司法試験合格プロジェクト れっつのひとりごと

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電車でGO!!~成都へ~






 2月14日(土) - 成都への電車(1) -

 朝五時に起きる。今日は、成都への電車に乗る日。順調に旅は進んでいる。予定よりも何日か早く目的地のチベットにたどり着けるかもしれない。

 朝、あまりにも早かったため、昨日土田に洗ってもらった洗濯物が全然乾いていない。仕方ない。このまま持っていって、電車の中で乾かすしかない。

 5:30に宿を出て、また駅までのタクシーで10元ぼられる。もうちょっとまけさせるようにごねれば良かった・・・。まあ、朝だったしここ(成都帖・・・駅)で離ればなれになるのはかなりやばいから、仕方なかったかな。

 それから、電車の待合室で一時間待っていた。なにか、戦時中の日本を思わせるような光景。そこで、酒と水をかって、電車に乗る。ここから、約46時間(!!)、ずっと電車の中だ。

 電車のベッドは、五人のうち及川だけ別の部屋になった。電車は四人部屋だから仕方がない。四人の方の部屋にロープを張って洗濯物を干した。

 四人で、来るときの関空で買ったピストル型の麻雀をやろうとしたが、断念。さっぱりだめだ。やりにくくって、やる気がなくなってきてしまう。

 それから、みんな寝てしまった。朝、ホテルを出るのが早かったからなあ・・・。サドは途中まで起きてたけど・・・。俺は寝ないでずっと、大してなんてことは無いだろう、中国の電車から見える風景を眺めていた。きれいだったなあ・・・。野放しの川とか、今にも崩れそうな崖とか、一切の計算がない景色。

 かと思うと、街に近づけばゴミの山が、駅の周りに多い。

 中国という国に、いろいろと思いを馳せていた。

 昼ぐらいにはみんな起きてきて、なんかゲームでもしてたんだと思う。ウノがめちゃくちゃホットだった。

 夕方ぐらいにまたみんな寝てしまった。俺は、及川とさしでビールを飲んだ。ビールは途中で止まる駅で、売り子さんが売っているんだけど、だいたい五元(約80円)ぐらいで、めっちゃ安い。ただ、アルコールが3%ぐらいで低いんだけどね・・・。ほんと、飲んだなあ、たくさん(^^)。そのあと「熊猫酒」という、上海の駅で買った酒を飲もうと思ったが、これが臭くて飲めたものではなかった。

 あついお湯が部屋にあったので、それでわろう!!と思って、水が入って売っていたペットボトルに酒とお湯を入れて飲もうとしたら、ペットボトルがとろとろにとけだして、危うく床にこぼれて、部屋中がそのにおいですごいことになるところだった(^^;;;今思い出しても、ぞっとする。

 しばらくしたらみんな起き出して、あれこれ話していたら、夜にもなるし、酒も回ってきたので寝てしまった。

 気がついたら、俺はベッドとベッドの間の床に寝ていた。よく風邪引かなかったなあ・・・。







 2月15日(日) - 成都への電車(2) -

 起きたのが9:30くらい。今日は、とにかく一日中電車の中だ。起きてしばらく、話しながら外の景色を眺めたり、飯食ったり。飯は、カップラーメンかお菓子系。ヤオハンで買い込んでおいたやつだ。中国には、ほんとカップラーメン(方便麺)が多い。駅でも売っていたし、その後何度となくカップラーメンにはお世話になった。

夕方からウノを始めた。サドは、隣の部屋(もともとは及川の部屋)で同室の中国人をコミュニケーションをとっていた。うらやましいなあ・・・。

 夜11時くらいまでウノをしていた。酒は飲まなかった。







 2月16日(月) - 成都(前半)(1) -

 朝六時に起きて荷物を整理して下車。成都に到着してしまった。ここまで来るのがむちゃくちゃ早かったなあ・・・。

 電車を降りて、駅を脱出するまで結構列があって大変だった。駅を出ると、変なバイク(バイクの後ろに二人乗りの席がついている)に客引きされて、どうやら親切そうな公安系のお兄ちゃんとグルになってぼろうとしているらしかったので、(むちゃくちゃ高い値段を言ってきた)とにかく断った。で、地図をかって、それを見ながらバス停に行くと、それは歩いてすぐのところにあった。危ない危ない・・・。

