さすらいのダイバー しもちゃん旅行記

沖縄リベンジ! 久米島編2

沖縄リベンジ! 久米島編2

 期間:~10月25日(木)~ (2日目)          ピーカン晴れの久米島♪

 今日もいい天気だぁ!

 高里マリンスポーツクラブ


 朝飯を食べて終わって1本目の準備をしていると、ガイドの大森さんがやって来て
 「透明度の良い1本目のうちに、海中鍾乳洞に行きましょう。」と言った。
 海中鍾乳洞は、私が久米島に興味を持ったきっかけのひとつ。久米島の南側にあるので
 南風が吹く日はなかなか潜れないらしいのだが、今日は北風なので潜れるとの事。
 早くも念願がかなってラッキー! でも、洞窟ダイブなんて初めてだから、無事に
 帰ってこれるかな?と、ちょっと心配。

 出港してすぐにポイントに到着。今日は透明度もバツグンに抜けてる。希望者は私だけ。
 (他の客は別のポイントへ。)
 私1人にガイドが2人も付いてくれた。(その理由は、後でわかるのだが。)
 さっそくエントリー。一気に鍾乳洞の入り口まで潜行して、ウエイトを外して置いた。
 ウエイトがあると体が沈んでしまい、堆積物を巻き上げて視界が悪くなってしまうので、
 それを予防するためである。

 入り口はちょっと狭い。背中のタンクが引っかかって、入るのにちょっとひと苦労。
 でも、中に入ると少し広くなった。水中ライトを照らして進んでいくと、また狭くなったり、
 はたまた二股に分かれていたりと、探検隊になった気分になってくる。←浮かれすぎ?

 そのうち、かなり広いホールに到着した。鍾乳洞自体はまだ数百メートルも続くのだが、
 普通のダイバーはここまで。生物はほとんど見られず、静寂な暗闇が広がっている。
 ホールをぐるっと回ると、石柱や石筍を発見。それは、遙か遠い昔にここが陸上であった
 事を証明している。壮大な古代のロマンを、感じるとる事ができるのである。う~む。

海中鍾乳洞に入っていく・・・。でっかいつらら石新種のカニを発見!!


 引き返す途中でガイドが、水中ライトをくるくる回している。近づいてライトの先を注意して
 見ると、足が細長い変わった形のカニがいた。後から聞いたのだが、あれは新種のカニで
 名前がまだ無く、ガイドも生きて動いている姿を見たのは、初めてだったそうだ。
 そんな貴重な生物を、ここに初めて潜って見ることが出来たなんて、すんごいラッキー!!

 他にもいないかと、下を向いて探して泳いでいたら、横道にそれてしまい、気がついたら
 行き止まりに。もう1人のガイドが、後ろで待機していたので迷わなかったが、もし
 自分1人だけだと、迷って出て来れなかったかもしれない。やばいやばい。
 あわてて元の道に戻り、ようやく出口の光が見えてきた。入るときと同じように、
 タンクを引っかけながら鍾乳洞の外に出てきた。

 深いところに潜ると水圧の影響を受けてしまうので、水面に上がる前に「減圧停止」を
 行わなければならない。船から延びるガイドロープにつかまって、じっとしているだけ~。
 ダイブコンピュータを確認すると「減圧停止30分」の表示。しかし、空気ゲージに目を
 やると残りの空気はわずかで、とても30分も潜っていられそうにない。
 「空気が無いよ~♪」とガイドに手振りで残圧を伝えると、上から予備タンクが降りてきた。
 その空気を吸いながら、じっと30分間、のんびりゆったり海と同化していたのでした。

 ようやく港に戻ってきた。午前2本・午後2本の1日4本潜る人達は、少し休んでまた出港。
 私はのんびり島を歩いてみたかったので、午前1本・午後1本の1日2本と決めていた。
 宿に戻ってきた私は、昼ご飯まで時間があるので、イーフビーチを一人で散歩してみた。
 この時期でも、まだ暑い太陽が照りつけている真っ白な砂浜には、だ~れもいない。
 この広いビーチを一人じめっ!!! もう最高だね。

イーフビーチを独り占めっ!宿のすぐそばには、さとうきび畑。沖縄の食材がそろう、毎日通ったAコープ。


 午後、2本目のダイブから帰ってきた私は、夕食までの時間にまた散歩に出た。
 宿から歩いて、広いさとうきび畑を抜けて、村のメインストリートへやってきた。
 (現在は、合併して久米島町になっているけど、このころはまだ村だった。)
 久米島は離島だが、人口も多く店も多いため買い物にはまったく不便はない。
 私が旅に出たときには、その土地の食料品店やコンビニに行くことにしている。
 その土地ならではの商品を見つけるのが、たまらなく楽しいのである。
 歩いているとAコープがあったので入ってみると、沖縄らしい食材がいっぱい。
 なかでも珍しいのは「やぎミルク」、値段はちょっと高めだが、さっぱりしておいしかった。

 さらに歩くと床屋があった。ちょうど髪の毛がじゃまなので切ってもらうことにした。
 小さい店内には、床屋用のイスが一つ。先客が散髪の真っ最中で、他にもう一人
 待っている人がいたが、時間があるので、新聞を見ながらのんびり待っていた。
 床屋のおじさんは、沖縄の人特有の彫りの深い顔立ちで見た目はちょっと恐いが
 話すと気さくな人で、いろいろ話をしているうちに散髪はあっという間に終了。
 壁には「調髪¥2000、ひげ剃り¥1000」と書かれていたので、両方やったら
 ¥3000円なんだろうなぁと思っていたら、¥2000円で済んでしまった。安~い!

 毎晩恒例のログ付けの後、一緒に潜った常連さんが明日で帰ってしまうという事で
 ガイドさん達に連れられて、外の居酒屋での飲み会になった。
 おいしい料理と泡盛をやっつけながら、楽しい宴会の夜はふけていったのでした。


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