(注1)コバヤシマルテスト
連邦では艦長になるためにこのテストを受けなければならない。
クリンゴンの領域に民間船コバヤシマルが航行不能になって流される。
テストを受けるものは、この状況でいかにしてこの船を助けるかが求められる。
実はこのテストは正しい答がない。
どうやっても連邦側がクリンゴンの戦艦に包囲されて負けるようになっている。
つまりは「不可能な状況でいかに対応するか」を見るためのものなのだ。
ところがカークはこのテストを唯一クリアした。
負けず嫌いな彼は試験の前日に忍び込んでこのプログラムを改竄したからだ。
さぞかし試験官はびっくりしただろう。
ズールーやピカードがいかにこの問題に悩んだか、興味がある。
(注2)遮蔽装置
宇宙船が消える装置のこと。後になってこの装置を取り付けることはアルジェロン条約で禁止される。
クリンゴンの戦艦「バードオブプレイ」にこの装置が搭載されていて、
連邦は大いに苦戦する場面が多かった。
後のテレビシリーズでは、辺境の地であるDS9で使われるUSSディファイアントに辺境防衛のため、
この装置が搭載される。技術提供はロミュラン帝国。
(注3)和平条約
キトマー条約と呼ばれる。カークやズールーたちの活躍により締結した。
この条約により、連邦とクリンゴンはその後無益な戦いを避けられた。
この条約が危機に陥るのはずっと後のことだ。
(注4)ボーグ
何かと連邦にとっては邪魔な存在。強敵である。
寄せ集めのような立方体をしているが、その存在は詳しいことがわかっていない。
ピカードはボーグに拘束されて肉体を乗っ取られたことがある。
デルタ宇宙域(今我々がいるのはアルファ宇宙域)から来ているということになっている。
ヴォイジャーの舞台になっている空域でもある。
(注5)クリストファー・パイク
カークの前にエンタープライズの艦長だった。
この映画以降の彼については以下の記事に書いた。
スタートレック「タロス星の幻怪人1」
スタートレック「タロス星の幻怪人2」