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司法試験合格プロジェクト れっつのひとりごと
武漢~上海、そして日本へ...
3月6日(金) - 武漢から上海へバスの旅(1) -
今日は、5:30ぐらいに目が覚めて、少しねっころがっていたら、ベルの音(停泊するときの音)がして、アナウンスで「ウーハン(武漢)」という声が聞こえた。トイレに立つと、客室係のお姉ちゃんが起こしに来た。忘れ物がないように注意しながら、いろいろ準備をしているうちに武漢に着いた。早速、タクシーの客引きがよってくる。部屋にまで入ってくる。最悪だ。こっちは部屋の片づけをしているのに・・・。
最後に、客室係のお姉ちゃんと一緒に写真を撮って、船を下りた。(俺は撮影係)
外に出ても客引きがいる。がばがば。タクシーだけど。みんなむかついていた。別に、そんなにおこらんでもいいのになあ・・・。朝で、まだ暗かったので、とりあえずしばらくその船着場の近くで待っていた。周りの店が開くかなあ・・・。
俺たちは、この日、とにかく早く上海へ行く交通手段を探すことになっていた。帰りの飛行機の時間まで、そんなに十分な余裕は無い。
といっても、選べるのは、船、電車、飛行機、バスの四つ。いろいろ、周りを探してみたら、船の待合室みたいな場所があったので、そこで船の料金を聞いてみて、三泊四日かかるし、165元なのでやめ。火車(電車)は、今日の分がないので×。最後の手段だと思ってバスターミナルへ行ったら、211元だったので、それに決めた。結構、安くて早くつきそうな感じだ。
で、俺たちはそこのターミナルでチケットを買って、止まっている上海行きのバスに乗って待っていた。しかし、出発予定が12:00のはずなのに、時間になってもいっこうに出発する気配がない。ほかの客も乗ってこないし・・・。どういうことだ??
どうやら、俺たちは、間違って15:30発のバスに乗って待っていたのだ。ふつう、そんな前から待ってるもんなのか??朝一でとまってたやんけ・・・。と思っても、もう仕方なく、結局それに乗っていくしかなく、朝の八時から待っていたので、出発までですでに十時間近くバスで座っていたので、出発のときにはもう、体中が痛くなってしまっていた。たしかに、ずっとガラガラやなあとは思っていたが・・・。
待っている間、俺は日記を書いたりしてたんだけど、バスの前の席の中国人の兄ちゃんが俺の日記を身を乗り出して興味深そうに見ていた。
15:30に出発したが、すぐに故障でストップ。約一時間半の停車。そして、それから出発したらすぐに寝てしまった。
次に起きたのが、19:30。どこかの訳のわからん山道みたいなところで、みんな男も女も道ばたで用を済ませていた。で、あっさり出発。
21:30ぐらいに飯を食う場所に。一応、あれはドライブインのつもりだったのだろうか??食堂(高め)が一つと、ものの少ない売店が一つ。みんな、カップラーメンを食った。俺は、買っておいたビスケットで間に合わせた。腹の調子が少々悪い。で、すぐに出発。そこを出たら朝まで起きなかった。
この武漢 -> 上海の長距離バスは、今までの中国旅行の中で最大の難所だった。やはり、安いものは悪いものだ。分かりやすい。バスの車内は、普通のマイクロバスのシートが縦に長くなっていて、そこに毛布がおいてある。待っている間はずっと二つの席に一人で待っていたのだが、上海行きで混んでいたので、途中でひとり一席につめさせられた。もう、むちゃくちゃ狭い。気をつけをしても、ちょっとはみ出てしまいそうな狭さである。それが、通路を挟んで両側に二席ずつあるのだ。とにかく、きつい。
おれは、窓側だったので、寝たときにはみ出すこともないが、通路側だった及川とサドは足が通路に飛び出してしまって寒そうだし、きつそうだった。
二段ベッドが並んでいるのだが、俺たちは下の席に寝ていると、上からソーセージのむいたのやら、梨の皮とか、たばこの灰なんかがベッドの隙間からぼろぼろ、当然のように落ちてくる。中国滞在二十日を越えたいまだから、「まじかよ!」と苦笑いして、上に軽く文句を言う程度で我慢できるが、旅のはじめの方だったらもう死んだ方がいい、と思ったに違いない。バスの中で、お漏らしをした子供もいた。揺れは当然ものすごかったし。
