドペースト、りんごのコンポート、蜂蜜、砂糖、小麦粉とか。アーモンドペーストとりんごのコンポートを普通のクッキーに入れたら果たしてあの味になるのだろうか。そういえば、最近、タルト作ってないなあ。リンゴタルト、家庭科3の腕前でもできます。タルト生地は250グラムの小麦粉に食塩を抜いたバター125グラムでできます。量は目安ですから、適当です。小麦粉にバターを手でしつこく練り合わせてタルト生地を作ります。固すぎず柔らかすぎずくらいの塊を冷蔵庫に入れて一時間ほど休ませます。で、一時間後、タルト生地のかたまりを平たいテーブルの上に清潔な布など敷いて、その上に小麦粉を少し巻いて、そして塊を乗せ、ケーキめん棒とかクッキングめん棒と呼ばれる棒で伸ばします。棒がなければ、別に手で伸ばしていっても大丈夫です。タルト型にバターを少し塗り、その上に伸ばしたタルト生地を入れます。タルト生地があまるようであれば、また冷蔵庫に保存して別のタルトを作ればいいのです。そして、タルト生地にフォークで全体的につついて星空のような小さな穴をあけます。で、切ったリンゴをタルト生地にドミノ式に並べていきます。私は砂糖は使いません。リンゴの甘味で十分です。これをそのままオーブンに入れればいいのです。オーブンがなければ、土鍋とか鉄なべでもいいと思います。30分くらい焼いてみて様子をみてください。圧力鍋なら15分くらい。圧力なべだと、タルトの上に蓋をかぶせないと水滴ですごいことになるかもしれません。タルトじゃないみたいな。フランスではマーケットですでにできあがったタルト生地も売っています。日本はどうでしょう。需要が少なければないかもしれませんね。りんごのかわりに洋梨もおいしいです。なかほら牧場グラスフェッド・バター【93g:紙製容器】自然放牧 バターコーヒー 防弾コーヒー ブレットプルーフコーヒー バレットプルーフコーヒー Bulletproof Coffee グラスフィニッシュフランス/ブルターニュ産:ボルディエ氏の手作りフレッシュバター無塩発酵バター | 冷蔵空輸品 |【125g】【※当店は高価な冷蔵のフレッシュバターをお届け致します】【冷蔵/冷凍可】【ご予約販売】送料無料【パリ直送便】グラスフェッドバター グランフェルマージュ 【250gx3個セット】Grand Fermage DOUX グラスフェッド フレッシュバター冷蔵空輸品(無塩)バターコーヒーに!ギーはバターで手作り出来る! ※当店でご注文頂いた商品は現地パリから直接お届け!ル・コルドン・ブルー ガレットブルトンヌ3種アソート缶入り300g フランス製クッキーの詰合せ川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
January 10, 2012
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1月5日を過ぎてのご挨拶は「寒中お見舞い」になるそうなので、今頃「明けましておめでとうございます」というのはもう遅いそうです。と、いうわけで皆様のご健康とご幸福を祈って寒中お見舞いとさせていただきます。Bonne Ann?e, Beaucoup de Bonheurs et Bonne Sant?!さて、今までフランスには日本のあの甘柿がない、と何度かブログに書いてきました。確かにパリやノルマンディの市場やスーパーマーケットであのりんごのようにかじれる甘柿を見たことはありませんでした。しかし、南仏在住のフランス人の親日家の友人が「それがあるんだよ。ふゆがき」とさりげなく。主人が今年の晩秋を待ってその柿の木を一本植えようと言ってくれています。ところで最近、りんごをかじるたびに、これは有機栽培だよねえ、と。南仏のコレンスという村は村全体で有機栽培を目指しています。南仏は結構、有機栽培をしている人が多いみたい。太陽の恵みで野菜や果物が育ちやすいのでしょうか。うちの近くの村長さんも有機栽培のワインを造っています。フランスは牧場から馬の糞を無料でわけてくれる牧場もあるのでこれを利用しているのかなあ、と思ったり。主人はオリーブの木を植える時に1メートルほど掘った穴に無料でもらった馬糞を入れていました。ちなみに主人の職業は農民ではありません。自然派を趣味にしている人です。そんな主人に見習って、生ものごみは敷地内の一部に穴を掘って中に捨て、枯葉と一緒に入れます。枯葉だけでも黒い肥沃な土を得ることができます。南仏は太陽が多いが水が少なく、土地が痩せている感じがします。自然派かあ。主人は今年の夏、わら壁の家を造りたい、とか話しています。パリ在住の青年もぜひ手伝いたいと話しています。果たしてほんとうに住めるような家になるんだろうか。私は半信半疑ですが、なんとなくこの家も土地も主人の実験場というか遊び場だと思い、私はあきらめています。近くの村で、ある青年が造ったわら壁の家は敷地面積が25メートル平米で2階があるので住める面積は50メートル平米。かけたお金はいくらだと思いますか。壁も屋根も含めて全費用が約65000円ほど。わらは農家からほぼ無料でわけてもらったらしいのです。土は自分ちので。でも、水道を引くとかそれらの費用は別だと思います。いつか見にいきたいなあ。
