ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/08/11
XML
テーマ: 京都。(6076)
■私の解答 正解の場合は◎、不正解または部分的に正解の場合は正解を【正解】に記載

◆は関連する「お勉強」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【問題4】次の問いに答えなさい。
                                (2点×10問=20点)

(31)5月12日深夜、葵をかざした宮司以下神職が神霊を迎える葵祭の神事は何か。


■御阿礼神事 ◎

◆葵祭 路頭の儀前の神事
・1日 競馬会足汰式(上賀茂神社馬場殿前)
・3日 流鏑馬神事(下鴨神社糺の森)
・5日 歩射神事(下鴨神社)
     小笠原宗家による屋越式、大的式、百手式
    競馬会神事
     宮中の女房が菖蒲の根合わせという遊びを行った際、勝負の祈願をした女房が勝った
     ことから、そのお礼として、競馬を奉納したのが起こりとされている。
・初旬の吉日 斎王代 女人御禊神事 上賀茂神社 ならの小川
                  下鴨神社 御手洗池
            人形(ひとがた)を流して御禊を行う
・12日 御阿礼神事 上賀茂神社 深夜 秘儀で完全非公開
    御蔭祭 下鴨神社 
     神職・伶人・供奉員・神馬
     東游・切芝の神事(糺の森)




(32)小説「花の生涯」に登場する村山たか女が、幕末から明治の激動期、尼として入り、晩年
  を過ごした寺院はどこか。

■金福寺 ◎

◆村山たか
・幕末期の井伊大老の隠密。
・祇園の芸妓にもなり、子(多田帯刀)も設けた。
・井伊直弼の寵愛を受け、国学者長野主膳の愛人にもなった。
・尊王攘夷急進派の天誅組に捕えられ、岡田以蔵らに三条河原で生き晒しにされた。
・金福寺に入り、直弼、主膳を弔って暮らした。
・金福寺の弁天堂はたかが建てた。
・圓光寺に墓




(33)12月上旬、千本釈迦堂において、中風除けや無病息災を願い、参拝者に大鍋で煮込んだ野
  菜を振る舞う行事を何というか。


■大根炊き 【正解】大根焚き

◆(37)に同じ



(34)餅の上につぷ餡をのせたもので、自い餅と草餅の二種類があり、城南宮のそば、鳥羽街道
  の名物菓子として知られるものは何か。


■おせき餅 ◎

◆寺社・街道・関所ゆかりの菓子(要注意点)
・あぶり餅 北側でより古い店~一和 南側~かざえりや
・粟餅~粟餅所澤屋
・鎌餅~大黒屋鎌餅本舗
・唐板~水田玉雲堂
・幽霊子育飴~みなとや幽霊子育飴本舗
・長五郎餅~長五郎餅本舗 初代河内屋長五郎に因む。 豊臣秀吉に北野大茶湯で賞賛
・どら焼~熱した銅鑼で焼く 笹屋伊織
・走井餅~走井餅老舗。 大津時代は歌川広重の錦絵「東海道五十三次」にも登場
・鳩餅~三宅八幡茶屋
・法螺貝餅~もとは「ふのやき」という菓子に似ている。
      孝明天皇が安政の御所炎上時、避難先の聖護院門跡で食したという。
      年に一度、節分護摩供の供用菓子 柏屋光貞
・やきもち~神馬堂(葵餅)、葵屋やきもち本舗 葵餅とふたば餅
・みたらし団子~御手洗池の水の泡を表す 加茂みたらし茶屋 亀屋粟義





(35)琵琶湖疏水の第1疏水第3トンネル西口に掲げられている扁額に「美哉山河」の文字を揮
  毫した幕末・明治期の公家出身の政治家は誰か。

■岩倉具視 【正解】三条実美

◆疏水トンネル扁額
・第2疏水取入口
  萬物資始(ばんぶつとりてはじむ)
  久邇宮邦彦 筆
   すべてのことがこれによって始まる(易経)
・第1疏水第1トンネル東口(大津側)
  氣象萬千(きしょうばんせん)
  伊藤博文 筆
   千変万化する氣象と風景の変化はすばらしい
    (宋・岳陽樓記の一節)
・第1疏水第1トンネル内壁
  寶祚無窮(ほうそむきゅう)
  北垣国道 筆
   皇位は永遠である
・第1疏水第1トンネル西口(藤尾側)
  廓其有容(かくとしてそれかたちあり) 
  山縣有朋 筆
   悠久の水をたたえ,悠然とした疏水のひろがりは,
   大きな人間の器量をあらわしている
・第1疏水第2トンネル東口
  仁似山悦智為水歓歡
 (じんはやまをもってよろこびちはみずをもってなるをよろこぶ)
  井上 馨 筆
   仁者は知識を尊び,知者は水の流れをみて心の糧とする(論語)
・第1疏水第2トンネル西口
  隨山到水源(やまにしたがいすいげんにいたる)
  西郷従道 筆
   山にそって行くと水源にたどりつく
・第3トンネル東口
  本邦最初鐵筋混凝土橋
   昭和7年 建立されたわが国 初の鉄筋コンクリート橋の碑
・第1疏水第3トンネル東口
  過雨看松色(かうしょうしょくをみる)
  松方正義 筆
   時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな松の緑をみることができる(唐・盧綸の詩)
・第1疏水第3トンネル西口
  美哉山河(うるわしきかなさんが)
  三条實美 筆
   なんと美しい山河であることよ
   くにの宝である美しい山河を守るには,為政者の徳と国民の一致が大切との含意も
  (史記・呉記列伝)
・疏水合流トンネル北口
  藉水利資人口(すいりをかりてじんこうをたすく)
  田邊朔郎 筆
   自然の水を利用して,人間の仕事に役立てる
・一身殉事萬戸霑恩(いっしんことにじゅんずるはばんこおんにうるおい)
  田邊朔郎 筆
  明治35年 田邊朔郎が私費建立した第1疏水殉職者慰霊碑(蹴上)
・蹴上”ねじりマンポ”南側
  雄觀奇想(ゆうかんきそう)
  北垣国道 筆
   見事なながめとすぐれた考えである
・第2期蹴上発電所入口
  亮天功(てんこうをたすく)
  久邇宮邦彦 筆
   民を治めその所を得さしめる(書経・舜典)