停車場のトイレも最上級の汚さだった。しきいがない。水なんか流れるはずがない。おばんの踏ん張る「んっ、」という声が、隣の女子トイレから聞こえてきたのは純粋な驚きだった。
3月7日(土) - 武漢から上海へバスの旅(2) -
今日は、バスの中で7:30ぐらいに起きる。街を眺めると、「南京市」の看板が目に入った。そうか、もう南京だ!!道もそろそろましになるに違いない!!期待通り、道は少しずつましになっているような気がする。また少し寝ていると、9:30ぐらいに、飯を食う場所へ。ここで、きちんとみんなで飯を食った。まあまあうまかった。
それから、またしばらく寝て、天錫、常熟、と過ぎる。しばらくすると、「トウラー」と言われた。これは、長江下りのねえちゃんにも言われたことで、目的地に着いた(到了)ということ。
降りないといけないんだな、ということは分かったけど、ここはいったいどこなんだ?なぜ、こんな何にもないところに・・・??上海といえば、どこを見ても高い高いビルの群じゃなかったのか??なんで、こんなところにおろされたんだか、全然わからん・・・。
売店が近くにあったのできいてみると、ここはどうやら「月浦新村」というところで、とりあえずバスに乗って乗り換えて、上海市内にはいるんだとか。なんでこんなところに降ろされたのか、確かめる手段もないまま、とりあえずバスとタクで浦江飯店へ。
浦江飯店で、チェックインしてから、部屋で休む。いやあ、何日ぶりかのまともホテル。白いシーツ、きれいな枕、熱いお湯。とりあえず、ベッドにねっころがって、その気持ちよさを確かめた。う~ん、気持ちいい!!一泊77元(約1200円)、二泊分払ったら、お金がなくなってしまった。上海のなかでは安いと言えども、この旅の中ではやっぱり高い宿である。
少し落ち着いてから、飯を食いに行った。フロントで飯の食える場所を聞いて、そこまで歩く。近かった。しかし、ネオンの激しい通りに並ぶきれいな店はいかにも高そう。300元とか400元とか言う文字が目に飛び込んでくる。ここじゃ駄目だ。とりあえず、メインの道からは少しはずれた道へ。そこで、麺の安い店があったので、そこで食った。麺と玉子焼き。全然辛さがなくて、あまりうまくない。一応安心できる味だけど。そう、ここは上海。辛い料理はもうないんだ。
それから、青島ビール3.6元(二本)、を買って宿へ帰ってきて、その後ちょっとバンドの方まで。きれいな夜景だ。のど飴12.8元買って、帰ってきた。そうそう、毛沢東のライター17元、怪獣ライター20元、人魚ライター20元。くだらん買い物をした。
帰ってきたら及川とサドがビールを飲んでいて、少し話して寝た。12:00ぐらい。
3月8日(月) - 最後の上海(1) -
今日は、天気が悪いので買い物。9:00ぐらいに起きて、みんなが起き出すのをまって外へ。12:00前ぐらい。
まず、上海友誼商店で両替。ここは、いわゆる海外旅行者向けのデパートのようなところだ。そのあと、ケンタッキーに行って朝食を食った。20元。そのあと、友誼商店へ行って、いろいろ見て回った。2:00~3:00。やっぱり、この店は高いなあ・・・。今まで手に入れたものの値段を見てみたら、だいたい三倍ぐらいの値段で売られていた。まあ、仕方ないか、この店は。
そのあと、預園商場というところに行った。ここは上海の市場みたいなところで、たくさんの小さい店やら大きい店、お土産屋、日用品、いろいろあって、中国人、日本人、西洋人、いろいろな人が買い物に来ていた。
ここもたくさんいろいろなものが売っていて、いいんだけど、ちょっとあまり安くはない。みてたら、遅くなってしまい、周りの小さな店が閉まっていた。こういう感じの店が安いんだろうなあ・・・。残念。
明日は、もう少し安い店をみて回りたいと思った。
宿に帰ってきてから、土田が小さな麻雀パイを買っていたので、それで盛り上がった。少し負けたけど、それはうまかった青島ビールのせいだということにしておこう。久しぶりに、安心して、こころゆくまで麻雀をした。まあ、土田だけものたりなかったみたいだったけど。寝たのは、2:00ぐらいかな。