January 8, 2012
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南仏にいるとパリから北フランスは寒い、という印象がある。が、最近の南仏の朝晩は冷え切って薄っすらと草などが白く凍ってしまったりするのに、パリから80kmほど離れたノルマンディはそういうことがなかったという。しかも、午後は比較的空気が暖かったりした。ま、そうは言ってもパリの早朝はどんと冷えまくっていた。さて、パリ市内のと、ある大通りで見かけたオープンカー。立派な車だった。スモークグレーの上品そうななコートを羽織った金髪の青年が助手席に運転席にはどうやら女性が乗っていた。真冬の風に吹かれてなにゆえオープンカーに。何しろパリ市内、結構すごいスピードで飛ばしたりする。想像しただけで寒気がする。時々パリではこのように理解できない光景をみることがあるので楽しい。
December 31, 2011
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パリ郊外の素敵なアパートにお住まいのご夫婦のお話。もと弁護士の彼女アン(仮名)ともと大手の航空会社の広報部の部長を勤めた彼クリス(仮名)。若い頃は二人でいろんな国を旅行し、オープンカーでドライヴ、南仏にも別荘としてアパートを所有し、彼らを知るある人は若い頃はそんな二人を別世界の人のようにさえ思っていた、という。そんなお二人だが、彼女は数年前から歩行不能となった。それでも少しまだ足を動かせる時期から看護の女性を頼んだ。彼女の名前はアリス(仮名)。一時期はそんな彼女を毎日のように看護していたご主人クリスはひどく陰鬱で疲れきった様子だった。アンは歩行不能になっても車椅子を拒否していたから余計である。ある日クリスはシャワー室でいきなり意識不明になり、幸いアリスのいる時だったので、すぐに病院に運ばれ、そのまま入院となり、大事にはいたらなかった。このお二人のバスルームは全く彼らの生活に適していなかった。左側に階段つきのシャワー室、真ん中に洗面台と右側にバスタブがあり、このバスタブはほとんどその用途を満たさず、洗濯物をかける場所になっていた。思うに大きなテラスがついているのだから、テラスに干せばよいのに、と思ったが。シャワー室は小さな階段がついているので、アンには不可能。アリスもアンがシャワーを浴びることを助けることができない。老人になると、足を高く持ち上げることができなくなることがあるので、できるだけ段差のないシャワー室が好ましい。しかも、看護を頼む場合に二人の人間が入れるスペースもあったほうが良い。日本のお風呂はこの点、どこにお湯が飛び散ってもいいような設計になっているので、比較的このような問題が少ないのではないかと思う。日本のお風呂が優れていると思う点がもうひとつある。それはお風呂場に家具がないことだ。フランスはお風呂場に家具を置いたりするので、家具が湿気でいたみやすい。いつもこれが私にとっては謎。なぜ、日本のように脱衣室とバスタブ、シャワーのある場所を分けないのかなあ、と。インテリア雑誌を見ていると、たまにベッドルームにバスタブを置いている例も載っていたりして、驚いてしまう。さて、ある日、アンは老人用のバスタブを注文した。それはドアつきでバスタブに一旦入るとドアを閉めて中はそのまま椅子に座れるというものだった。アイデアは一見よさそうに思えるが。しかし。アンは太っていたので、その椅子に座ることができなかった。しかも、肩からお湯をかけようとすると、お湯がバスタブから飛び散ってしまう。その上、注文とは違う濃い色のピンクだったが、アンが留守の時にきて勝手に設置して帰っていった、という。儲かりさえすればいい悪徳業者のやりそうなこととしか言えない。アリスが看護に着てからもう何年目だろう。アリスはこのバスタブを追放し、インテリアデザイナーとクリスとアンを交えてバスルームの改善に成功した。今回このご夫妻を訪問した時は、右側にシャワー室。段差が少ないので、アンはアリスに助けられて足を少し持ち上げて中に入り、アリスもアンにシャワーをかけることができる。そして、左側にあった階段つきの危険なシャワー室は大きなクローゼットに変身していた。そこにはクリスのワイシャツや背広がかけられ、そして介護用の物が整然と入っていた。これで、クリスもシャワーを浴びた後、そのまま着替えることができる。今回、何年かぶりにクリスのダンディな笑顔と落ち着いたアンの笑顔を見ることができた。思うにほんとうにアリスのお陰だと思う。アリスにはまだたくさんの心配事があった。