(36)「源氏物語」で黒木の鳥居や小柴垣のある野宮神社が舞台となる巻は何か。

■賢木 ◎

◆源氏物語 第1巻~20巻
1桐壷 2帚木(ははきぎ)3空蝉 4夕顔 5若紫 
6末摘花(すえつむはな) 7紅葉賀(もみじのが) 
8花宴(はなのえん)9葵 10賢木(さかき)
11花散里(はなちるさと) 12須磨 13明石 14澪標(みおつくし)
15蓬生(よもぎう) 16関屋 17絵合(えあわせ)18松風 19薄雲 20朝顔(槿)




(37)12月、嵯峨の広沢池において、水を抜いて底に溜まった泥をさらい、魚を収穫する冬の風
  物詩を何というか。


■鮒ざらえ 【正解】鯉揚げ

◆12月の行事
・1日 献茶祭 北野天満宮  
・1日 しまい大黒祭 地主神社
・7~8日 大根焚き 大報恩寺 千本釈迦堂(成道会法要)
・8日 針供養祭 針神社
・8日 針供養 法輪寺
・上旬 嵐山花灯路
・上旬 鯉揚げ 広沢池
・10日 しまい金比羅 安井金比羅宮
・11日 京都中央市場秋祭 市比賣神社 
・12日 漢字の日 清水寺
・13~31日 空也踊躍念仏 六波羅蜜寺
・14日 山科義士まつり 毘沙門堂・瑞光院・岩屋寺・大石神社・山科市街地
・14日 義士会法要 法住寺 身代わり不動と四十七士の小像
・18日 中風除お粥接待 一言寺
・中卯日 醸造初神事 御香宮神社
・20日 お煤払い 西本願寺・東本願寺
・21日 終い弘法 東寺
・23日 天長祭 新熊野神社 つなかけ祭
・25日 終い天神 北野天満宮
・28日 御身拭式 知恩院 法然上人木像を香染めの羽二重で拭う儀式
・28日 鑚火式 をけら火のきり出し
・31日 師走の大祓 各神社
・31日 をけら詣 八坂神社
・31日 おけら参り 北野天満宮




(38)享保2年(1717)、伏見において呉服店大文字屋(後の大丸)を創業し、海宝寺と縁のあ
  るのは同家か。


■下村家 ◎

◆創業者
・下村彦右衛門正啓、京都伏見に呉服店「大文字屋」を開業。(大丸創業)
・1831年(天保2年)、京都で飯田新七が古着・木綿商を開き、義父の飯田儀兵衛の出身地で
 ある滋賀県高島郡(現高島市)から高島屋と名付けた。
・中林仁一郎(にいちろう)によってに創業された「中林呉服店」がルーツで、
 大正9年に京都駅前へ「京都物産館」として進出し、大正15年の京都物産館新館(6階建)完成
 と共に百貨店形態の店舗を開設したのが始まり。
・真如堂に三井家家祖・三井高利夫妻の墓がある。




(39)東山三十六峰の穏やかな姿を見て、「布団着て寝たる姿や東山」と詠んだ江戸時代の俳人
  は誰か。


■服部嵐雪 ◎

◆東山三十六峰
・比叡山 ・御生山 ・赤山 ・修学院山 ・葉山 
・一乗寺山 ・茶山 ・瓜生山 ・北白川山 ・月待山
・如意ヶ嶽 ・吉田山 ・紫雲山 ・善気山 ・椿ヶ峰
・若王子山 ・南禅寺山 ・大日山 ・神明山 ・粟田山  
・華頂山 ・円山 ・長楽寺山 ・双林寺山 ・東大谷山 
●高台寺山 ●霊鷲山 ●鳥辺山 ・清水山 ・清閑寺山
・阿弥陀ヶ峰 ●今熊野山 ・泉山 ・恵日山 ・光明峰
・稲荷山

●:今回書き出せなかったもの



(40)小畑川は雨が降るとは橋をも流す暴れ川となる。そのため、通行人から通行料を徴収して橋
  の架け替えの費用に充てた、という伝承からついたとされ、向日市と長岡京市の市境に架か
  るこの橋の名前は何か。


■一文橋 ◎

◆京都の伝説(テキスト274、275P分)
・合槌稲荷
  三条小鍛冶宗近 後一条天皇から鎮護の刀をうつことを命ぜられる。
  稲荷に祈願し、満願に近い日、立派な刀うちになりたいという童子が現れ、この童子を合槌に
  名刀「小狐丸」を打ち上げた。この童子の正体は稲荷のキツネの化身であった。
・業平の塩竃跡(キーワード)
  在原業平 十輪寺 大原野神社にかつての恋人二条の后(藤原高子)
・方丈石
  千人(ちびき)石とも
・宇治川の亀石
  豊臣秀吉が伏見城を築いた際、宇治川の水を城内に引くため地下道を引かせ、その取り込み口
  に、この石を置いてカモフラージュしたという。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


推定得点 20点中 15点

logo.png


よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018/06/11 09:09:12 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: