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2014.08.21
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しばらく指示をする立場の仕事が中心だったけれど、改めて作業者の立場になると見えて来るものがあり、勉強になったので下記に備忘録として。




■曖昧なイメージ伝達の不安定さ

曖昧な状態のイメージの伝達は、指示する者は想像よりも遥かに距離感があり、作業者の認識しているベクトルはかなり不安定な状態。

着地点はまず一致していないと考える方が無難。

確実に求める成果物を上げてもらうには、ワークフローを詳細まで明確にして伝える事が必要。

また状況に応じて、作業者に完全に委ねてしまうという選択肢もある。


■修正指示の言葉の影響力

指示者の言葉の影響力を馬鹿にしてはいけない。

作業者は直近に受け取った言葉によって、ベクトル軌道が大きく変化する。

また、指示者は自分の頭の中に最終イメージを置いたまま発言を行うが、聞く側はイメージが無い状態で言葉を受け取る。

つまり、指示者の話す言葉が、受け手に同じ意味として伝わらない可能性が高いので、相手の目線で言葉を選ぶ必要が出て来る。

また作業者は、指示した人間が考えているよりも、何倍も重要な言葉として受け取ってしまいかねないので細心の注意が必要。

作業途中の修正指示などを行う際は、着地点のイメージの摺り合わせを再度行うのが良いだろう。

修正指示を受けた作業車の頭の中のイメージは、一度シェイクされて不安定な状態であると考える。

その状況の理解と、着地点のイメージの摺り合わせるコミュニケーションを面倒だと思わずに丁寧に行う事が最終的には良い結果につながる。

「たぶん」分かるだろう。「たぶん」大丈夫だろう。など「たぶん」が付く時は、まず大丈夫ではないと考えた方が良い。


■イメージの共有が上手く行かない時

つい作業者の責任にしてしまいそうになるが、振り返るとゴールのイメージや、作業指示が曖昧な場合に上手く行かない事が多いので、指示する者にも責任があると考える。

少しでも曖昧な部分を無くし、イメージを共有する為のコミュニケーションを出来るだけ行う努力が必要。







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最終更新日  2014.08.22 04:51:27
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