それはアンが自宅にやってくる看護婦さんをかなり辛らつに扱うので、看護婦さんがみんな来なくなるということだった。アリスとしては看護婦探しから解放されたい。そして、アンがお医者さんのいうことも少し聞いて動く努力をしてくれれば、ということである。それにしても、健康はバスルームから、と思った。そして、アリスのお陰でもと弁護士のアンの部屋、ありとあらゆる雑誌と埃にまみれていた彼女のベッドルームは清潔で整然としていた。これも気持ちの良い毎日を過ごすには大切なことだ。なんだかもう、アリス万歳、と叫びたくなるほどだった。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 30, 2011
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明日は早朝に南仏から800kmくらい離れたパリに行きパリで友人たちと食事し、さらに85km北上の予定。果たしてほんとうにパリに夕方着くんだろうか。皆様、メリークリスマス。Joyeux Noel!イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 22, 2011
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何日か前の暗くなりかけた夕方、私は南仏の小さな町からさらに小さな村に向かって車を走らせ、途中である忘れ物をし、ユーターンをしようと小さな道路に入った。そして町に戻ろうとしたら、一台の車がしっかり道路のど真ん中にとまり、なかなか発進せずに堂々と居座っている。仕様がなく、その車の横まで自分の車を進ませ、身振り手振りでどっちに曲がるのと聞くが、むこうも身振り手振りで何か話しているがわからない。窓を開けると、車の中の男性が英語でDo you speak English ? と叫んでいた。あ、カップルでクリスマスの休日を南仏で過ごそうとしている人たちか。イギリス人かなあ。それともオランダ人かなあ。とっさに私は元気よくYes. と答えてから A little と付け加える。男性は寒そうな表情で叫んだ。確かにとっても寒い夜だった。We're looking for a hotel.あ、ホテル探しているんだ。この冬の南仏の田舎で。たいがいの民宿は閉まっている。町の中に結構素敵なホテルがあったなあ。そう、思った時、もう一台の車が私たちの車の後ろにきてクラクションを鳴らした。せかされて、思わず、Please follow me.と、叫んで私は車を発進させた。気持ち007?あはは。町まではほんの2kmほどの距離。カップルの車はしっかり私の後をつけてきた。さて、ホテルの前のパーキングまで誘導したものの肝心のホテルは真っ暗。仕様がないので、その日訪れた素敵な民宿の話をしたが、その民宿もやっているかどうか定かではない。しかも葡萄畑のど真ん中に一軒立つばかりでほかには家はない。カップルは大丈夫、ほかの大きな町まで走らせるつもりだから、ありがとう、と。お互いに笑顔で メリークリスマスと言い合ってさようなら。今朝はかすかな雪に覆われていた。昼近くには消えかけていた。そして山に向かって20kmほど進むと薄っすらと積もる雪の合間に広大なラベンダー畑が広がりさらに60km進むと雄大な山が見えてきた。自然はなんて美しい。最終的にディニュレバン Dignes les Bains という所にたどり着いた。雪が結構積もったようで雪をかくブルドーザーが道路の雪をダイナミックにすくいながら走っていた。スノータイヤの準備もしていなかったので、これは助かった。そういえば、途中の小さな田舎のレストランで食事した。主人はイノシシの肉料理を食べていたが、ちょっと匂いがきついなあ、と。いや、マトンなら私も大丈夫だけれど。羊さん、ごめんなさい。そういえば、ラベンダー畑のど真ん中にミツバチを飼う箱がたくさん並んでいる場所があり、やがて MIEL と書いた板があったので、そのミツバチ農家に行って主人は蜂蜜を購入していた。農家の若い奥さんという感じの女性は、蜂蜜の香りで何の蜂蜜かわかるそうだ。ラベンダーかローズマリーかタイムとの混合か、アカシア、いろいろ。彼女のご先祖さまはノルマンディだそうで、ご主人も同じらしい。彼女はしかし、太陽と青い空を一週間見れない場所には住めない、と話していた。確かに南仏は恐ろしく真っ青に晴れわたった日を見るのが当たり前。確かに気持ちまで晴れる。とはいいつつ、私はノルマンディのグレーな空の下に青々となだらかに広がる風景もなんとなく優雅で静かな印象で好き。それにしても今日見た風景は美しかったなあ。美しい犬や、雄大な風景の中に馬もいて。皆さんにも美しいクリスマスが訪れますように。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 20, 2011
