2009年元旦に届いた一枚の年賀状は北の大地で出会った懐かしい方からでした。
以前私のblogでも紹介した事がありますが、旅路では色んな方との出会いがあります。
石井画伯(我が家ではこのように呼ばせて頂いている) とは2005年に旅した霧多布岬
の旅宿で偶然出会った方でした。
この日泊まった旅宿は私達夫婦と雨で急遽宿泊された石井画伯だけでした。
同じ関西からの旅人、当然のように親しくお話をしましたが、なんと!
還暦を迎えてから原付バイクで日本中をスケッチしながら旅をされてる方なのです。
50CCのミニバイクでスタートしたそうですが、盗まれ、その後100CCになったとの事。
目の前で見るバイクは、本当に街角で見かけるバイクでした。
この前年、私の近所の友人(女性)が55歳で単身自転車で北の大地を旅してますが、
人間って、ホント逞しいですね!
スケッチは素晴らしく、帰宅後、コピー版を頂いたのですが、私の大切な宝物です。
時折、どうされてるかな?と思い出したりはしていましが・・・
そんな画伯から、これまでの小さいなスケッチの冊子を元に今回、本を出版されたの由。
今日、その本が私の元に届きました。
<神戸新聞の記事より>
阪神・淡路大震災後の不況で、経営していた建設会社が倒産し、山あり谷ありの人生を
経て、還暦を機に始めた一人旅。
石井さんは「ゼロになって人との巡り合いの偉大さをあらためて感じた」と話して居られます。
↓の画像は、小冊子のスケッチです。
本は、これらのスケッチを元に写真と旅の記録をまとめた素敵なものです。
冒頭の言葉 「全ての事がひとつ段落、全ての事が今から始まる」
あとがき 「全ての人に感謝します。苦も楽も一生の自分史」
もう少しで私にも訪れる還暦を前に、キラリと光る何かを教えてもらった2009年の
始まりとなりました。
霧多布の旅宿のスケッチ(ここに泊まって出会いました)