ワルディーの京都案内

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2015/08/10
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
 朝日新聞「患者を生きる」2014年12月14日の記事です。

 がんになった看護師は、患者の立場を身をもって経験する半面、体力不足や体調不良、同僚の無理解などで復職に支障をきたすケースも少なくない。互いに悩みを語り合い、経験を看護師の仕事に生かそうと取り組むのが「サバイバーナースの会 ぴあナース」だ。

 那覇市の看護師、HUさん(47)が2010年10月、沖縄県内の3人の看護師と立ち上げた。

 HUさんは37歳から5年の間に、左右の乳がんと卵巣の境界悪性腫瘍(しゅよう)を発症。告知後に落ち込んでいるとき、声をかけてくれると思った看護師に素通りされ、悲しい思いをした。だが「自分も以前はそうだったかもしれない」と省みた。参加したがん患者の会合は医療者への不満であふれていた。

 この経験から「患者と看護師という両方の立場を併せ持つからこそ、できる役割がある」と実感。「患者仲間(ピア)でもある看護師(ナース)」を目指して、人材の育成に乗り出した。交流のあった専門の医師の助言を受け、がん治療の基礎知識やカウンセリングを学ぶ研修会を沖縄で開いた。

 全国でも例のない取り組みで、東京などから問い合わせが相次いだ。製薬企業の助成金を得て、13年はがんを経験した看護師の就労を考える研修会を名古屋、東京、沖縄で開催。14年は経験を語る交流会を東京、青森、広島で開いた。会員は全国で60人を超えた。

 HUさんは現在、琉球大病院でがん患者の相談支援を担う。「患者は医療者とのコミュニケーションに不満がある。医療者は患者に何を聞いたらいいのか分からない。両者の懸け橋になれる人材を育て、会を通じて経験を共有したい」と話す。

 医療ソーシャルワーカーとしてがん専門病院で長年患者相談にあたってきた兵庫医科大の大松重宏(おおまつしげひろ)准教授は、「がんになった看護師には、患者として感じた不満や違和感を医療現場に還元してほしい。医療者が患者の思いに気付くことにつながる」と医療を内部から変えていく可能性に期待する。

 また、会には看護師の復職支援の役割も大きいとみる。「上司や同僚との関係、働き方の工夫や心がけなど復職時の経験を共有すれば、働き続けるヒントが得られるのでは」と話す。


図:サバイバーナースの会「ぴあナース」の目標

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 そうですね。がんを経験した看護師さんは、経験に基づいた意見を医療現場にフィードバックできますよね。これは大きな力になると思います。それに復職でくれば、患者さんの励みにもなります。このような活動が広がっていけばいいと思います。


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最終更新日  2018/09/20 06:33:04 AM
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