桜の花は青い透き通った空にも似合うけれど 水辺にもしっとりと似合う
夕陽色に染まる桜もまた心に染み入り 忘れがたい思い出とともに心に残る
オレンジ色の夕陽に染まる桜と水の波紋
水の波紋は大きく小さく 形を描いては消えていく
なんの悲しみもなかったように さらさらとしている
緑のこんもりお山ふたつ
なだらかな流れとリズムが漂っていますね
桜もおだやかな山でひとやすみしたそう
今宵は石の杯でさくらの花びら酒をいただきましょう
桜も緑のお山も影たちも うれしそうに石の杯に声をかけていますね
花海棠の蕾はふっくらと咲くのを 心待ちにしているようでした
桜につつまれたお家は どことなく幸せそう
あなたも桜のお家でほんの少しやすらいでいってください
石畳の道は桜までの道 桜から私たちへの道
道はいく通りもあるけれど 今この道へこれたことをありがとう
水はいろんな色を映し出している
こんなにたくさんのものを映し出しているのに 淀んだ色にならないのはなぜ?
淀んだものはさらさら流し 美しいものだけを見つめるから
それさえもとどめてはおかない かろやかさと爽やかさ
あなたはどこまで流れていくのですか・・・
夕陽のかけらが水に光って 少しづつ遠のいていきます
ふわっと一輪咲いた花海棠 淡い色の花びらが一枚一枚語りかけてきます
夢中で走り去ったときを振り返った時 この風景のようにあたたかい視線で
人も時間も場所も自分も 見ることが出来たらいいなぁ
スノーフレークはいつもこころの灯火が点っている
こころの灯火は消えたらまた灯そう 何度でも何回でも
周りのこころも少しでも明るくなるようなそんな明りがいいな