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Ryu-chan6708

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2007.08.07
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カテゴリ: 社会問題



私: フィンランドは 国際的な学力テストでトップ を占めているし、一方、 経済的な国際的な競争力評価でもトップ を占めているね。
市場原理主義的な国家運営と逆 を行っているね。
 税金が高いが生活は豊かだね。
 これは国民の選択だね。

A氏 :国土は広いが、 人口は日本の北海道なみだから、日本のモデルにならないという人もいるね。

:問題は中味だね。
 驚いたのは、 義務教育では授業の単位は45分 だということだね。
 これは、有名な 藤原和田中学校長の改善例 と同じだね。
藤原校長の和田中学は1コマ50分から45分にして効率を13パーセントあげた
 しかし、 その工夫を真似した学校が同じ杉並区に1校もない という。
 ましてや、フィンランドから学ぶ学校は少ないのではないの?
 やはり、 学校の競争は必要かね。

A氏 :頭からフィンランドは小国だからとか、違って点だけあげて中味を見ないとこうなるね。

私: この本は、官僚的な書き方でジャーナリストが書いた本でないからちょっと、硬いね。
 しかし、バランスよくフィンランドの実情を知ることはできるだろうね。
フィンランドの教育重視の長年の結果 が出てきたということかね。
 学校制度は基本的に日本とほとんど変わらないがね。

A氏 :何が違うのだろうかね?

1980年代 から 1990年代 にかけて「 教えること 」から「 学ぶこと 」へ変化したことが大きいとあるので、日本でいう「 ゆとり教育 」みたいなことの導入かね。
 しかし、 1970年代 にはヨーロッパで 自由教育 が始まったけれども、それはすぐに衰退したというから、 極端な自由教育ではないようだね。
それから、きわめて当たり前のことかもしれないないが、まず、 教師に優秀な人を当てている ようだね。
教員養成がポイント になっているようだ。
 残念ながら、給与が高いのかどうか書いてないね。

A氏 政府の教育予算 はどうなの?

教育省所管予算は国家予算の16パーセント以上で増加中 という。
 日本の数字が手元にないので比較できないが多いのだろうね。
給食費も無料 だね。

A氏 いじめ 学校間格差 などはあるの?

:いじめ対策のことが書いてあったり、地方の学校格差問題もふれたりしているので、 解決すべき問題はあるようだね
理想郷ではないが、カネやヒトの面での国の支援が大きいことは感ずるね。

A氏 :日本でいう 道徳 なんかはどうやって教えているのかね。

:義務教育のカリキュラムを見ると 道徳 のようなものはないね。
歴史 宗教 はあるがね。
 家族構成がどうなっているか分からないが、子どもの父母だけでなく、 祖父母との関連 もふれているので、 徳育は家庭や地域コミュニティが中心 なのではないかね。
 今の祖父母や両親時代の教育への強い関心が歴史的な背景にあるようだね。
 しかし、 成長する大都市への人口流入 によって、その 地域コミュニティも変化 してきているという。

A氏 :結構、いろいろな問題を抱えているんだね。

:フィンランドでは IT教育は強化 しているようだね。
 携帯電話は一人一台だという。
ノキア があるせいかね。
 これが経済的な繁栄の基礎になっているようだね。

 これから、 フィンランドが経済のグローバル化に対して、教育強化を武器にどのような対応をしていくのか 、興味ある問題だね。






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Last updated  2007.08.07 21:25:50
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