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何日か前に主人がラジオフランスで日本のニュースを聞き、その内容が日本は原発を全部停止するらしいと言ったので、ほんとうかどうか気になって探していたら偶然、平井憲夫さんの記事に辿り着いた。 原発がどんなものか知ってほしい 私は原発反対運動家ではありません 私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。 日本ほどのテクノロジーの進んだ国なら原発がなくても何とかほかのエネルギーを生み出せるのではないだろうか、とつい考えてしまう自分。で、日本から原発はなくなるニュースは見つからず。原発はスピードコントロールができない車みたい。電化製品のない今世紀を想像するのも確かに難しいが、放射能を浴びてでも電気で動くシャッターが欲しいか、と思ったり。原発がなくなっても、火力発電と水力発電で、掃除機や洗濯機は使えるんじゃないのかなあ、と。原発廃止と植林で地球の未来は明るくはならないのかなあ。どう考えても地震国日本に原発があるのがまず理解できない。南仏も微量の地震がある場所でそんなところに原子力の研究所があり、原子力発電を兼ねているらしい。パリ市からできるだけ遠くに設置したい、というのもみえみえ。私はいまだにかつて大統領選で現フランス大統領が必死になって「原発はクリーン」と言い切っていたのが理解できず、一般市民との質疑応答でも「放射能廃棄物の処理も安全でクリーンだといえるんですか」という質問をする市民が一人も出てこなかったのが不思議でならない。結局、現仏大統領もフランスの原子力設備を海外に売り込むことがフランスの経済を助けると思ってその方面ばかりに気を集中し、原子力の恐ろしさを知らないからではなかったか、と。【送料無料】原発事故残留汚染の危険性価格:1,050円(税込、送料別)【送料無料】原発をつくった私が、原発に反対する理由価格:1,470円(税込、送料別)【送料無料】原発のない世界へ価格:1,050円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)いま最も信頼される原子力専門家が、今後の原発の危険性、今後取るべき原発廃絶への道筋、放射能汚染下での暮らし方を伝える。なぜ原発をやめるべきか?著者の一貫した姿勢が伝わる。【送料無料選択可!】ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ! 福島第一原発半径20キロ圏内犬猫救出記 ...価格:1,200円(税込、送料別)<内容>飼い主を捜して、無人化した街をさまよう犬…室内でおびえながら縮こまっている猫…本書は福島第一原発半径20キロ圏内に取り残されたペットたちに思いを馳せたボランティアたちの勇気ある活動の記録である。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 6, 2011
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毛糸編みは一応昔、「誰にでもできる棒編み」という女性向けの雑誌を買ってもどうしても編めず、いろいろ探していくうちに出会った「男の編み物」という本を読んでようやくどうにか編めるようになった、という不器用ぶりが自慢の私。なんてことをもしかして毎年書いてはいないだろうか、私。ほんとうに自分の不器用ぶりは親譲りだから。あはは。天国のお父さんお母さんごめんなさい。で、ぼうっとしながらのろのろと編むのがいいので、複雑なものは編まないことにしている。あの「男の手編み」の記事編集にはともかく脱帽。インタビュー記事も面白いものがたくさんあって、今でもバイブルのように大事にもっている。中でも「橋本治」の記事がすごくおかしいし、手編みで生計を立てているおじさんの文章も写真も最高。そういえば、イラストも良かった。とにかく全ページがほんとうによくできている。それにしても電車や列車の中でものすごい速さで編み目を見ることもなく編める女性を日仏で見た時はすごい、もう手品師だあ、と。すごい才能だと思ってしまう。【送料無料】はじめての手編み基礎レッスン(棒針編み)価格:840円(税込、送料別)【送料無料】はじめて編むアイリッシュ・クロッシェレース価格:1,470円(税込、送料別)【送料無料】 手あみのコサージュ ちょこっとあめる、おしゃれでかわいいコサージュの本 レディ...価格:840円(税込、送料込)●キュートでキレイなシルバーピアス♪シルバーの繊細な手編みのピアスです♪ピアス【クロシェ...価格:2,900円(税込、送料別)ひつじさんも毛糸ありがとう。【送料無料】ひつじにあいたい価格:1,890円(税込、送料別)イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 6, 2011
