萬華鏡-まんげきょう-

節分(せつぶん)

◇節分(せつぶん)◇



節分の夜、出雲大社へ出かけた夫の留守中に、蓬莱の島から来た鬼(シテ)が女を訪れる。
初めは隠れ蓑のせいで、女には鬼の姿が見えない。
そのうち鬼が蓑を脱いで姿を現すと、女は恐ろしがる。

すっかり鬼は美しい女に惚れてしまい、言い寄るがフラれてしまう。

よし、それではと、鬼は小歌を謡うが、それでも冷たくされて終いには泣き出してしまう。
・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン

その様子を見た女は気を許したと見せかけ、鬼の宝物(隠れ蓑、隠れ笠、打ち出の小槌)を奪ってしまおうと企む←鬼より怖い女(-ω-;)

女「その宝物をくれるならば・・」
鬼「(p_・q) チラッ!」「えッ!Σ(・∇・)ほんと?」(これは単に分り易くするためのイメージです・笑)

これで夫になれた、よし腰でも揉んでくれーと甘える鬼。

しめしめと豆を持って近づく女。「福は内、福は内、鬼は外!!」
豆を思い切りぶつけられた鬼は「うわーー」と言いながら追い立てられて逃げていく・・・

見所は、ここで登場する人間の女より 人間らしい鬼
なんだか、女の気を引こうと頑張って小歌を披露したり、舞ったりと、愛のパフォーマンスを繰り広げるその姿は滑稽だったり、愛嬌があったり・・・。
むしろ、そんな鬼を見て、宝物まで奪ってから追い出すという人間の女のほうが、残酷です。


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