ワルディーの京都案内

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2016/04/21
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2016年1月27日の記事≫ 

 乳がんが右胸に続いて左胸にも見つかった愛媛県の40代の女性は2014年春、四国がんセンター(松山市)で2度目となる乳房の全摘手術を受けた。

 病理検査の結果、女性のがんはホルモン剤やある種の抗がん剤が効きにくい「トリプルネガティブ」というタイプだった。「遺伝性乳がん卵巣がん」(HBOC)の人によくみられるという。

 若くして発症することや、両胸にがんができることだけでなく、がんのタイプからも遺伝性乳がんの疑いは濃厚になった。

 ただ、すぐに遺伝子検査を受けて、白黒はっきりさせる気持ちにはなれなかった。2度目のがんに向き合うだけで精いっぱいで、手術後の治療に専念したかった。

 「これ以上の荷物を背負い込みたくない」。しかし、もし自分に遺伝子変異があれば、娘や妹をはじめ、家族や親族もそのリスクを抱えている可能性が出てくる。

 「自分のためではなく、親族のために」。そう思い直して、検査を受けることを決意した。

 手術の翌月、四国がんセンターの「家族性腫瘍(しゅよう)相談室」を訪ねた。認定遺伝カウンセラーの金子景香(かねこけいか)さん(37)が、家系図を描きながら、親族についてがんなどの病歴を聞き取った。

 数日後の「遺伝カウンセリング」は、乳腺科医長の大住省三(おおすみしょうぞう)さん(58)らが担当した。

 「高校の理科の選択科目は何でしたか? 遺伝子って覚えていますか?」

 約1時間のカウンセリングで、DNAや遺伝子、正常な細胞ががん化する仕組みなどを基礎から説明してもらった。

 大住さんは「遺伝子検査で変異を認めた場合、その情報をご家族やご親戚の健康のために役立ててください」と話した。

 遺伝子変異があれば、がんを発症する確率は高くなる。だが、あらかじめリスクを知っていれば、検診での早期発見や予防的な手術など、対策を立てられる。遺伝子検査は公的医療保険が使えず、20万円程度の費用は全額自己負担になるという。

 受けた検査は、少量の採血のみだった。

 「たったこれだけ?」。拍子抜けした。


遺伝カウンセリングでは、乳腺科医の大住省三さん(左)とカウンセラーの金子景香さんが対応した=松山市の四国がんセンター
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 リスクを知ったお子さんがどんな気持ちになるかを思うと、迷うところですね。20万円の自己負担もあるし。「知らぬが仏」ということもあります。知ってしまうと気持ちが暗くなってネガティブに作用することもあるかも知れません。

 私は片方しかない腎臓の後ろにできた軟部肉腫で、腎臓を残すために粒子線治療をして、現在経過観察中です。再発のリスクもあるし。腎不全で透析になるリスクも抱えています。なので今を精いっぱい生きようとか、なりたかった自分を早く実現しようという気持ちになっています。ポジティブに作用している部分があります。

 そういうことを考えると、遺伝子検査でリスクを知っておくことは、結果がどうであれ、今後の人生のためにはいいのかなとも思います。


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最終更新日  2019/03/20 12:11:51 AM
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