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南仏といえばプラタナスの並木道。プラタナスもヨーロッパナラのように人間が伐採でもしない限り10世紀は生き抜く力があるらしい。が、南仏のプラタナスはある菌が原因で15年の潜伏期間を得て5万本ほども失われてしまったそうである。菌は第二次世界大戦時の1944年にアメリカ軍が武器を入れた木箱と一緒に運んできたものらしい。木箱はすでに菌で病気になっていたプラタナスの木だそうである。この菌はイタリア全土、南フランス、南ギリシャ、スイス一部までに広がってしまったそうだ。この菌に犯されたプラタナスは菌と戦いながらも徐々に栄養分や水分を運ぶ脈が乾いてゆき、4年か6年で乾燥しきってしまうらしい。このドラキュラみたいな菌は、セラトシスティス プラタニCeratocystis platani という名前だそうである。南仏では特にメロンの産地としても有名なキャヴァイヨンのプラタナスが約4万5千本も犠牲になったそうである。が、2008年の記事になるけれども、南仏モンペリエのフランス国立農学研究所で開発されたこの菌にも強い新種のプラタナスが生まれたそうである。アメリカプラタナスとオリエントのプラタナスの配合品種でVALLIS CLAUSA という名前のプラタナスだそうである。戦争かあ。アメリカ軍は当時ナチスの脅威に恐れたフランスを助けた国として受け止められている部分がある。とはいえ、最近の世界のリーダーのように振舞う印象のあるアメリカに対して批判的な眼差しのフランス人もまるでいないわけではない。こんな南仏の小さな田舎にもレジスタンスに倒れた村のフランス人たちの名前を彫った石碑が近くの道路に立っており、その石碑には、これがナチスのやったことだ、という文字も最後に刻まれている。戦争か。いつも戦争映画で大量の人間が戦争に向かう姿を見て、あの人たちのパワーで植林に向かったらなあ、とつい思ってしまう。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだして。Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
December 5, 2011
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自宅の敷地内に生息しているヨーロッパナラの大木は少なくとも85歳は超えている、とある人がいい、主人が何を誰を根拠にしてかはわからないが、200歳はいっている、という。後日、南仏の森の番人をしている男性が「おお」と叫び、この木は樹齢300年はいっているよ、と話していた。この樹齢200年?300年?のナラの木が一番圧巻でこの土地の元持ち主だった金髪碧眼のフランス人の葡萄畑の主もよっぽど気にいっていらしたのだろう。この木の周りを石垣で守っていた。何となく神聖な木なのである。高さはどのくらいあるんだろう。とにかく高い。ちなみに枝も見事に伸びていて、枝の直径は約11メートルくらいだと思う。幹の幅をその内計りたいが一人では無理でまだ図っていない。とにかく圧巻である。その写真がこれ。写真の横にあるのが自宅。え?いえいえ、あれはバーベキューコーナー。いえ、いくら木が大きいからって。落葉樹のこの木の葉っぱが毎年全部落ちてくる。しかも、この木の葉っぱだけではない。こんな感じの木がもう一本敷地内にあり、ちょうどお隣との境界線に生息している。そのほかにもう少し小さいがそれでも一人では腕を伸ばして図りきれないナラの大木が2本ほどある。そして細めのナラの木がほかにも数十本。このナラの木は寿命が800年とか1000年とか行くそうで根っこも地中深く進む木らしくすぐに倒れてしまう不安はないらしい。と、いう点がありがたい木である。さて、フランスの法律でお隣との垣根は高さ2メートルは超えてはいけないというのがある。が、写真には写っていないが、お隣との境界線上がこのヨーロッパナラの木の並木道になっている。いまだになぜ元売主はここを境界線にしたのだろうとつい疑問すら生まれる。しかし、お隣さんが最初にもう何十年か前から住んでいらっしゃるわけで私たちもそれほど気にすることではないのかも知れないが、ここにきてから2年、お隣のご隠居ご夫妻がこの季節になると、膨大な落ち葉を掃いたり、掃除機のようなものでためて大きなバッグに入れたり、とその作業が大変なのである。つい申し訳ない気持ちになってしまう。さすがに主人も、いつかはせめてお隣の敷地に伸びた枝を切らなくては、と。が、その枝を下手に切れば、お隣のお家の屋根瓦を壊しかねない。お隣も大変だが、内もまた実は大変。主人は落ち葉は自然の一部だから神経質にならなくてもと言いつつも、私はせめて庭と呼べる場所を少しは確保するため、やはり掃き掃除をしてしまう。ほんとうに半端ではない量の落ち葉に思わず狂気一歩手前の意味のない笑いすらこみ上げてくる。とりあえず、現在低めのナラの木の枝ををこれ以上高くならないようにこの秋切ったり。そして毎年、落ちたドングリから新芽ができている。私的には、ナラの木を綺麗に一列に生息させるべく、ナントカしたいなあ、とかも思ったりして。やっぱり笑えてしまう。庭にヨーロッパナラの木を植える方は何百年後かにこういう状態になることを計算に入れて植えてください。なんちゃって。落葉樹は南とかに植えると夏は陰を作ってくれるし、冬は落ち葉となって消えるので太陽を受けることができるのでいいですね。と、いうことで。
