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A氏
:新聞の一面は連日、例の 壊し屋さんの小沢問題
だが、それにかくれたように、 東洋ゴムの耐火偽装
が新聞で報じられていたね。
私:15年前から偽装
をしていたようだね。
例の ニチアスの耐火偽装
のニュースで 建材の技術部長
から「 ニチアスと同様の問題がある
」と役員に伝えられたのがきっかけだという。
それまでは、部長どまりでそこから上にあげず握りつぶしていたようだね。
A氏: この問題も マネジメントの問題 だが、君がよくいう 国際的なマネジメントシステム規格 の ISO(アイ・エス・オー) を 東洋ゴム は 認証 されていたのかね。
私
: 東洋ゴム
は 品質も環境もISOの認定
を得ており、かつ、 立派な社内の憲章
があるようだね。
これが 空文化
していたのだね。
書
類やスローガンを華々しく掲げ、従業員の尻を引っぱたくとマネジメントがうまくいっていると錯覚している会社の典型
だね。
社保庁の民間導入の村瀬型
もそうだね。
私
:やはり、トップをはじめ、 経営陣
が 部下
を「 目で見
」「 肌で感じる
」 力
がなかったのだろうね。
数字や文書だけを追いかけ、スローガンだけ掲げている経営タイプ
だね。
A氏 : 「カイゼン」タイプ ではないようだね。
私 :それに、こういう 耐火試験 は 外部の専門試験機関 がやることが多いのだが、その試験も形式的なものになっているという批判もあるね。
A氏 :以前の 耐震偽装 の時の 検査機関 が偽装を見抜けなかったことで批判されていたのと同じだね。
私: 耐震偽装
のときは、 検査機関
はまさか意図的に偽装していると思わないから、書類の不備のチェックが中心で、もう一度、耐震計算をダブってやるというムダを省いていたらね。
政府のほうもそういう姿勢だった。
最近は、 ダブって計算
をしているようだね。
ムダだね。
日本の 高度成長時代の品質管理 では「 品質は検査でなく、工程で作られる 」という原則が徹底していて、 検査主義を否定 していたのに、その 伝統は崩壊 したね。
A氏
: 耐火試験
も、こういう不正を防止するには、試験体制を強化することが必要なんかね。
試験の強化
でなく、 元の企業の倫理やマネジメントを強化
するほうが 社会的なコスト
が安く済むのではないかね。
私:
企業の自由競争は結構だが、最近は 偽装で利益を出そう
としているね。
技術力を高めて、 正々堂々の勝負
ではないね。
「ケチリ」のコストダウン
だね。
技
術屋のプライドによる新製品やコストダウン
ではないね。
最近、「 カイゼン
」のコストダウンが減って、「 ケチリ
」のコストダウンによる利益追求が増えているようだ。
この原因は、 日本の「ものつくり」の技術力の低下
が原因かね。
A氏
:競争に打ち勝つ技術力の向上がないために、技術のプライドを傷つける「 反則技
」で新製品を宣伝しコストを下げようとしたわけか。
ボクシングの 亀田大樹
が試合中に負けとみると大反則に出たのと似ているね。
私
:いや、あの反則は 公衆の面前
でやったんだが、この 耐火の反則
はかくれてやっていたのでもっとたちが悪いね。
国土交通省
もまだ、 問題を起こしていいない他の耐火建材メーカーも疑ってチェック
するそうだが、 偽装
だらけになるね。
監視コスト
が増えるばかりで、ちっとも「 小さい政府
」にならないではないかね。
同じように「 小さい政府
」を目指し、 規制緩和
した 「タクシー」が逆に値上げ
になることが決ったね。
「 規制を緩和して競争させることが消費者の利益になる
」という政府の最初のスローガンは「 大いなる偽装
」だね。
この「 偽装
」の責任は誰にあるのかね。
マスコミ
も 規制緩和の偽装責任の追及
をしていないね。
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