つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.01.12
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カテゴリ: 洋画(欧米系)
小デュマの原作は若いころ読んだ。小劇場で芝居も観た。大変良かった。映画はどうか。サイレントの方はヒロインがお化けみたいで途中で観るのをやめた。後年のトーキーはよかった。原作の精神をほぼ踏襲している。惜しむらくはアルマンが真相に気づく過程が省略され、いつの間にか自力で正解にたどり着いたかのように読み取れてしまうこと。小説を読んだ鑑賞者にとっては画竜点睛を欠くラストシーンではなかったか。

なお、邦画でも 『白痴』 『カルメン純情す』 などに出てくるように、「椿姫」という言葉は物語作家の世界ではすでに隠喩になっていることを言い添えておく。


珠玉の名作映画がこの価格で!MASTI-0029 椿姫






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Last updated  2016.01.17 18:44:55
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