ワルディーの京都案内

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2016/09/02
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2016年8月30日の記事≫ 

(患者を生きる:3126)仲間と歩む がんになっても:2 日々の治療、ネットで公開


 27歳の2000年秋、悪性リンパ腫で先の見えない入院生活を送っていたASさん(42)は、病院を抜け出て、電車で高尾山(東京都八王子市)に向かった。

 行き詰まった気分を晴らすように山道を登り始めたが、体力が落ちていて続かない。紅葉が残る景色と行楽客の姿を見ていると涙が出てきた。「少なくとも今は生きているし、この世にはまだ見るべきものがたくさんある。自分でできる限りはがんばろう」。治療を受けようと腹をくくった。

 抗がん剤治療に続き、医師からは自分の「造血幹細胞」を移植する治療を勧められた。血液のもとになる造血幹細胞を採取して冷凍保存しておき、大量の抗がん剤で治療した後、血液細胞の減少を回復させるため体内に戻すという。

 治療後も再発の可能性はあり、「抗がん剤の副作用で不妊になる」と説明された。以前も聞いたことはあったがショックだった。「ほかの人はこんな時どうしているんだろう」。病棟は年配の患者が多く、同世代と話したかった。

 01年初め、東京慈恵会医科大病院(東京都港区)に転院し、無菌室に入った。大量の抗がん剤による副作用はそれまでと比較にならないほどひどく、激しい吐き気やだるさに襲われた。ただ、病棟では、悪性リンパ腫や白血病など同じ血液がんの同世代の患者たちとの出会いがあった。治療が落ち着くと、談話室に集まっては仕事や結婚、将来のことを語り合った。

 「いつか医療が進歩して、『昔は大変な治療をやっていた』と言えるといいね」とも話していた。

 女性患者の1人は幼い3人の子どもの母親だった。治療中もジョークを交えながら周囲を明るく励ます存在だったが、間もなく亡くなった。その後も何人も患者仲間を見送った。「自分は、たまたま生かされている」と感じた。

 「助からないとしても、この経験が後に続く患者に役立つのならば」と考え、日々の治療の様子をネット上に公開し始めた。副作用の様子や医師の言葉、血液検査の値、治療費まで詳細に書いた。

 移植から約1カ月後、「腫瘍(しゅよう)細胞は死滅しているとみられる状態」と判断されて、退院した。数えてみると、最初の入院から222日目のことだった。


無菌室で自分の造血幹細胞を移植する治療を受けた=東京都港区の東京慈恵会医科大病院
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>「助からないとしても、この経験が後に続く患者に役立つのならば」と考え、
>日々の治療の様子をネット上に公開し始めた。
>副作用の様子や医師の言葉、血液検査の値、治療費まで詳細に書いた。

 私もブログで日々の治療の様子を綴りました。最初は、ブログに書くことで、毎日毎日生きているということを自分で実感できるし、見ず知らずの人ですが、誰かが私の生きている証を読んでいていくれることが励みになるという気持ちで書いていました。しかし、治療を続けるに従い、他の患者さんやご家族の役に立つかも知れないという気持ちも芽生えて続けてきました。抗がん剤治療の後の粒子線治療のときも同じように続け、その後の経過観察の様子は今も続けています。

 それが、一番下の【関連カテゴリー記事一覧】です。特に「振り返り」のカテゴリーは体系的にまとめたものですので、それなりにお役に立つのではないかなと思います。


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最終更新日  2019/04/26 11:21:09 AM
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