ワルディーの京都案内

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2016/01/11
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年8月27日の記事≫  

 栃木県真岡市のTSさん(88)は2014年10月、手術が難しい高齢者でも受けられる腎がんの「凍結療法」があると聞き、自宅から車で1時間ほどの茨城県立中央病院(笠間市)を受診した。

 凍結療法を担当するのは放射線診断科医長でIVR(画像下治療)専門医の児山健(こやまけん)さん(39)。第一印象は「こんなに若くて大丈夫かな」だった。だが、腎臓の絵を描きながら、熱心に説明する児山さんの話を聞くうちに、頼もしい印象に変わった。

 凍結療法では、専用の医療機器を使う。CT画像で体内のがんの位置を確認しながら、直径約1・5ミリの針を背中側から刺す。針の先端部に高圧のアルゴンガスを流して冷やし、がん細胞をマイナス40~マイナス20度程度に凍らせる。15分間凍らせた後、5分間解凍し、再び15分間凍らせる。二度凍らせることで、がん細胞を壊死(えし)させるという。

 凍結療法は11年から、4センチ程度以下の小さい腎がんを対象に保険が適用されている。TSさんの左の腎臓のがんは約3・5センチ。児山さんは、「大きさも保険診療の対象になり、がんがある場所も治療しやすい」と説明した。ただ、治療後に血尿などの合併症が起こる可能性もあるという話もした。

 この日は説明を聞くだけで帰る予定だったが、自分や付き添った家族の質問にも丁寧に答える児山さんの様子に、TSさんは「この先生に治療してもらったら間違いない」と確信した。「元気なうちにすぐ治療をしてください」。そう希望を伝えた。

 「こちらの病院で凍結療法を受けた患者の最高齢は?」。TSさんの質問に、児山さんは「82歳です」と答えた。「じゃあ、私が最高齢になりますね」。そんなやりとりができる心の余裕も生まれた。

 2020年の東京五輪を見たい。リニア新幹線にも乗ってみたい――。「手立てがない」と言われて落ち込んでいた気持ちが、治療の見通しがついたことで、一気に前向きになった。「まだ生きる希望がある」

 初めて受ける治療に不安もあったが、「この治療法がだめなら、それが寿命だ」と腹をくくった。


凍結療法を担当した児山医師=茨城県笠間市の県立中央病院
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 私は2020年東京五輪の開催が決まったとき、一生に二度母国開催の夏季オリンピックが見られるなんて、なんとラッキーなことだろうと思いました。

 でもその後がんに罹病して、余命いくばくもないと言われましたので、「ああ、東京オリンピックはこの眼で見たかったのに。」とずいぶん落胆した記憶があります。でも粒子線治療で、こんも眼で見ることができる可能性もでてきました。ありがたいことです。

 この方は、88歳ながら2027年開通予定のリニア新幹線にも乗りたいと思っておられたとのこと。そういう未来を見る気持ちが、やはり病気に立ち向かううえで大切なような気がします。


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最終更新日  2019/02/10 09:54:58 AM
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