つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2007.01.14
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カテゴリ: 川柳その他定型詩
川柳会に出席するのは大方、お年よりです。
若い人は、あまりいません。
というより、まずいません。

久しぶりの句会、出席しなくなった理由はいろいろですが、煎じ詰めれば、選ばれる句がお年よりくさいものが多い、ということに尽きます。

選ばれなかった自分の句にもそれ相応の理由がありますが、選ばれた句をみていくと一句一句はともかくとして、並べていくと似たような句ばかりです。

詠む人も選ぶ人も同世代なので、どうしてもそうなってしまうのですが、六十、七十にならなければ味わい深いいい句ができないというのなら、この年で川柳会に出る必要はないでしょう。

もうひとつ。
選ばれる句を詠もうとして、どうしてもそういう句を作ってしまうということがあります。
迎合といっていいかどうかわかりませんが、自分の作風を曲げてしまうのです。

無論、選者にもよります。
風刺が好きな方もいれば、人情派も、ユーモア派もいます。

ただ、孫とか傘寿とか老いの心境を連想させる句が選者の共感を得やすいという実情に違いはありません。

そうすると不具のような中年はジレンマに陥ってしまうのです。
自分の色を貫くべきか。
選ばれるように選ばれるように書いていくか。

勿論自分の色を曲げずに、かつ選者にも共感していただけるような句を作ればいいのですが、これがなかなか難しいのです。

ということで、今日の句会で披講されたのは二句(どちらも雑詠)。

お年玉くれとは言わぬ肩たたき
平凡な一句されどもわが一句





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Last updated  2007.01.15 09:13:26
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