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まいど~♪雑談屋 やんやん堂
南国Records♪
南国音楽へのあこがれ
ラテン系と言われるミュージシャンの作るリズムは、ラテン系以外のモンにはマネできない。ホンマ、血液に音楽が流れてる。うらやましい。でもいっぱい聴いてウチのカラダにもラテンのリズムを流しこんでやる~!と思いながら聴いてます。
『McCoy Tyner and the latin All-Stars』
マッコイ・タイナーのピアノの音が輝いております!ジャズを弾いてるマッコイさんもよろしいのですが、ラテンバッキング&ソロを奏でるマッコイさんがすんごい好きなんです。
「Aflo Blue」「Blue Bossa」がオススメ☆もの悲しいメロディが日本人好みなのかも。いろんなミュージシャンが演奏してる曲やしね。
「アフロ・ブルー」は、私にはリズムが3拍子に聞こえたり、6/8拍子に聞こえたりしてトリッキーだ。
素朴で力強いフルートのソロから、ポコポコとパーカッションが入っきて、アフリカンなニオイがしてくる。そしてマッコイの青い海のようなソロが美しい!!!
「Blue Bossa」。これ、テンポ速いのよ。速すぎ。なんで、大人数でこんなスピードでこんなビューティフルに演奏してるねん!って思う。フルートのソロもスゴイのよ。フルートの音だけでなく、吹き口からもれる息づかいやうめくような声が聞こえてきて、ワイルドなんだわ。
あえて一言で表現するなら、サワヤカラテンジャズ!かな。
『AFRO-CUBAN』(ケニー・ドーハム)
ケニー・ドーハムのトランペット好きやなあ。パワフルで、音が幅広~く出てくる感じがする。ああ、もう元気いっぱいケニー・ドーハム全開ですわ。
そして、7曲中の前半4曲に参加していてアフロ・キューバ色を出しまくってるパーカッションがイケてます!ほんま、パーカッション一人加わったらこんな明るい南国ゥ~になるのね~。キューバ出身カルロス・ポテト・ヴァルデスって人がコンガ叩いてるの。名前のポテトが愉快でござる。本名じゃないよな。ドラムのアート・ブレイキーのラテンパターンとからんでアツイ演奏を繰り広げてます。
ホレス・シルバーのチョロチョロっとオイシイ所をさらっていくピアノバッキングも聴きどころ!私は「BASHEER’S DREAM」のトランペットのソロ終わってから4小節だけピアノでフレーズ弾いてるところが大好き。
後半3曲はパーカッション入ってないけど、いい曲ですわ。
7曲目「VENITA’S DANCE」は曲初めから、ラテン系ではなくて重厚でカッコイイ雰囲気の曲。トランペットソロの次のサックスソロが「大人っぽいジャズだ!かっこええ~。」と思う私はまだまだお子ちゃまなんだろう。
ま、そんなお子ちゃまがこのアルバムでイチバン好きなのはノリのいい1曲目「AFRODISIA」なんやけどね。
「カフェミュージックにどうでっか?」(日記に加筆)
数年前から、しゃれた喫茶店=カフェなる店が流行ってるよな。流行ってるというか、ちょっと一服にフツーに使ってる人も結構いるやろう。そういう店って奈良だけか知らんけど、BGMにボサノバ多くない?そしてそれにつられてボサノバのCDも買う人が出てきた。
しかーし、そーゆー人が買うのは大抵当たり触りナイ選曲をしたオムニバスものではないか???
それでもいいけど、せっかく聴くならもうちょいマニアになった方がオモロイで!