そう、小雨がずっと降っていた。
中国に入ったときの上海は、むっちゃ暑くて、天気も良かった。でも、今回の上海は、なぜか天気が悪いし、寒い。こういう気候なのかもしれないが、どうも違和感を感じて仕方なかった。季節は春にむかってるはずなのになあ・・・。
3月9日(火) - 最後の上海(2) -
今日は、昨日よりひどい雨。また、観光をやめて、買い物をすることにした。まず、バンドの近くの中山路一段のあたりの中華料理店で飯を食った。普通の飯と、小龍包(焼き)と、鶏肉の唐揚げ。ちょっと食い過ぎた。まあ、それでも11.5元(200円)。
そのあと、南京東路まで一回戻ってから、それぞれバラバラに行動することになった。
よし、今日は麻雀パイを探すぞ!!おれは、そこからずっと北へ。なにか、電気街みたいなところに入り込んでしまった。電気の部品だとかパソコンショップだとかが並んでいる。う~ん、パソコンショップ以外は全然おもしろくない。パソコンショップを見てみると、お~、あったあった、WINDOWS。お~、全部漢字だ(笑)。
そこを一時間ぐらいずっと歩いていると、急に腹が痛くなってきた。トイレはないし、紙は売ってないし、本当に困った。苦しんで歩いていたら、工事現場のトイレがあったのでそこでした。なんか、今までにないきれいさだった。普通、工事現場のトイレってそんなにきれいか??まあ、いいや。
そこから南へ、ずっと何もないところを歩いていたら、いつの間にか預園についた。そこで石の灰皿とはんこを買った。それから、預園の中のモスで一息。うまい。それから、またちょっとうろうろして、土田が麻雀パイ買ったところで、真っ白のでかいパイのを100元、点棒20元で買った。それしかなかったから、仕方ない。本当は、きらきらした透明の部分があるパイを買いたかったんだけどなあ・・・。
そのあと、マクドで待ち合わせだったから、南京東路で探したんだけど、ないんだよなあ、これが。いくら地図どおりに行っても、どうしてもマクドにたどり着けない。これは、なにかおかしいんじゃないのか??
結局、その周りを二往復ぐらいしてから、友誼商店へ行ってめっちゃきれいなお姉さんに道を教えてもらって、で、かつ、なんだか知らないけど日本語のしゃべれるお兄さんに道を教えてもらって、なんとかそこにたどり着くことができた。そうそう、このお兄さんは、ずっと前にサドと一緒にバンドについてみんなを待っているときに声をかけられて人と同じ人だった。びっくりしたよ~(笑)。いい人なのか、怪しい人なのかは分からないけど、きっと日本人を見つけたら話しかけてるんだろうな、たぶん。かなりあやしい。
で、そうそう、マクド。これは、南京東路が工事していて、もう道の回り全体が工事現場になってしまっているのだ。だから、道があったところではなく、どう見ても行き止まりに見えてしまったのだ。
その、工事現場をずっと迂回して、また南京東路の延長上に行くと、また南京東路があって、そこにいけたら、すぐにあった、マクド。約束の時間に50分おくれて、5:50にマクドへ。龍司が来てなかった。土田とサドは3:00からずっと待っていたそうだ。
そこから、宿へ直で帰る。フロントで龍司が待っていた。それから麻雀。これがすごかった。おれがいつになくついてて、上がりまくって、最終的に+100以上。う~ん、こんなひもあっていいのさ。ウソのようにつもりまくった。
寝たのは、次の日の朝6:00。
3月10日(水) - 最後の上海(3) -
今日は、朝6:00まで麻雀。起きたのが10:00、龍司がテレビをつけていたので起きた。起きて、少しして外へ。この日は、サドと龍司と俺の三人で行動した。まず、ケンタッキーで飯。あまりうまいものじゃない。それから遊覧船へ。55元。三時間ぐらい乗っていたが、いまいちだったなあ。港に泊まっている船の間をずっと通って、長江との合流地点に行っただけ。軍艦や潜水艦が、一般の船に紛れているのはびっくりした。
船のなかで、日本人の親父にあった。なにか、事業に失敗して、とりあえず整理してから旅行に来たとか言っていた。
