ワルディーの京都案内

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2015/06/21
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞 2014年 9月23日の記事です。

2008年秋、大阪市東住吉区の中学校の校庭で、会社員の宮本幸一K.M.さん(62)が仲間と、ソフトボールの試合に汗を流していた。

 近くの学校に通う子どもの親たちでチームを作り、毎年リーグ戦を戦っている。2人の子はすでに卒業したが、引き続き「OB」としてチームに入っていた。小さい頃から、野球少年だったK.M.さんにとって大きな楽しみの一つだ。

 「Mちゃん、声かれてるやん」。チームのマネジャーをしているNさん(58)が試合の合間に、声をかけてきた。いつからか、声が少しかすれるようになっていた。

 しかし、そのときは全く気にかけていなかった。日常生活や仕事には何の支障もなく、健康診断や人間ドックも欠かさず受け、スポーツも続けていたからだ。

 「風邪でもひいたかな」。そう話すK.M.さんに、Nさんは「いっぺん、病院で診てもらったら」と勧めた。Nさんには、20年ほど前、声がかすれて病院に行ったところ、のどにポリープが見つかり、手術した経験があった。でも、K.M.さんは聞き流していた。

 試合の約1カ月後。Nさんは、K.M.さんからまだ病院に行っていないと聞いて、今度は強い口調で「病院、はよ行ったほうがいいで」と勧めた。「そんなに風邪が長引いてるの、おかしいやん」

 背中を押されたK.M.さんは市内のNTT西日本大阪病院で、問診を受けた後、鼻からのどに内視鏡を入れる検査を受けた。採取した組織を調べる必要があり、診察した医師からは病名までは告げられなかった。「年明けに検査入院をしてください」とだけ言われた。

 それでもK.M.さんは、あまり心配していなかった。Nさんと同じようにポリープだろう――。ただ、何か問題があるなら喉頭(こうとう)がんかなとは思っていた。喫煙者だった勤務先の社長が亡くなった後、実は喉頭がんだったと聞いた。K.M.さんも1日に50本ほどのたばこを吸うヘビースモーカーだった。

 年が明け、検査入院をした1週間後。医師から結果が伝えられた。「喉頭がんです」。淡々とした口調だった。「まさか、本当に」。予想していた病名だったが、動揺は抑えられなかった。


写真:ソフトボールの試合で、三塁走者のコーチスボックスに立つK.M.さん
(写真は掲載を控えさせていただきました。)





(患者さんのお名前は頭文字とさせていただきました。写真も掲載を控えさせていただきました。)

 
 喉頭がんの患者さんの闘病記です。

 私が悪性後腹膜腫瘍でM病院に入院して抗癌剤治療を受けているとき、同じ病棟に耳鼻咽喉科の患者さんも入院されていたので、喉頭がんの患者さんもいらっしゃいました。

 喉頭がんはやはり喫煙者に多いようですね。忌野清志郎さん、立川談志さん、林家木久扇さん、そしてつんくさん。声の酷使も関係あるのでしょうか。



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最終更新日  2018/06/05 05:16:35 PM
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