ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/09/24
XML
テーマ: 闘病日記(4006)
カテゴリ: 癌闘病記
 後腹膜悪性腫瘍の粒子線治療を終え現在経過観察中です。ちょうど1年前の日記で、抗がん剤治療の様子を振り返っています。

 2014年9月24日の日記です。抗がん剤2クール終了後のCT撮影結果です。

==================================
■【2014/9/24/水】腫瘍が縮小。抗癌剤治療効果あり!!!

 朝、リキッド時約50本抜け毛。夕洗髪時約20本抜け毛。脱毛は継続しているが、悪くはなっていないようだ。以前腎臓摘出手術だったかの際に身につけたエコノミークラス症候群防止用のソックスを就寝時に履いてみた。履いている間は「むずむず」感なかったが、起きて脱いでみたら「むずむず」感は戻ってしまった。日常の生活には支障のないレベルなので様子をみよう。

 朝起床時、身体が疲れていた。いつも早く元気に起きるのだが、今日はベッドから起きるのがつらかった。昨日の晩も疲れて早く寝たが、退院後結構ハードスケジュールだったり、昨日のウォーキングもジョギングを入れたりで、かなり疲れているのだろうか。それとも、風邪のひきはじめなのだろうか。体温は朝36.4度、夕36.3度で高いわけではない。これから上るのだろうか。
朝、そこそこの快便。最後のほうは軟らかだった。今日から、マグミットを夜もやめて、ゼロにした。


 今日は、一人で車でM病院に出かけた。午前中にCT、血液検査、尿検査をして、午後1時、少々ドキドキしながら、Y先生に会った。

「腫瘍の大きさが、一番大きなところで、11cmから7cmくらいに小さくなっていて、抗癌剤効果大いにありです。」

 うれしいのひとこと。生検直後、家族は「ほうっておいたら余命短ければ1カ月、長くても数カ月」とY先生から言われたそうだし、セカンドオピニオンで東京国立癌千センターに行ったときには「この腫瘍が抗癌剤で小さくなる確率は、2~3割で、2割に近い。」と言われた。ほとんどあきらめて治療をスタートしたが、第1クール途中で、微熱がなくなり、CRP値も低くなったので、ひょっとしたら効果があるのではとも思っていた。しかし、効果がないと分かったときのショックが大きいので、あまり期待しないことにしていた。

 11cmから7cmなので、1次元的にはマイナス35%だが、体積でいけばマイナス75%と激減である(球と仮定して)。CT画像も見せてもらったが、他の臓器との間に隙間も生じていた。これからどこまでよくなるか分からないが、本当によかった。

 尿検査は特に異常なし。血液検査も、白血球が下限40に対して38とほぼ問題ないレベルに回復。赤血球系もほぼ正常値に戻っていた。CRP値もついに正常値内に入った。

 Y先生から「抗癌剤の効果があったので、同じ薬剤で4週間サイクルで第3クールを続けたい。今まで標準の6割程度の薬量でやってきたが、効果があったので増やしたいところ。しかし、白血球の減少がより大きくなるリスクもあるので、整形外科のM先生とも相談して決めたい。」との話があった。「一任します。」とお願いした。9月29日から入院となる。入院手続きをして、保険申請用の診断書と疾病手当記入を依頼して帰途に着いた。

 家内、長女、次女にこの結果をメール。途中、長女と次女から喜びの返事があった。次女のメールには「お母さんと抱き合って喜んだ。」とあった。これを見て、運転しながらウルウルしてしまった。

 前後してしまったが、K医大病院に出していた生体検査の検体の分析結果もY先生から聞いた。前から脂肪肉腫ということは分かっていたが、より細かい分類が知りたかった。ネットで調べた文献によると、脂肪肉腫は「高分化型」、「粘液型」、「多形型」、「脱分化型」に分かれる。使う抗癌剤は同じなのだろうが、悪性度や転移のしやすさが異なるようである。K医大病院での分析結果は、「高分化型」の可能性が高いとのこと。検体は患部の一部しか取っていないので、断定はむつかしいようだ。

 この文献には「高分化型:もっとも一般的な組織亜型である(脂肪肉腫の50%を占める)。低悪性度で、転移はしないが、局所再発しうる。脱分化の危険性あり。」とある。先生が「断定できない」とおっしゃているのは、ここにあるように脱分化している場所がある可能性があるということかもしれない。「脱分化型:高分化型脂肪肉腫に合併して発生する高悪性肉腫である(脱分化成分は悪性繊維性組織球腫(未分化肉腫)や線繊肉腫様の組織像を呈する)。後腹膜腔に発生することが多い。転移の危険性がある。」

 断定はできないものの、脂肪肉腫の中では、悪性度も低く、転移の危険性も低いようで、この点でも喜ばしい結果である。Y先生曰く「高分化型なので、抗癌剤もよく効いたのだろう。」

 帰宅して、長女にも電話した。とても喜んでいた。「抗癌剤なしでも、小さくなったんと違う?」とまで言っていたが、微熱が下がったのは抗癌剤治療前と理解していたようだ。微熱が下がったのでは第1クールの抗癌剤治療をしてからなので、やはり抗癌剤の効果があったのは確実だと思う。もちろん、私の体力や気力が充実していたのは大きな要因であろうが。


 ウォーキングは雨がショボショボ降っていたので、家の周りを一周しただけ。約600歩。終日万歩計を付けていたが、1500歩だけだった。自動車での移動時間が長いと、やはり歩数が極端に少なくなる。

 夕食は、次女がエビチリソースを作ってくれた。エビが少ししかなかったので、どちらかといいうとソースがメインのいなったようだが。これと、焼き肉。エビチリは、生姜がきいてVery Good!!。にんにくもほどよく脇を固めていた。

 夕食後アジア大会を見ていたが、今日も疲れているのか、早々と11時にはベッドルームへ。家内に「パソコンしないの?」と聞かれたが、パソコンする元気なく、ベッドに横になってしまった。



=====================================


 このように抗がん剤治療2クール後のCT検査で、病巣が大きく縮小していることが分かりました。抗がん剤が効く可能性は2割から3割程度と言われていたので、とてもうれしかったです。希望の光が見えた日になりました。

 この日はCT画像を画面で見ただけですが、あとでCDでデータを手に入れましたので、抗がん剤治療前と今回の2クール治療後の画像データを比較しておきます。


201406&09比較.jpg




よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(現在進行形)へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021/03/27 01:39:24 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: