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私
: 昨夜9時
、自宅に妻とともに葬儀を終えてもどったよ。
往路の 5月3日
は、東京駅で9時半頃の新幹線に乗ったが、もちろん、急だから指定はとれない。
自由席は乗車を待つ人の長蛇の列
。
駅のホームはラッシュアワー以上の大混雑。
A氏 : ゴールデンウイーク初日 だからね。
私
:歳だから、立って行くのは避けたい。
だから、先発でなく 次発の2列車目の列の前のほうに並び
、2列車を見送り、やっと腰掛けられた。
しかし、通路は自由席だから若い人たちが立っていたね。
復路は、指定がとれて、ゆっくり帰ってきたよ。
今日はゴールデンウイークの最終日
だから、大変だろうね。
A氏 :ちょうど、ゴールデンウイークと重なって大変だったね。
私:
行くとき混んでいる車中で、JR備え付けの雑誌の「 トランベール
」5月号を見たら、 内館牧子
氏の「 醜い親子
」という 巻頭エッセイ
が載っていたね。
興味をもって読んだよ。
A氏 : 内館牧子 氏と言えば、例の 横綱審議会のメンバー で、 朝青龍問題 に対して 厳しい姿勢 をとっていた人だね。
私
:このエッセイの出だしは、 東京駅の新幹線ホーム
だね。
氏が新幹線を待っていたら、 足元にサンドイッチとお握りが飛んで来た
。
飛んできたほうを見ると、 学齢前の男の子が両親の前でサンドイッチとお握りは食べたくない、ゴミだと泣き叫んでいた
という。
さらに驚いたのは、その両親が叱るのではなく
、「 ごめん、ごめん。じゃ、のり巻きならいいかな
」とこの 親子はホームで大口を開けて食べ始めた
ということだ。
A氏 :なるほど、それで「 醜い親子 」というわけか。
私
:氏は 昨年、テレビ朝日で5時間の大作の「白虎隊」の脚本
を書いた話にさらにふれているね。
氏は、 白虎隊の少年たちの生き方
を調べて、そのシツケの厳しさを知る。
A氏 :それから、 140年 たっているね。
私:
しかし、食べたくないものを「 ゴミ
」と言って投げ捨てる 幼児
と、それを 叱らぬ親
、そしてホームでそろってのり巻きを頬張る姿は、あまりにも醜いと氏は最後にまとめている。
こういう見方で朝青龍の行動も見ていたのかね。
A氏:
食いものと言えば、 カネがあっても給食費を払わない親
。
その親に腰を低くして、夜遅く訪問し払うように頼み込む先生
。
私 :どれもこれも醜いね。
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