Shionの部屋

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2010/02/01

◆ 大学受験・２月にやっていたこと。

(1)

テーマ：高校生活～生徒の立場から・親の立場から・教師の立場から～(5137)

カテゴリ： ★ 子供 ★

「２月の大学受験生生活」について、覚えていることを、書いておきます。
（今書いておかないと、来年のメイの受験のときまでに忘れそうだし・笑）

私は大学付属の私立高校に在学し、内部進学で大学にすすみました。
だから、大学受験というものがどういう手順で進むのか、見当が付かず・・・
我が子の受験に直面して、初めて「高３生は１月が過ぎたら高校に行かなくていい」と知り、
とても驚きました。

リョウは、いわゆる「大手予備校」には通っていなかったので、
学校から「来なくていい。」と言われると、行くところがなくなりました。
もし私なら、公共の施設・・図書館の勉強室などに籠って勉強すると思うのですが、
リョウは図書館に行くことを勧めても「家で勉強するからいい。」と言い、
ずーっと、自室の勉強机で勉強していました。
（※英語の「センター対策」と「英文法」のみ、地元の塾に通って補習していましたが、
それも２月には授業が無くなってしまい･･･その塾には小さな机の自主勉強室しかなかったので
結局家で勉強、という結論になったようです。）

勉強時間は、朝８時頃に家族と普通に食事をして取り掛かり、
午前中に過去問、採点と直しをやってお昼ごはんを食べ、
午後は、理解が足りない部分について他の資料を読む・練習問題をやる、また過去問・・と繰り返していたみたいです。
午後は午前中より詰めて過去問をこなしていたようですが、
夜は１１時半か１２時には完全に就寝するという生活でした。

「朝、学校に行かなくていい」という生活を長期間、続けていると、
生活は自然と、夜遅くまで勉強し、朝はゆっくり起きてくる「夜型」になりがちですが、
リョウの学校では早いうちから「受験生期間の後半は朝型にするように」と指導があり、
その点は、私もリョウも意識して、夜遅くまで勉強しないように、気をつけていました。
とはいえ、だんだん勉強が過熱して、時々１時近くまで起きていることもありましたが。

２月に勉強していたのは、２月のひと桁から２０日頃までのあいだにポツポツとやってくる
受験校（＝私立大学）の過去問でした。
とりあえず、直近の受験校の問題に絞って勉強していたみたいです。（←泥縄？・笑）

どの教科を勉強していたか？ということですが･･･。
本来、受験教科のすべてを平たくやるべきなのでしょうが、リョウの場合、
「自分が得意な教科」に、特に時間を割いて勉強していたように見えました。
･･･今更不得意教科を勉強しても、点数が上がる確率は低い、と踏んだのでしょうか？（汗）
「もう政経はやらなくていいんじゃない？」と聞くと、「いや、学部ごとに突いてくる傾向が違うから。」と、「センターと違い、よりコアなことを問われても答えられるように」勉強を重ねていたようです。
学校側（学部）が求めている分野の知識をより深く知っておくことが必要だと思う、と言いつつ勉強していました。

全部の学校を受験してみて痛感したことは「やっぱりセンターレベル（基礎）を完全に理解していることが大切。その上のレベルを問うてくるのが私立大学の問題だから。」とのことです。

今振り返ると、大学受験は過去問題を１年間やり抜いた浪人生がたくさん参戦してくるし、
そのうえ、全国から優秀な生徒さんがどっと首都圏に押し寄せてくるので、
リョウのような、センター中心の勉強で、過去問の取り組みが遅い生徒などは、
ぜんぜん、出る幕が無かったというか、受験しても勝てる確率は低かったと思います。

それでもどうにか合格をもらった学校があり、無事現役合格を果たせましたので、
あきらめずに最後まで集中して勉強することが何よりも大切、ということなのでしょう。
次年度に受験生となる妹のときには、もっと早くから過去問に取り組むようにアドバイスしなくちゃ、と心にきざんでいます。

中学受験の付き添いのとき、７５０人ほどの受験生保護者が待機する会場を見まわし、
「合格をもらえるのは２００人だから、この中の７割くらいの子は不合格になるのね。」と気が遠くなったものですが・・・。
大学受験では、あっちの学校は１０倍、こっちの学校は１４倍、と、
どこの大学をチェックしても倍率が半端ではなく、
大学受験とはなんと熾烈な戦いであることか、とため息を付いたのでした。

我が家では、リョウは「初孫」。
周囲に大学受験経験者がいないため、手探り＆マイペースでたんたんと勉強を詰めました。
人によっては、明け方４時まで勉強したという話も聞くのですが、
どちらがより良い勉強方法なのかは、正直、よくわかりません。

大切なことは、落ち着いて集中してしっかり勉強すること・・に、限るのでしょうね。
見守る立場としては、とても落ち着いてなんか、いられませんでしたが。

浪人生活を送る、リョウのお友達も、２度目のチャレンジを頑張っています。
今度こそ、あたたかな明るい春が訪れるよう、祈る日々です。