December 5, 2011
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さて、最近インターネットも電話も使えなくなってしまうこと約10日間。わざわざ離れ島に行かなくても気分は同じ。世界から隔離された感じすらした。隣近所があるというのに、である。私は日本語でブログが書けなくなるし。電話嫌いな私でもいざという時に通じなくなる電話に心理的依存をしているわけで。主人の父上はその間何度も電話し、それは留守電に残っていたが、3度目の電話が可笑しかった。ALLO ALLO ICI PAPA ALLO ALLO ON N'ARRIVE PAS A TE JOINDRE...フランス語で 「もしもし もしもし こちらパパ 全くこのところつながらないんだがね」そう操縦機関士、無線連絡とぎれて、みたいな。 さて、話はころりと変わって、最近この南仏の田舎に雨が降り、案の定、敷地内にきのこができた。きのこの名前は知らないが、早速バターとにんにくで食べてみる。(知らないきのこは食べてはいけない、と言われながらも)むふ、美味。ちょっぴりヌルリとした汁が出て感触的にあの懐かしいなめこみたい。形はぜんぜん違うけれど。そう日本を離れてから数年。なめこ汁を食べていない。したがってあのナメコ汁が懐かしいものに。昨日は近くの森のふもとを主人と散歩し、途中たくさんの野生のタイムとローズマリーを採取。夕暮れ時の田舎道はなんて美しいんだろう。森のふもとの道は葡萄畑もあるために作業用トラックが渡れるだけの幅があり、真ん中に草が青く生えており、途中、大きな木も立っている。くねくねとそんな道が続く。遠くに小山がなだらかに連なり、何とも喉やかな風景。こんな小さな田舎の村長さんは最近浮上している新幹線建設の話にどう対処すべきかと頭を悩ましているらしい。さて、最後に自分用に夢日記のメモ。インターネットが消える直前に見た夢。夢の中で海魚のファミリーがいて、小さな体の魚たちで自分のペットみたいにしている。その魚たちが泳ぐ姿を自分は見ている。海の水は透き通っていて美しい。自分は浅瀬に立っている。周囲にはここ南仏でみるような岩山がある。で、浅瀬に立っていた自分だが、水位がみるみる高くなり、周囲の岩がどんどん水の中に消えてゆく。これは危険とそばの岩山に手を伸ばすが水位はその岩山も飲み込んでいくような状態。と、いうところで目が覚めました。水は宇宙からやってきた不思議な物体かああ。昨日散歩した森の中に夢の中そっくりの小さな岩山があった。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
December 5, 2011
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フランス語で eco-baron 日本語的には エコ男爵 とか エコロジー貴族 このタイトルで世界の億万長者が環境保護のために多額の財産を植林に費やしたり、海洋研究費に回したりしているというドキュメントがあったのを主人と一緒に見た。中の一人の女性に、美大を出たあと、森の奥のような場所で電気も水道もないところに住み、双子の子供を育てながら、蜜蝋の蝋燭を作り家々を回りながら売りに出ていた。とんでもない苦労をした人。本人もその生活を乗り越えることができたら、もう何でもできるわ、と思ったそうである。その彼女の作ったものがブームに乗って本格的なビジネスに発展。で、最後には、自分で使いきれない不要なお金をどうしようか、と。(こんなセリフ言ってみたいものです)彼女はお金を銀行で眠らしておいても、一ドルの紙幣そのものは結局ただの紙切れ。その紙切れで呼吸ができるわけでもないし、お腹が満たされるわけでもない。で、彼女は土地を買って、そこを猟師禁止地区にするなど、にして、と。彼女のような有り余った財産を地球保護、緑保護のために費やす人たちのドキュメントでした。植林ですね。大事なのは。五葉松 庭園仕立て 06価格:78,750円(税込、送料別)イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏Artiste Peintre E.M.
