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タガノという冠名を使っているオーナーは京都府宇治で建設会社を経営する八木良司という方で、それはもう500頭近くJRAで、走らなかったら姫路、園田に転籍させて走らせている大馬主中の大馬主である。しかも自分で北海道に新冠タガファームという生産牧場を創設して馬を生産し、その他宇治の山の中に広大な宇治田原優駿ステーブルという育成牧場をも運営している。本業はいざ知らないが競馬に懸ける執念、意気込みが違いすぎる。
しかし、いわゆる一昔前の大馬主「キン・コン・カン」(金子・近藤・関口)や、前田幸司・晋治やテイエムの竹園などオーナーブリーダーと比較して、G1に弱い。
タガノテイオーが朝日杯2着、タガノマイバッハがG2だった時代の大阪杯を勝ち、タガノエスプレッソがデイリー杯2歳ステークスG2勝ちと、あと一歩でG1勝利に近づいているものの、まだG1勝ちが無く悔しい思いをしている(はず)。御年もう83歳ぐらいになられるので、ここでオークスを勝って溜飲を下げたいところだろう。しかし勝ちたいのは誰も同じ。
タガノエルピーダの母も八木良司の所有馬だったタガノレヴェントンでコンスタントに勝ち馬を産出している。そこで種付け料1200万円を支払ってキズナのDNAを入れて自分の生産牧場で生産したのがエルピーダであり、渾身の傑作牝馬だといえる。母の父キングカメハメハはどちらかというとスピード系、ここにキズナのスタミナを配してオークスの距離適性は十分。ステレンボッシュの父はエピファネイアで3冠馬デアリングタクトや皐月賞、有馬記念勝ちのエフフォーリアがいるものの、エフフォーリアが菊花賞ではなく天皇賞秋に進んだようにどちらかというと2000までのスピードが勝る産駒群となっている。モレイラから戸崎への乗り替わりもマイナスで、そこにも逆転の余地はあるし、ステレンボッシュが距離を苦にするなら逆転もあり得る。
タガノエルピーダは新馬勝ちの後、いきなり朝日杯に挑戦してジャンタルマンタルから1馬身余りの3着している。つまりロクな経験もないのにステレンボッシュと互角のジャンタルマンタルに肉薄したのである。今回オークス2400mに伸びてキズナのスタミナが覚醒したら逆転するかもしれない。
2着候補はもちろんステレンボッシュ、同じくキズナ産駒のライトバック。桜花賞は休み明けでボケていたチェルヴィニア、の3頭。穴は左回りを使い続けてきたアドマイヤベル、2週連続G1勝利がかかる津村。以上
天皇賞 2025年04月26日
皐月賞 結論 2025年04月19日
桜花賞 1600m 阪神競馬場 2025年04月11日