 で、泊まるホテルの「交通飯店」まで、バスに乗る。このとき、俺たちは案内なしでバスに乗るのは初めてだったし、乗り換えも必要だったから、緊張したがまあなんとかなった。

 で、「交通飯店」についた。このホテルは、日本人が多い。空調(暖房)付きの二人部屋と、無しの三人部屋、ふた部屋を取ったが、一泊60元(千円弱)だし、部屋は良いし、あとホテルの周りにはたくさんの旅行社があって、チベットへの旅行の手配にも心配がない。本当に良いところだった。そうそう、朝飯もついてて・・・。

 部屋でちょっと落ち着いてから、飯。韓包子(カンパオズ)という肉まんの店へ。むちゃくちゃうまい!!。結局、成都にいる間に、何度となくこの店にいった。店は、交通飯店から歩いて十分ぐらいのところにある。いやいや、ほんとにうまい。はじめは買い方が分からなくってこまったりしたけど、とにかく肉まんだけで十種類ぐらいあって、というかメニューはそれだけだけど、何度食っても飽きない味だった。また行きたいな~。

 それから、この日は、諸葛亮公明が祀ってある武候祀というところに行った。入り口でお約束の三国志トランプ(笑)。みんな買ってしまったねえ、ほんまに。あとで、どこでも売ってることが分かったんだけど・・・まあ、そこで買うことに意味があったのかな(笑)サド山くんはんなぜか一枚無くなってしまって(それも、趙雲(笑))また買ったかなんかしたんだとおもったけど・・・。

 武候祀の中には、三国志にまつわるいろいろなものが飾ってあった。ストーリーの実際だとか、伝えられた竹の彫ったやつだとか、いろいろ。一番奥には三国志のキャラクターの銅像がたくさん並んでいた。そのなかでも一番奥にあったのは、もちろん諸葛亮公明。中国では、やっぱり公明が一番みたいですねえ・・・。っていうか、日本でもどうだと思うけど。

 そこを出てから、ガイドブックに載ってた薬膳料理のフルコースってやつを食いに行くことになった。で、場所がよくわからなくっていろいろうろうろしてたんだけど、薬局の二階にある店に、なんとかついて、そのコースを頼んだ。

 これが、むちゃくちゃ豪勢ですごかったんだけど、もうきっつい料理だった。蛇とかカエルとか・・・(料理をいちいち説明してくれたが、説明が一切意味が分からなかったので、あくまで推定)あと、四川の辛さに慣れていない俺たちにはむちゃくちゃきつい佃煮とか、ほんまに死ぬかと思った(笑)。

 でもまあ、うまい料理もありました。お茶もおいしかったし。

 それからバスで、5:00頃にはホテルに戻る。酒飲んで、日記書いたりして寝た。A.M.1:00。







 2月17日(火) - 成都(前半)(2) -

 成都にきて二日目。朝八時半ぐらいに起きてうだうだ。十時五分ぐらい前に飯(朝食は十時までに食べないと無しになってしまう)。はじめてのホテルの朝食。AセットとBセットと中華というのがあって、中華以外はあまりうまくない。まあ、中華でも食えるな、という程度だったけど・・・。まあ、サービスだし、仕方ないか。

 そのあと、同じホテルに泊まってる日本人の女の子が部屋にきて、一時間ぐらいいろいろ話をしていた。結構俺たちは贅沢な旅行をしているらしい・・・。まあ、それぐらいの方が腹も立たなくていいかなっておもうんだけどねえ、おれは。

 十二時にホテルを出て、遊園地へ行った(笑)。なんで成都で遊園地かなあ・・・。それも、野郎だけで・・・。

 ちょっと遠回りしてしまったけど、遊園地に無事到着。まず観覧車。おれはサドと一緒に乗ったけど、これがスリル満点(笑)。ちょと動けば「ギーギーギーギー」となる(笑)。大して高くもないのになあ・・・。こんなところで死んでも、軽く日本ではニュースになるだけだろうなあ・・・。何故日本人男性が五人で成都で動物園??とか、かかれたらいややなあ、とか思いながら・・・(笑)。無事で良かった。