December 5, 2011
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夕べは友人宅でフランス人の15歳の女の子のバースディパーティだった。とても美しい女の子である。読書好きで部屋の中は本だらけで収集がつかないこともあり、一昨年あたりは私もその片付けに手を貸したことがある。さて、彼女は乗馬クラブにも通い、馬が大好きな女の子で彼女の誕生日のプレゼントの中には当然馬にちなんだジャケットが2枚選ばれていた。茶系の美しくて暖かそうなスポーツ系のジャケットだった。私たちは南仏陶器で知られるヴァラージュのカフェオレボールとシリアルボールなどをプレゼント。淡いパステルピンクの光沢も美しい陶器。自分でも使っているが、その色艶に優しい気持ちになる。昨日、その工房に行った時は、職人の一人、たぶん、彼は工房のチーフではないかと思う、が私を見ると、Bonjour!と遠くから声をかけてくれた。日焼けした顔に涼しげな地中海のような青い眼をした背の高い職人さんで、一度、主人と話をしていた時に、この仕事が好きで、と目を輝かせていた楽しげな表情を思い出す。プレゼントは結構喜ばれ、一緒に招待されていたハイセンスな感じのイタリア人の女性も思わず「あら、綺麗なピンク」と言ってくれた。他にはジヴァンシィのバッグに大きな分厚い小説が一冊。可愛いブレスレットと子猫の形をした指輪を片付ける小物。そして、一番、注目の的となったのが、母親の選んだお化粧セット。何かパーティのあった時にそろそろちょっとお目かししたい年頃で、スーパーマーケットの安物の化粧品で目の周りを真っ黒にするような自己流お化けになってしまう前に、ちゃんと基礎化粧を教えておきたいと言うことらしい。彼女の母親の言う目の周り真っ黒お化粧は、パンクパッションの名残メーキャップで、ヴィジュアル系ロックバンドの好きな女の子たちに好まれてされるお化粧のことと思う。さて、15歳の彼女に選ばれたのは、にゃんとすべてディオール。15歳でディオール。さすがフランス。オードトワレ、基礎クリーム、マスカラ、頬紅、口紅、その他一式。抜け目のない選択で、口紅も薄めの上品な色。そこでハイセンスな淡い青い目をしたイタリア人の婦人に教わってお化粧。私も途中から興味深々でバスルームへ。特に頬紅の使い方は間違えて欲しくないと。が、ちょっぴり遅かった感じが。ま、色がかなり品のいい押さえ気味のチョイスだったので気にはならない。マスカラもしっかりとお化粧をし終えた彼女はまるでトップモデル。「乗馬クラブと学校へこれでいこうかなあ」と屈託なく笑い、母親は「化粧は次回はクリスマスに。お化粧して学校行かないでね」と釘をさされておりました。フランスの女性は化粧しない人もたくさんいます。ただ、紫外線をやたら浴びる人が多く、南仏では40代でしわだらけの人も多いのですが、なんとなく、結局その人の人柄でしわなんかまるで気にならなくなり、しわを愛するような感じすらあります。昨今は皮膚がんの恐れもあるので、ま、紫外線は避けたほうがよかろうとは思います。
November 20, 2011
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日本もイギリスも制服を取り入れている学校が多い。スイスのリッチな寄宿学校も制服を取り入れている。で、フランスは、と言うと、私服が多い。が、フランスの親たちの間で制服を望む人の声が結構聞こえてくる。フランスで制服を取り入れている学校に子供を通学させている親は経済的に随分楽である、と語っている記事を見かけたり。私服だと、子供たちはナイキやブランドものをそれなりに着ていないと格好悪いと、こども本人たちが思い、親たちは服からシューズまでブランド物に散財させられる羽目になる。親が厳しい家庭や経済的に苦しい家庭では子供の欲求は無視され、子供は劣等感を抱いたりもする。ある意味、そういう劣等感を克服するためのいい機会となれば、それも無意味ではないかもしれない。しかし、子供同士の嫉妬心から盗みまで発生することもあったり、あるいはイジメにまで発展してしまう場合もある。正直言ってスポーツ系ブランド物が暗黙の制服みたいになっているような気がする。と、いうわけで私自身は、フランスで私服派賛成の意見などを聞くと結構笑えてしまう。昔、パリ市内で日本の男子用の学生服を着て歩くフランス人を見かけたことがあった。思うに、あの男子用の日本の学生服はとても洒落ている思う。何となくキリッとして格好よく見える。ただ、下手するとちょっぴりファシストっぽいかな、と。昔、日本のテレビで、私服の高校に通う男子生徒と制服の学校に通う生徒の談話があった。私服の学校に通う男子高校生は見るからに、ジョークではなく、かなり本気で私服イコール自由を得た人のように話し、制服の男子生徒を頭から小ばかにしているような感じで、かなり印象が悪い、というか、ちょっぴり頭の中は薄いのでは、と思えたものだった。で、制服の男子生徒は慎重と言うか、やや受身に映った感じもしたが、バカっぽく切れたりはしなかった。私服に憧れたかつての高校生だった自分は、あれを見て私服の高校生にはかなりひいてしまった。いつも思うのだが、自分はこれを持っている、とローレックスの時計を女の子に見せびらかしているようなタイプはフランスにもいるが、ローレックスの時計は確かにすごいとは思うけれど、自分の価値をそのあたりでしか見せられない男性はほんとうに魅力がない、と思う。