●作品37 イサーク・リュティックハイス《女性の肖像(エリザベス・ファン・ドッベン)》
1655年 ロッテルダム美術館(エラスムス財団より貸与)
●作品38 フェルディナント・ボル《ルーロフ・ミューレナールの肖像》
1650年 アムステルダム国立美術館
●作品39 フェルディナント・ボル《アリア・レイの肖像》
1650年 アムステルダム国立美術館
≪ルーロフ・ミューレナールの肖像≫同様、本作に描かれているマリア・レイも最高級のファッションに身を包み、右手に美しく装飾された扇子を持っています。彼らの背後の樹木と柱や欄干は、アムステルダムの大富裕層が所持した郊外の邸宅と緑地を示しています。これらの肖像画はミューレナールと10歳年下のマリア・レイの結婚を機に描かれたものといわれています。
【フェルディナント・ボル】
作品38,39を描いたフェルディナント・ボルは、20歳になる頃アムステルダムでレンブラント工房に入りました。レンブラントの芸術は、ボルの作品に深い影響を及ぼしたと考えられています。1642年以前には独立しましたが、初期の肖像画はレンブラント様式に依拠しており、誤ってレンブラントに帰属されることもありました。
(続きます)
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