1963年、ケンタッキーに生まれ、フロリダで育った。音楽に傾倒し、ロック・バンド“キッズ”に参加したが、ロサンゼルスに移ってバンドが解散したため俳優に転じた。その後すぐに「エルム街の悪夢」(84)でスクリーン・デビューし、ジョン・ウォーターズ監督の「クライ・ベイビー」(90)で主役を獲得。メアリー・スチュアート・マスターソンと共演した風変わりなラブ・ストーリー「妹の恋人」(93)ではゴールデン・グローブ賞にノミネート。「ドンファン」(95)ではマーロン・ブランドと共演した。ティム・バートン監督とのコラボレーションでも知られ、「シザーハンズ」(90)、「エド・ウッド」(94)、「スリーピー・ホロウ」(99)の3本に出演。前者2作ではゴールデン・グローブ主演男優賞にノミネートされている。ほかに、エミール・クストリッツァの「アリゾナ・ドリーム」(92)、ラッセ・ハルストレムの「ギルバート・グレイプ」(95)、ジョン・バダムの「ニック・オブ・タイム」(95)、ジム・ジャームッシュの「デッドマン」(95)、アル・パチーノと共演した「フェイク」(97)、テリー・ギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」(98)、「ノイズ」(99)、ロマン・ポランスキーの「ナインスゲート」(99)、ハルストレムと再び組んだ「ショコラ」(00)、サリー・ポッターの「耳に残るは君の歌声」(00)、ジュリアン・シュナーベル監督の「夜になるまえに」(00)、「ブロウ」(01)などがある。最新作は、ロバート・ロドリゲス監督の“Once Upon A Time In Mexico”。また97年には、グレゴリー・マクドナルドの小説を映画化した「ブレイブ」で監督デビューを果たしている。