ま、男同士で冗談まじりに見せびらかしあって楽しんでいるのはまだ可愛いとして。女性の前ではこういう物とか財産はさりげなく話題からはずすのがほんとうのエレガンスだと思う。さてさて、高校生になると制服という決まり事から逸脱したい、レディガガみたいに自分の好きなファッションに身を包みたいともまた強く思う場合もあるのかも知れないが、そんなことはやがて自分でバイトしたお小遣いでまかなうくらいの気持ちで我慢することを自然に学ぶきっかけにはならないだろうか。また制服を着ながら、髪を染めてみたり、靴下でちょっぴりファッションリーダーになってみたり、なんて程度のものは可愛いものだと思う。ただ女の子の冬の制服にはパンタロンを認めてほしい、と自分が遠い高校生時代に思ったことがよくある。制服かあ。まあ、ある意味、特に一部の男子で帰宅しても着替えずそのまま自宅で勉強机に向かい、そのままパジャマ同様に寝ちゃうという人もいるらしいので汚い、といえば恐ろしく汚いのだが、でも、そういう人は私服にしちゃうともっと汚くなるかも知れない。わんこだって着替えるのにって。
November 18, 2011
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最近知り合った南仏の作家で羊飼いの人が主人に子羊を一時的に預けてもいい、と話をしたらしい。庭の草をそれで全部食べてもらうということらしい。可愛い可愛い子羊がもし庭にきたら、と想像するとなんだか夢みたい。でも、この頃は夜中外は凍っている。朝は霜が降り、水は凍っている。それでも子羊はずっと外にいるわけで。そういう姿を見て自分が耐えられるか、と。まさか、家の中に入れて子羊と暖炉の前で一緒にあったまっている、なんてことでもしたら、近所の笑いものになることは確実。羊は、寒さにも暑さにも耐えられることになっている。確かに羊毛って人間も利用させてもらっているし。ただ、うちにはまだ柵も垣根もないので、子羊をつないで置くことになる。羊の天敵は狼ということになっている。実際は野犬に襲われてしまっても狼のせいにされてしまうこともあるらしい。とは、狼の生態を研究している人たちとその保護団体の話。たぶん、ジャック・ロンドンの小説のせいかも知れないが狼も美しいと思うし、狼を保護しているフランスの中央部のイゼール県にも言ってみたいと思う。この間、野犬ではないのだが、近所のどこかのシェパード犬がうちの猫を追いかけて敷地内まで入ってきたことがある。それは犬も猫もすごい速さで走っていた。シェパードともう一匹大型の黒い犬と実は二匹いた。大型の黒い犬はよく敷地内に入ってくる犬で私が黙々とそばまで寄っていくと勝手に逃げてくれるので問題はない。正直言って二匹ともまともに噛まれたら命はない。が、犬というものは彼らの縄張りを侵さない限りそして狂犬病でもない限り、むやみやたらに人間を襲ってはこない。これに関しては狼も同じように、むやみやたらに人間を襲ったりはしないらしい。と、いうことで自分はシェパードのそばに寄って行った。シェパードを怒ることもなく、ただ黙ってそばに寄っていくだけ。シェパードは賢い犬で、彼の縄張りにいないことがわかっており、私から逃げて行く。え、私が単に怖い顔をしていた、と?それはどうでもいいとして、シェパードは美しい犬だった。欲しいなあ、シェパード。ちなみに狼保護団体は羊の群れを狼から守るために大型の犬を番犬として飼うことを薦めている。この南仏でも羊の群れを見たことがあるが、大型の犬が最低2匹飼われている。この辺で見かける白い大きな犬は異常にに毛並みも顔立ちも美しい。自分がまだ口もきけない幼い頃に外で小川の前に座っていて母が小川のそばにいて、そんな自分のそばに犬が一匹立っていて、その犬の存在にとても安心感を覚えたことを覚えている。昔飼っていた犬の中には「石」と名づけた犬がいたそうだが、「石」だったのかなあ。それにしても、タイではトラを飼う人がいるとか、像を飼う人もいるとか聞くとすごいなあ、と思う。フランスでもトラを3頭飼っている人の話がテレビで昔放映されていたが、「ほんとう、バカンスでどこかに出かけることはありません」と。バカンスを中心に生きているように思えるフランスでこれにはちょっと受けた。なあんて、私も猫がいるから、一週間も旅行するなんて出来るだけ避けたいと思っている。旅行の好きな人は動物を飼うのは避けたほうがよい、と思う。
November 17, 2011
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最近ずっと青空の下、庭掃除に明け暮れた。で、久しぶりに夕べ、本を目にした時、驚いた。昨年から落ちていた視力が少しもとに戻ったみたい。二重に見えた文字が読める程度に見える。緑の中で体を動かし、特に木の枝を切る時にじっくり眺め、目の筋力運動を知らない内に働かせていたお陰かも知れない。イタリア出身テノール歌手ボッチェリの歌声を聴いて勇気をだしてください。 Canto Della Terra ボッチェリの歌声を聴いてください。 彼女のために生きる マンチェスター出身のバンド ベガジョーBeggar Joeベガジョーと知られる前のマンチェスターの時の姿はこちらです。街角で歌っていた時のベガジョーBeggar Joe 2007年 川下 笑里歌さんの心洗われるハープ演奏
November 17, 2011
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