りぃ-子’s SCRAP BOOK

りぃ-子’s SCRAP BOOK

2023.03.05
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2006年の映画のわりに、テンポがモタついて映像も古臭い感じはした・・・
けど、私はこの映画良かったなー。

第一次大戦、日本が参戦したことで、青島では日本が勝利し4000人以上のドイツ兵を捕虜として終戦まで日本が面倒をみなければならなくなってしまった。




最初は日本各地で過酷な捕虜生活をしていたが、そのうち何割かは徳島県坂東に集められる。
他所で人間扱いされなかったドイツ兵達だったが、ここ坂東では松江所長の元、刑務所ではなく捕虜収容所として人間らしい扱いを受ける。

この映画は実話ではなく、フィクションではあるそうだけど、
坂東だけでなく、道後温泉でもロシア兵が人間らしい待遇に感謝したという話を聞いたことがあるし、四国の人ってどれだけ優しいのだろう。

四国行ったことないけど、ぜひゆっくり旅行に行ってみたいなあと思う。


それと、松江所長が負けた捕虜にも人間としての尊厳を大切にするのも、
実は松江が明治維新で負けてひどい目にあった会津の人間だったからだという設定で、
胸を打たれた。

今回(どうする家康)とか、NHK大河は観ていない年もけっこうあるのだけど、
2013年の「八重の桜」は観て良かった。

会津の誇りと志や思い、負けた事で踏みにじられてきた歴史、
教科書ではあまり語られていないけれど、ぜひ知り噛みしめたいと思う。


映画としての完成度だけ言えば、正直今一つなところもあるけど、
でもそれぞれの抱える想いを、大切に描いてあって沢山の人物のそれぞれの想いに涙が出た。

自分の想いも大切に、そして他人も大切に。
簡単な事なのに、それができる人は意外と少ないのは何故なんだろう。

今また、福島への想いを強く感じる。
東京の電力の為に犠牲を強いられた福島。

その後次々起こった自然の災害に、今又忘れられつつあるけれど、
やはり一番に支援しなくてはならない場所の一つは、今もなお福島なのではないだろうか。



そうそう、日本で初めて「第九」が演奏されたのが坂東捕虜収容所であったことは、事実だそうだ。

昔からの夢で、第九一回一緒に歌ってみたいってのがある。
でも歌詞覚えるの大変なんだってね。

ただ、それ以前に歌が上手くないので・・・やっぱり参加はできない。





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最終更新日  2023.03.05 15:47:28
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