良いCDはきっともっとたくさんあるのだ。
そんで、ベタなとこかもしれへんけど、あえてイイと思うCDを。
『Sergio Mendes and Brasil ‘65』
『Sergio Mendes and Brasil ‘66』
コレ、売れたのは『‘66』の方らしいわ。やっぱねぇ、有名ないい曲が入ってるもの。
「マシュケナダ」、「ワンノートサンバ」、「おいしい水」。これはいろんな人がカヴァーしてて、お約束みたいな曲やもんね。ほんでなぜかビートルズの「デイトリッパー」もちょこっとサンバっぽくして演奏してるやろ。
しかし、ヘソ曲がりリスナーな私は『‘65』の方がホンマにオシャレやと思うねんな。
確かに『‘66』は有名な曲もやってるし、ヴォーカルもボサノバのけだるい歌い方する人ではなく、もっと表情豊かにパワフルに歌う人で、聴いててノリもよく、テンション上がるねんけども、「The Jorker」とそん次の曲、そして「Day Tripper」とかあんま好かん。ネチっこいというかシツコイというかクドイというか。他の曲は好きやねんけど。
『‘65』はピアノやギターのキレイな演奏も堪能できるし、サラリとした曲ばかりやってるし、歌が入ってない曲もあって、静かながら変化もつけてあるCDなんやわ。歌アリの曲を歌ってるのはおそらくアストラッド・ジルベルトやったような。これはうろ覚えなんやが。「REZA」とかええねぇ。草原で歌ってるような、ナチュラルでちょっとしめりけのあるような歌声に、シンプルにドラムのリムの音が「カッカッカ」とボサノバパターンを刻む。ちょっとスカスカした感じの弾きすぎないピアノバッキングもいい。曲によっては、サックスやフルートも入ってきて、温かみのあるソロをとる。やかましくないけれども、南国リズムが漂うのである。休みの日にコレ聴きながらゴロゴロすれば、たちまちリゾート気分よ。
これら2枚、どちらにも収録されている曲がある。「One Note Samba」と「Berimbau」。特に対照的で、でもどちらも好きなのが、「Berimbau」。
「‘66」ではそれはそれは熱く演奏している。最後なんかテンポがどんどん上がって速~くなっていくし、サビ部分もちょっと暗めのメロディーやけど、鼻歌にできるくらい印象的に歌ってる。聴いてテンション上がる!
一方「‘65」ではギターとヴォーカルの重厚などんより曇ったような始まり方をする。テンポは速めではあるが、暗い。サビ部分はサックスがソロをとる。あのメロディをサックス一本で吹くと、温かい音なんやけれども、少し哀愁が漂う。歌うのとはぜんぜんちがう。ピアノがクールにソロをとり、またサビがサックス一本で、シンプルなバッキングに乗っかって演奏される。ま、そんな曲なんやけれども。
2つを比べてみると、「同じ曲やのにこんなに雰囲気ちがうもんなんや~。どちらとも、それぞれとっても良くて甲乙つけるとかいう問題ではないなあ」、と感心してしまうのである。
『The Very Best Of The Meters』
ミーターズですがな(のちのちネヴィル・ブラザーズになったそうな)。
ラテン系な音楽ではないのだが、コレ聴くと汗かきそう。R&Bやfunkやらのルーツとも言えるんやろうね。
アルバムジャケットのメンバーの写真もいかにも60、70年代ってカンジよ。浅黒い肌にビーズひっつけた髪やらアフロな人やらヒゲやら・・・。
ファンキーや~!!!
んで、中身ですが。
曲の大元となるメロディをシンプルに弾いているベースと、スネアの手数が細かいのに大きなノリを出してるドラムがバンドの心臓部だ!ちょっとハネたような16ビートとかカッコイイね(ジガブー・モデリステというドラマーなんやけども。ああいうノリがデトロイト風なんだとか)。
そしてそこにからむ、びよ~んとルーズなギターとオルガンがメロディーをつくる。歌が入っている曲も入っていない曲もあるけど、アルバム通して陽気なサウンドがいっぱいだ!聴いてるだけで明るくなるね~♪歌詞がなくてもインストメロディーを口ずさみたくなる。
カラッと晴れたピーカン晴れの日に聴いて踊りたい一枚ですじゃ。
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