彩工房 彩花

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母は手紙を滅多に書きません。
私がオランダに行ってどうなのか心配で仕方なかったのでしょう。
国際電話はわからないので、手紙をくれました。

手紙の最後に『頑張っているのでせう、一体あなたたちの為におかぁちゃんは何が出来るのでせうか。あなたたちの身体のこと、どうか守って下さいと、朝なゆうなに祈っております』
と書いてありました。

母からの初めての手紙に驚き、喜び、どれほど勇気づけられたことでしょうか。


母の日に寄せて

雨が降ろうが、風が吹こうが、寒さにふるえようが、
ある時は傷つきやぶれても、
お母さんの暖かい生命にふれさえすれば、
心身の傷は癒え、明日はまた新しい息吹をたたえ、
しっかりと大地をふみしめ、こうして歩いて来れました。

お母さん、あなたは私の魂の故郷です。



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