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Ryu-chan6708

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2006.12.18
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カテゴリ: 社会問題

:先日、ニュースステーションに出た ゲスト・コメンティターの経済評論家の寺島氏 が、松坂投手のボストン・レッドソックスの入団で興味あるコメントをしていたね。
 今日、録画しておいたのを見た。

A氏 :松坂投手は6年契約で約60億円だから、 年収最低で約10億円 だね。
 そのコメント?

:いや、違うんだね。
 寺島氏はこのニュースをちょっと一歩下がって全体の視点から見ると、日本の ワーキングプア との対比が見えるという。
 すなわち、 格差がグローバルになってきたと言うことだ

A氏 :なるほど、松坂投手のニュースはそういう見方もできるわけか。
 ワーキングプアの人は、 年収200万円 くらいだね。
ワーキングプアの500人分を松坂投手は一人で稼ぐことになる。

:寺島氏は、強い人は国際的な水準で報酬を受けるが、弱い人は中国やインドなどの低賃金と競争されるという。

A氏 :しかし、おかしなものだね。
 こないだふれた本の「 超・格差社会 アメリカの真実 」では、アメリカを「 特権階級 」「 プロフェッショナル階級 」「 貧困層 」「 落ちこぼれ 」と4つに分けている。
 アメリカで松坂を見に来る観衆の大部分は、ここでいうところの「貧困層」「落ちこぼれ」ではないの?

私: この本の「落ちこぼれ」が アメリカのワーキングプア にあたるようだね。
「特権階級」「プロフェッショナル階級」の合計でアメリカの全世帯の5%だが、それがアメリカの冨の60%を占める。
 残り95%が「貧困層」と「落ちこぼれ」で 、「 落ちこぼれ」が人口の25%から30%を占めているという
 格差は日本よりはるかにひどいね。
10年後に日本もそうなるのだろうか。

A氏 :松坂投手はいわゆるアメリカの「プロフェッショナル階級」だね。
 だから、アメリカでは松坂投手が期待したプロフェッショナルの働きをしないと厳しいだろうね。
 観衆の多くは「貧困層」と「落ちこぼれ」だろうから。

:君はどのように思うね。

A氏 :イチローなみの活躍をするか、リスクを高く見ると五分五分かもね。

:今年の1つの楽しみだね。
 これで日本のテレビ局から放映権料がレッドソックスに入るのは確実だね。
 逆に、日本のプロ野球は苦しくなるかね。

A氏 :いや、両方見ることも考えられるね。





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Last updated  2006.12.18 07:00:39
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