それから、船を下りたのがP.M.5:00だったので、すぐ対岸にわたって、タワー(東方明珠)へのぼった。真下から見上げたときの迫力がすごかったなあ。上からの景色は天気がいまいちだったから、そこそこだったけど、でも、のぼって記念になった。40元。
それから、一回ホテルに帰ってきてから、フロントでカニを食べられる場所を聞いて、上海大厦(しゃんはいたいか)へ行って、カニとエビを食った。上海に来たら、カニでしょう、上海ガニ!って思ったけど、シーズンオフに無理矢理金たたいて食うもんじゃないね、カニなんか。エビは、結構うまかった。なにも上海でくわんでも・・という気はしたけどね。
まあ、いいもの食ったってかんじで良いんじゃないでしょうか。230元。
それから、帰ってきて麻雀。もう、このメンツでやるのもそうはないだろうからなあ。大学四年間、よくやったなあ・・・麻雀。とか考えながら、十分すぎるほどやりまくった。及川がばりばりやる気で、負けていたので、ずっと続けて、6:30ぐらいまでやっていた。
・・・してまった。あ~、明日の12:00までにはチェックアウトして、空港の近くのホテルに泊まらないといけないのに・・・。
3月11日(木) - 最後の上海(4) -
今日は、俺が目を覚ましたときが11:45。今日、チェックアウトは無理だな・・・。仕方なく、もう少し寝ていた。
2:00ぐらいにみんな目を覚まして、今日は一日自由行動にすることになった。空港へは明日の朝早く起きて行くことに。それでもなんとか間に合うという話を及川がフロントに聞いてきた。
そのあと、龍司と一緒に南京東路を見に行くことに。ほかのやつは預園へ。まず、マクドで飯、20元。それから、その近くの食器屋で湯飲みを買う。8元×3ぐらい。安い。段ボールに包んでもらった。それから、近くの食い物やさんで、バイト先のお土産とお茶を買った。全部で80元ぐらい。
その後、龍司が親父へのお土産にキーケースを買う、というので、デパートを歩く。でも、あまり良いのがない。で、いろいろ回っていると、いきなり俺の前を通りがかった、俺たちよりちょっと年上の中国人の男の人が話しかけてきた。
初めは龍司があやしがっていたが、俺がずっと話していたので、龍司も話しだした。
はなしを聞いていると、この人は日系の企業に就職するとか、バイトでガイドをするとか、とにかく何か日本語を勉強してそれで金を稼ごうと考えている人だとか。本当に、日本語がうまかった。
はっきり言って、上海で日本語の上手な中国人ほど危ないものはない。女がらみだったり、ぼったくりだったり、とにかくお金の余裕がない人は冒険しないことだ。しかし、そういうのはたいてい路上で話しかけられた場合なので、俺たちみたいにデパートで、というのはきっと普通の人だったに違いない・・・(??)本当は、いまだにどうだか分からないんだけどね・・・。
でも、現地のある程度常識のある人に話を聞けただけでもうれしかった。中国人の暮らしとか、給料だとか、あと夜の世界の事情だとか・・・(笑)。結構、いろいろなことを知っていて、勉強になった。
その中国人に案内してもらって、伊都金というブランドショップの集まったデパートみたいなところに行った。で、それから、お茶の商店に連れていってもらって、中国の本当の最高級のお茶を買った。これは、本当にうまかった~。これは、本当に嬉しかった。おばあちゃんと家に良いお土産が買えた。うん。
その後、伊勢丹に行った。
途中、タクシーに乗っていったんだけど、現地の人がいると、ほんとうに心強い。実に。100%ぼられることがないからな~。
伊勢丹でも龍司はキーケースを選んでいた。で、700元(一万一千円ぐらい)のキーケースを龍司が買おうかどうしようか迷っていたのだが、それを見てその中国人は、
「そんなものに700元なんて、信じられない!!お父さんへの中国のお土産なら、中国っぽい方が絶対いいです。ぜひ、私の知ってる山水画の先生のところに行って、絵を見てみてください!」
と、もう見てられん!!って感じで言うので、まあ、ちょっと怪しいな、と思いながら、行ってみるか、といって、そこに行くことになった。
