続き・・・
両親と私達は帰る方向が違うので、お店を出た後は別々に・・・。
その日、私は久々にヒールの高いサンダルを履いていた。
冬期間、ずっとブーツだったので、久々の春靴。
娘と腕を組み、ぺちゃくちゃとお喋りしながらの歩行。
空きっ腹に飲んだせいか、いつもよりちょっとハイテンション。
横断歩道のない道路を渡る為、右左確認。
私 「よしっ、行くよっ」
・・・と勢いよく歩き出し、反対側の歩道に着いた。
その直後、
段差に気付かずにつまづき、思いっきり膝をコンクリートに強打した。
転んだというよりは、膝まづいたと言う感じ。
右手は娘の腕に絡めていたので、右膝は無事だったが、左膝がコンクリートに直撃。
娘 「やだぁ~、もうっ、大丈夫?」
私 「うん。」
・・・とは言ったものの、結構な衝撃があり、間違いなく血は出てるだろう・・・と予想。
娘はただ単に膝を付いただけと思っているので全く心配してない。
一気に酔いも覚め、歩き続ける事10分弱。
ようやく家に着いた。
傷を負ったであろう左膝は、かろうじてコートで隠れている。
そぉっーと裾を捲る。
私 「 ぎゃっ~~ 」
その声を聞き、娘がこっちを見る。
娘 「ママっ、血が出てる・・・。・・・ってか、血が垂れてるよ。」
私 「う・うん・・・。」
娘 「コートの裏が血だらけじゃない。」
私 「う・うん・・・。」
娘 「やだっ、どうしよっ。」
あたふたする娘。
娘 「救急箱は? とりあえずストッキング脱いでっ」
サポート力の強いストッキングだった為、傷を守りながら脱ぐのは一苦労。
傷に触れない様に脱いだつもりだが、あちこち血だらけ・・・。
娘 「ここに座ってっ」
救急箱をゴソゴソする娘。
娘 「とりあえずティッシュで血を拭いて、この消毒綿で、傷口を消毒してっ。」
私 「傷口消毒ったって、痛くて触りたくない。」
娘 「だってバイ菌入ったら、どうする?明らかに砂とか付いてるし・・・ってか、砂が傷にめり込んでるし・・・。」
私 「うん。」
撫でるように消毒綿で消毒。
絆創膏を貼るにも、傷口が大きくて収まらない。
傷口の種類は、大きく分けて二つ。
デコボコのコンクリートで サッ と擦ったであろう軽い傷と、
コンクリートに強打し肉が ズリッ と削られたであろう重い傷。
とりあえずガーゼで傷口を覆い、血を止める。
その日は、 布団が膝にかかっても痛いので、左足を出して睡眠。
次の日、消毒をする為、一旦ガーゼを剥がす。
擦った部分は血も止まり、治る方向に向かっていた。
だが、 肉が削られた部分はジュクジュクしていて、まだまだ治る気配がない状態。
そしてガーゼが傷にくっつき、涙ぐみながら剥がす始末。
あれから3日。
今朝もまだジュクジュクは続いている。
皮膚再生機能 。
怪我の痛みにプラスされ、
傷の治りの遅さに 歳 を感じた、情けない出来事だったのである。
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