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satopies @ Re[1]:送り出し完了!(10/04) RiXiangさん >お疲れ様でした。 >早く…
satopies @ Re[1]:送り出し完了!(10/04) れいさん、放置してしまっていてすみませ…
RiXiang@ Re:送り出し完了!(10/04) お疲れ様でした。 早くもインド通ですね…
れい@ Re:送り出し完了!(10/04) 国際的なお仕事かっこいいですねー!^^ 私…
2009年04月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この日の中国茶教養講座ではちょっと珍しいお茶を頂きました。
少数民族、白族のお茶。
ですから中国茶とはいえません。
中国の雲南省大理白族自治州に主に暮らしている少数民族の飲むお茶、です。
その名も「三道茶」。
飲み方も独特です。3回に分けて頂くのですが、面白い。

まずは、茶葉を炒り、沸騰したお湯を注ぎしばらくしたら、小さな茶碗に掬い、
1回目(1杯目?)のお茶頂きます。
次にまた茶葉を炒るか、1回目の残りの茶湯に黒砂糖と胡桃を入れて味を付け、
やはり茶碗に注いでいただきます。これが2回目。当然ながら甘いです。
そして胡桃の脂っぽさと言うかコクも感じます。
最後の3回目は、蜂蜜を少しと山椒の実を数粒茶碗に入れ、それからお茶を注ぎます。
このときの山椒は花山椒と言う実の赤い、つんとした香りと痺れる味が特徴のものを使います。
四川料理に使われる山椒ですね。


三道茶
三道茶を日本で再現しているところ。

お味はといいますと、「うーん、これがお茶かあ・・・」といったところです。
お茶と思うと全く別物です。
しかし白族の人がこのお茶について表現する「一苦二甜三回味」という言葉をかみ締めながら
飲むとなかなか趣を感じるものです。この言葉は人生をたとえているのだそうです。
1回目のお茶は「清苦之茶」と呼び、人は苦労をしなければならないと言う意味、
2回目の甘いお茶は「甜茶」、苦労してこその得られる喜び、幸せの意味、
3回目のお茶を「回味茶」と呼び、苦労して得られた喜び、いろいろと経験し考えることに
ついてふたたび思い出す、そんな意味のようです。

私も帰ってから、この解釈について少し調べてみました。
すると、多くは青年期、壮年期、老年期(人生への回顧)としていました。
でもそれじゃ、そのままだし、実も蓋もない。
やはり上に挙げたような、人生の教訓となるような解釈の方がいいなと思うのですが。


そして本当のテイスティングコメント。
やはい2回目の胡桃と黒砂糖を入れたものが一番のみやすかったです。
3回目のは花山椒のアクセントがきついというか、不思議な味で。
ピリッとするから眠気覚ましとか、夏場のクーラー対策にはいいかも。
いや、そんな3回目だけを飲むなんてありえないですものね。
こういうものもあるというお勉強でした。

ふと楽天で見つけたこんな本がありました。
人生三道茶
苦いお茶、甘いお茶、後味の長い回味茶、三種類の茶のもてなしは人生そのものか。中年になって中国に留学し、その後も留まって生活を続ける著者が綴る、素顔の中国体験記
だそうです。
この方、40代前半で留学を始めたらしいですね。
どんな内容かちょっと読んでみたくなりました。







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Last updated  2009年06月21日 23時35分06秒
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