ワルディーの京都案内

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2016/10/15
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カテゴリ: 京都のニュース
2016年

龍谷大 は13日、京都市下京区の 大宮キャンパス の発掘調査で、 鎌倉時代 鍛冶工房 を備えた町家の遺構が見つかったと発表した。調査地は平安京の 公営市場「東市」 の一画。東市は11世紀までに廃れたとみられるが、鎌倉時代以降も商業地として栄えていたことを示す成果として注目される。

 調査地は、平安京の七条大路に当たる七条通の北側で、通りに近い南側で鎌倉~室町時代前期の直径20センチほどの柱跡約50カ所や井戸を確認。北側で炭や鉄くぎ、砥石(といし)などを発見した。通りに面して小規模の建物が密集して並び、裏手に鉄の鍛冶工房があったとみられる。

 東市が廃れて以降、商工業の中心はJR京都駅北側の「八条院町」など東に移ったと考えられていた。室町後半の町家に付随したとみられる地下式倉庫跡もあり、同志社大の鋤柄俊夫教授(考古学)は「東市跡の調査事例は少ない。七条大路に沿って中世の繁華街が広がっていたと確認できる貴重な発見」と話す。

 また室町前期の穴から、青銅製鍋(直径23センチ)もほぼ完全な状態で見つかった。調査した龍谷大の國下多美樹教授(考古学)は「この時期の保存状態が良い青銅製鍋の出土は全国的に珍しい。当時は貴重品で、有力者が祭事を行った可能性もある」と指摘する。

 16日午前11時~午後3時、現地説明会を開く。問い合わせは龍谷大大宮キャンパスTEL075(343)3311。


鎌倉時代の鍛冶工房の作業場跡(調査員が指さしている部分)や井戸(左奧)などが見つかった発掘調査地(京都市下京区・龍谷大大宮キャンパス)
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ほぼ完全な状態で出土した南北朝時代の青銅製鍋
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発掘調査地
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最終更新日  2019/05/06 11:08:58 AM
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