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Ryu-chan6708

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2006.05.17
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カテゴリ: 演歌
 昨夜、居間から 「哀しみ本線日本海」 の歌が聞こえてきた。あきらかに 森昌子 の声である。いい歌である。私もカラオケでよく歌う。番組は、NHKの歌謡コンサートの 「お帰りなさい、森昌子」 である。離婚後の、独立しての復帰の第一声である。
 マスコミでは、殺人、談合などと陰鬱なニュースが続くが、演歌ファンにとっては、また、特に、彼女の歌をよくカラオケで愛唱しただけに朗報である。

 上がり気味で、声もまだ力が足りないように思った。目が涙目であった。2曲目は 「越冬つばめ」 。そして、最後は、新曲で父親の歌を歌った。この3曲だけであった。一人の歌手としての20年の空白と、離婚、歌手としても育ての父親の死など、簡単に埋まらないものが多いであろうが、早期に、あのきれいな、透き通った歌声をまたききたいものである。

 復帰を期待されて、なかなか実現しないのが、 ちあきなおみ である。東京12チャンネルでは、以前 、「演歌の花道」 という番組があったが、これが徳光さんとコロッケの司会で演歌もよくやる歌番組となったときがあった。
 あるとき、 テレサテン とちあきなおみの特集をやっていたときがあった。私はテレサテンの歌が好きで、録画をセットしたが、そのとき、ちあきみのるが 「紅(あか)とんぼ」 を歌ったのもついでに聞いた。ショックであった。これをフルコーラスで歌ったが、驚いた 。「歌心」の極致である。 この歌は彼女が一時歌手活動を休止した後の歌で、30万枚のヒット曲だという。しかし、私ははじめて聞いた演歌である。ちあきなおみがこれほど「歌心」のある歌手であるとは不勉強であった。
 司会の徳光さんが、「ちあきさん、是非、この番組に出てください」と熱心にテレビ画面でお願いしていたのも分かる気がした。しかし、実現していない。

 その後、NHKでちあきみのる特集が放映されたが、彼女は単なるミーハー歌手でないことを示していたし、歌手としての復活を期待していたような番組であったが、復活は期待できないようである。

 別なNHKの番組で、 三波春雄 村田英雄 のライバルの歴史を追った特集もやっていた。浪曲師時代は、村田英雄がエリートで浪曲コンクールでは一位をとり、三波春雄は敗れた事実があったのをはじめて知った。しかし、衰退していく浪曲を離れ、歌謡曲には三波春雄のほうが早く進出し、成功した。
 村田英雄は後を追って歌謡曲に進出したが、3年間ほどは泣かず飛ばずであった。それを打ち破ったのが大ヒット曲 「王将」 であった。
 村田英雄は晩年、両足切断。三波春雄はすでにがんで余命があまりないことを知り最後まで仕事に打ち込む。しかし、二人とも最後まで浪曲に未練があったようである。

 演歌は曲もそうだが、歌手にも演歌的な人生を感ずる。
森 昌子 ベスト&ベスト





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Last updated  2006.05.17 07:31:08
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