幸せへの道。

幸せへの道。

勇気づける

■ 勇気づける

 ではどうすればこのように勇気をくじかれている子どもを勇気づけることができるかを考えなければなりません。すでに見てきたように罰したり叱ったりすること、またほめることは、自分には能力がない、また(叱った場合は)人々は私の仲間ではないという信念を形成することに荷担することになり望ましくありません。
 困難は克服できない障害ではなく、それに立ち向かい征服する課題です。たしかに忍耐も地道な努力もいるかもしれないが、自分には課題を達成できる能力があるという自信を持つように援助することができれば勇気づけができた、ということができます。どうすればそう思えるように援助できるでしょうか。
 どうすれば、あるいは、どういえば勇気づけになるかは、人によって、あるいは、状況によって違いますから、公式的にこれが勇気づけになるということは不可能ですが、原則的にいえば次のようになります。
 ほめるのとは違って、すなわち、評価するのではなく、喜びを共有すること、自分の気持ちを伝えることは勇気づけになります。当たり前だと思って見逃しがちな行為に対して「ありがとう」とか、「うれしい」とか「助かった」というような言葉をかけることから始めます。

(『 アドラー心理学入門~よりよい人間関係のために~ 』より)


勇気づけの目標は、言葉をかけることで、相手が
1. 自分には能力がある。
2. 人々は私の仲間である。
と、思えること。なのだそうです。

子どもの話を良く聞いたり(共感したり)、楽しく遊んだり、という事も勇気づけだと考える様です。

※「ほめる」と「勇気づける」の違いは、 コチラ

(2007.1.8)


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