その先生の家は、上海市内のマンションの一室。マンションの入り口に、「國書」(ちょっと違うけど・・・)みたいな字で、このマンションには、先生が住んでいるよ、という雰囲気が感じられる。
先生の部屋は、四階ぐらいのところにあって、階段から部屋から、きれいな絵がたくさん並べてあった。先生は芸術家らしく、人が良いけど頑固な感じで、どこか抜けたところのある人のようだ。いろいろな絵を見せてもらった。
部屋には、骨董品的価値のある家具が並んでいる、という話だった。娘か孫かが留学してるとかなんとか、という話も聞いた。この椅子は、文化大革命の時に削られた・・・なんていう話もしていたなぁ。
結構長い時間絵をみていて、結局龍司はシンガポールかどっかの元首が買っていった、とかいう絵にとても似ているやつ、俺はでかいカラフルなやつを買った。龍司が約1,000元、俺が600元。良い買い物ができた。すごく気に入ったし。
そうそう、この日、本当は写真を取りに行かないといけなくって、この絵を買ったとき、もう夜中だったし、次の日は朝六時ぐらいにはもうここを離れてないといけないので、結局その中国人に届けてもらうことにした。あ~、申し訳ない・・・。でも、100元渡しておいたし、余裕だろう。
(後日、この写真は送られてきたが、余ったお金は入れてくれる、という話だったのに、入れてくれなかった・・・。まあ、ガイド料だと思えば、安いもんだ。)
良い買い物もできたし、良い体験もできた。上海の人が実際に住む場所に入っていけたし。なかなか出来ない体験だった。それから飯を食いに行った。龍司もこの日の出来事には満足していた。
帰ってきて、ビールを飲みながら、サドとこの旅行のこととかほかのいろいろなことをだらだらとしゃべっていた。サドは、本当に酔っていたなあ・・・。いつの間にか朝、みんなが起きる時間になっていた。A.M.5:30。
3月12日(金) - 帰国 ~日本へ~ -
とうとう、日本へ帰る日になった。まず、和平飯店の前のバス停へ。探してるバスがない。和平飯店のフロントに空港への行き方を聞くと、シャトルバスに乗れという。来たバスに乗り込むと、しばらく出発せず、降りろと言われた。かなりむかついたが、まあ、そううまくは行かないものだ。仕方なくタクで。100元。完全にぼられた。二手に分かれて、俺が乗っていない方のタクは50元だったのに・・・。
空港の前で、50才ぐらいの親父が、中国で20前後の嫁さんを見つけたといって、喜んでいた。あほ。思わず口が滑って、「良い夢見たと思って、あきらめてください」といってしまった。か~(笑)
空港で手続きをする。何もかも高い。たばこ、2カートンで240元、といわれたときには、ぼられるのかと思って「えっ!!」と叫んでしまった・・・、恥ずかしかった。1カートン120元=約1,800円。やすいやん。完全に中国の金銭感覚になっている。そばが55元、あほかっ!!と思ってしまった。
飛行機は順調に飛んでいた。でも、どうやら俺は飛行機がむちゃくちゃ苦手らしい。手に脂汗がじっとりなってしまう。でも、せっかく海外旅行の楽しさを覚えたんだから、そんなのは注射だと思って、我慢しよう。
日本に着いた。飛行機の窓から見える日本。何もかもが小さく見える。と同時に、外人が日本を複雑で変化に富んでいる、と思うのも良く分かる気がした。よくこんな小さなところにこんなにたくさんのものを詰め込んだものだ・・・。
飛行機を降りて、外に出た。心なしか殺風景だ。この一ヶ月、こんなに人の少ないところにいたのはないのではないか、という気までする。
この一ヶ月、何を思い出しても楽しい思い出が詰まっている。中国へ行って良かった、このなかまで行って良かった。今は素直にそう思える。そして、なにより、無事で良かった・・・。自分自身も、得るものがたくさんあった旅行だったと思う。
また中国へ行きたいか、といわれると、??という感じもするが、きっとこの旅行が懐かしいと思うときが来ると思った。
そして、またたくさんの国へ旅立つ機会を作りたいと思っっている。
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