 で、そのあと、土田、サド、及川がジェットコースターに。俺と龍司はウォータースライダーに乗った。

 サドと龍司と及川がパンチのゲーム。訳のわからん景品でお茶をにごされた。

 さて、その日の昼飯のとき大変な事件が起こってしまったのである。

 俺たちは、その動物園を出てから、「陳麻婆豆腐」(麻婆豆腐の本家本元)にあっさりタクで行こうと思っていた。俺と及川とさど、別の車に龍司と土田が乗っていた。

 すでに一回上海でタクシーで失敗してるのに・・・・。また、やってしまった。

 中国では、タクシーほど信用の出来ないものはないと思う。で、確かにそうなのだが、まあこの日は運が悪かったとしか言いようがない。

 俺たちが乗ったタクシーは、運ちゃんもそれほど悪そうなやつじゃないし、まあ、大丈夫やろう、と思っていた。しかし、地図を見ていて、確実に違うところに向かっている。なんでやねん!俺は、おいおい違うじゃないか、みたいなことを日本語でちょっと強めに言ってみた。そしたら、上を指してるから、みてみたら一方通行の標識。あ、なるほど。一方通行だからくるっと遠回りしてたのかな・・・、と納得してしまったのがまずかった。

 で、ついたところは「陳麻婆豆腐」だから、よし、と思って待っていた。しかし、二十分くらい待っても別の車の奴らがこない。う~ん、どうしたんだ・・・。俺は、心配になって、地図を見て道を見てみたら、全然違う場所じゃないか、ここは!!!

 う~ん、これは仕方ない・・・。俺たちは、たぶん運ちゃんは「陳麻婆豆腐」はあっちこっちにあるから、ちょっと遠い「陳麻婆豆腐」まで連れてこられて、高い金をとられてしまったんだな・・・っておもって、むかついてしまった。及川がむちゃくちゃきれてて、おれもほんまに止まってる車に蹴りを入れたくなるほどむかついた。

 で、もうタクシーに乗るのはばからしいから、歩いてそのもと行くはずだった場所に行くことになった。で、なんとかそこについたらどうも、近くの人に尋ねてみても、なんか反応がおかしい。ふつうなら、指さしてくれたり、連れていったくれたりするはずなのに、なにか言葉をいってくるのだ。指を指す方向もひとによってまちまちだし・・・。どういうことなんだ??

 で、筆談とかいろいろしたあげく、どうやら、移転してしまった後だったらしい。それも、一月前に・・・。そりゃあ、ガイドブックにも地図にものってるわ。

 タクの運ちゃんは、それを知っていて、あっちの方の店に連れていってくれたのだったのだ・・・。

 で、そしたら、待っていてもこなかったあいつらは??

 俺たちは別れた二人を捜すために、また元の場所の「陳麻婆豆腐」まで戻った。今度はバスで。

 で、また「陳麻婆豆腐」の前で一時間ぐらいかな、待っていた。で、待ってもこないから、ホテルに電話を入れてみたら、奴らはもうホテルに戻っていた(笑)それも、飯も食った後で・・・(笑)まあ、仕方ないか。

 俺たちは、「陳麻婆豆腐」で、マーボーを食った。う~ん、本場のあじやねえ。というか、めちゃくちゃ辛い(笑)

 四川の辛さは、とにかく辛子(ラー)と山椒(マー)のダブルパンチだからきつい。日本のマーボーよりかなり辛いやつの上に、トッピングとして山椒が山のように乗っている。

 あと、ホイコーローと、八宝菜。みんなおいしかった。

 最後に、もうちょっと食べたいな、とか言ってたら、店員のお姉ちゃんがこれはいかがですか、みたいなかんじで進めてくるから、じゃあそれ一つって、頼んだら、これはいまいちだった。小さな揚げパンの上に豆腐が乗っていて、それに練乳をつけて食べるのである。まあ、日本人好みじゃないかなって勧めてくれたのかな・・・。18元は高かった。

 宿に帰ってきてから、みんなでまた街に出て、ガイドブックに載ってる店で担々メンを食べよう、って探しに行ったら、どうやら無いらしかった。これまた。で、仕方がないのでパンを買って宿に帰った。おれは、パンはもういやだったので買わなかったけど。

