言わせてもらいますが

言わせてもらいますが

2007.08.09
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同じモノを作る製造業でも実際の管理のやり方はいろいろある。
とはいえ、先日のお客様は少し面白かった。

作っているモノが同じものでも、調達先が代わったから番号を変えるという処理をしている
という。こういった場合、製造が管理する番号とすれば、調達先が代わっても同じなので、
同じ番号を使っていないと、1物2コードになってしまい、それぞれに在庫をかかえる
リスクが生じる。

なので、調達先に対しての区別であれば、部品番号+調達先コードとして、2重キーで
表現するのが正規的となる。まぁ、調達品番を作成して、それが製造品番とどう互換するかを
データとして保有する場合もある。

このようにして、モノが2重化にならないようにするのだけれど、その会社では、部品番号
自体を再発番していたのだ。

それだけでもちょっと??なのだけれど、なんと、その調達品番(=部品番号)が違うという
ことで、親のAssyや製品のコードまですべて変更していた、ということだ。

これは何も無茶苦茶やっている訳ではなくて、ちゃんと理由と経緯がある。

それは、受注生産型がもともとのやり方だったので、納品番号(製造番号、完成品番号)が
絶対にユニークだという発想だからなのだ。だから余剰在庫も基本的には発生しないはず
なのだ。

でも、長年の結果、リピートオーダーも増え、今では繰り返し生産を行っている製品も
それなりの数がある。そうすると部品番号の切り替えがそのまま余剰在庫につながるのだ。

もちろん、現場ではその弊害に気づいているものの、現行のやり方にあわせたさまざまな
ルールと応用の知識があるので、単純に変更するのも難しくなってしまっている。

こういったことはハタから観るとよくわかるけれど、当事者になるとなかなか2の足を
踏むのではないだろうか。

そういった場合に外部(コンサルタント)を使うってのは一つの方法なんだよね。





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最終更新日  2007.08.09 16:12:11
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