４男５女の部屋

デレ

それは、１９９５年５月２日、先住犬である「クロ」と「ミー」を動物病院へ

連れて行っている間の出来事でした。

ふと庭を見ると、クロとミーの食べ残しを食べている大きな犬がいるではないですか。

掃き出しのサッシを開けて「こら～～～」と大きい声で怒鳴ると、何を思ってか

こちらに向かって来たのです。

「な～んだよ～」と手を差し伸べると、手を潜り抜けるように私の目の前に来て

こともあろうに、サッシをこじ開けるよにして家の中に入ろうとするのです。

明らかに飼われていた犬だと思いました。

しかし、家の中に入れるわけにはいかないのでサッシを閉めて、外に出ることに。

外に出ると、ちょうどクロとミーが動物病院からの帰り道、およそ１００メートル先を
歩いてくるところでした。

帰ってきたかと思い、ふと見るといつの間にか私の右隣でデレがお座りをしていたです。

クロのリードを持っていた妻が「どこの犬？」と聞いてきたので、迷い込んできたであろう

状況を説明しています・・・・

その時もデレは私の右隣でお座りをしていたのですが、クロの横にいたミーが

突如、デレの鼻に噛み付いたのです。

当然、噛み付かれれば噛み返します。

ここでデレを私が押さえつけ、娘がリードを引っ張りミーを遠ざけた。

デレを放すとミーの所に行きそうだったので、デレが付けていた首輪に鎖を付けて繋ぎました。

デレもミーも大した出血ではないので、とりあえず腹を満たしてやることに・・・

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