 部屋に帰ってから、テレビを見て寝た。時間は、よく分からない。

 今日はバスの中で老人と話したり、道を尋ねるときとか、なんかいか現地の人と話すことが出来た。あと、写真を現像に出そうとおもっていつ出来るか聞いたときも。

 そうそう、結構たくさん写真をとって、で現像するところもあった。コダックとコニカ。で、その日のうちに出来るんだからすごいな・・・。

 そうそう、この日は朝、宿を出る前に、宿の前の旅行会社でチベットの飛行機を手配した。あさっての朝には、もうチベット。あっと言うまやなあ・・・。

 ここまで、順調すぎるほど順調である。







2月18日(水) - 成都(前半)(3) -

 九時前に起きてホテルをうろうろ。サドが起きていた。たばこを吸ったり顔を洗ったりして。9:40位までみんなが起きるのをまって食堂へ。食い終わって少し休んだら外へ。

 今日は自転車で動くのも良いな、って思ったらディポジットが400元も必要だと言われて、やめた。高すぎる。

 バスで望江楼へ。女の詩人が祀られてるところらしいけど、いまいちよくわからん。景色が良かったし、建物もきれいだった。ただ、五階建てぐらいの塔みたいなのに入ってたら、昼飯時で入り口を南京錠でそとから閉められてしまったのにはびっくりした(笑)助けを呼んでもだれもきてくれないし、仕方ないので塔の二階部分から飛び降りた。まったく、困ったもんだ(笑)お昼の休憩に行くのはいいけど、なかに人がいないことを確認しろっちゅうの。

 昼飯も、その望江楼の中の飯やさんでくった。まあ結構くったけど、6元ぐらい。まあまあだったかな。ただ、一つだけむちゃくちゃまずいのがあった。それは、餅米の上に甘く煮た豚肉が乗ってる料理。砂糖がべたべたについている。ほんまにまずい(笑)

 それから、35路のバスで杜甫草堂へ。杜甫がすごいのは分かるけど、いまいち感動しなかった。めちゃくちゃ広かったので、写真を結構たくさん撮って、一応押さえたって感じ。

 で、それから部屋に帰ってきて、みんなだらだらしてたから、おれは、床屋に行ってしまった。で、みんなは写真を頼みに行った。一巻約28元、安い。(同時プリント即日仕上がり)

 で、あと俺が行った床屋が15元(笑)、二百五十円也(笑)結構手早くやってくれて、きちんとなった。でも、いろいろ要求があったらつらかっただろうな、髪型の。分かりやすい髪型だったから説明しなくて良かったので助かった。

 で、部屋に帰ってきてからちょっとして、写真を取りに行った。たしか、二時間ぐらいでできあがるんじゃなかったかな。ついでにビールも買ってきた。一本三元で二本。

 できあがった写真を見てみたら、サドの写真が全部だめだったらしい。残念だった。カメラがおかしかったみたいだ。

 そのあとは、風呂に入って寝ただけ。

 ------- 明日は、五時起きでラサへ。とうとう、最終目的地チベットだ。写真を撮りまくるぞ。そして、心に刻みつけるぞ。まあ、行ってみてそれが本当にすばらしいのか確かめてみよう。

 そうそう、大事なことを書き忘れていた。

 杜甫草堂から帰ってきて、交通飯店のまえの露店で串に刺さっていて焼いてた肉を一本買った。あと、麺を食った。この麺がなに麺だかはよくわからないんだけど、とにかく辛かった(笑)うどんみたいな麺を、たれと辛子と山椒とほかの調味料を入れたどんぶりに入れるんだけど、もうむちゃくちゃ辛い辛い(笑)その、めんを作ってる女の子がまだ高校生ぐらいのとしの子で、いろいろこれはラーだとかマーだとか説明しながら入れてくれるんだけど、そんなに入れるんか~!!って位どばどばと・・・。

 串は一本1.5元、麺が3.5元。もう、むちゃくちゃ辛かった。俺の食った麺がもうしゃれになってなくて、胃の中がヒコヒコ言っているのが分かるぐらいであった。まあ、これも四川でしか味わえないと思えば、貴重な体験だったのだろうが・・・。

 みんな、このお姉ちゃんとかまわりの人たちと午後のひとときを楽しむことが出来て、喜んでいた。写真もとってもらったし、店員もこんな変な外人が珍しかったみたいで、楽しんでいたみたいだった。








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