ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2020/10/20
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カテゴリ: 映画
【2020年10月21日(火)】

 BS-TBSで007シリーズ全作品を毎週火曜日に順次放送しています。制作年の順序です。

 だいぶ前ですが、シリーズ第16作「消されたライセンス」を観ました。



Licence to Kill(米)
Lisense to Kill(英)
監督 ジョン・グレン
原作 イアン・フレミング
出演者
ティモシー・ダルトン
キャリー・ローウェル
ロバート・デヴィ
タリサ・ソト
音楽 マイケル・ケイメン
主題歌 「License To Kill」
      グラディス・ナイト
製作会社
イーオン・プロダクションズ
ユナイテッド・アーティスツ
ダンジャック
公開 イギリス 1989年6月13日
   日本   1989年9月9日
上映時間 133分
製作国 イギリス、アメリカ







 ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンドを演じた2作目にして最後の作品です。5作連続で監督をつとめたジョン・グレンのシリーズ最終作でもあります。原題がアメリカといイギリスで米英と英英語の違いで異なっています。 Licence to Kill とは「殺人許可証」という意味なので、邦題の「消されたライセンス」はちょっとニュアンスが違います。これは次のような事情によるようです。当初のタイトルは「Licence Revoked(剥奪されたライセンス)」でしたが、「Licence to Kill」に変更されました。日本公開ではこの初期のタイトルがそのまま使用されました。原題が変更されたのは、アメリカで license revoked というと通常「運転免許取り消し」を意味することや、後のジェームズ・ボンドシリーズを書いたジョン・ガードナーの第1作が"License Renewed"(更新されたライセンス)で紛らわしいことなどが理由だとのこと。

 麻薬王を執拗に追いかけるジェームズ・ボンドを描いている訳ですが、ティモシー・ダルトンのシリアスさとマッチしているように思います。ショーン・コネリーやロジャー・ムーアにはない味ですね。冒頭のヘリコプターを釣り上げるという空のシーンなど、大規模なアクロバット・アクションシーンもありますが、全体的に殴り合いが多く、サメに人間を食わせるなど残虐なシーンが多いところが好きになれませんでした。途中で「もう、いい加減にしてよ。」と食傷気味でした。実際アメリカではシリーズ初めてPG-13指定を受けたとのこと。


予告編



タイトルバック
主題歌 "License To Kill" - グラディス・ナイト



トラック・チェイスシーン



エンド・クレジット
エンディング・テーマ 「イフ・ユー・アスクト・ミー・トゥ」 - パティ・ラベル



 中南米が舞台なのに忍者が出てきたり、違和感がありました。元々の麻薬王は「東南アジアの麻薬王」という設定だったのが、天安門事件の影響で撮影が困難になり、舞台が中南米に変更さたからだとか。忍者や香港の麻薬取締官が登場するのはその名残のようです。

 ボンドがMと対面し、命令を拒否して殺人許可証を剥奪された場所は、フロリダのヘミングウェイ・ハウスだそうです。作家アーネスト・ヘミングウェイが住んでいた邸宅で、現在は博物館となっています。ボンドが、Mに銃を渡すように言われ「武器よさらば」と口にして、洒落台詞は私も気付きました。

 他に私の気付いたエピソードを一つ。

 船の中のシーン。右のほうの機械を拡大してみると「FURUNO」の文字。これは日本の「古野電気」という魚群探知機や船舶用レーダーのメーカーです。この分野では世界的に有名な会社だと思います。なぜ私が知っているかというと、私がM社の技術者の現役だったとき、ある車メーカーの車のスピードメーター用に、とある表示装置を開発したことがあります。もちろん、その車には搭載されたのですが、高級車だったので、数はあまり出ませんでした。その後、同じような性能が必要とされる、古野電気の小型群探知機に採用され、こちらのほうがうんとたくさん買ってくださったという経験があり「古野電気」という名前を知っているのです。このシーンでは、わざわざ目立つように「FURUNO」と書いてありますから、スポンサーとしてお金を払っているとか機器を提供しているのでしょう。









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最終更新日  2020/10/20 11:45:05 AM
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